先日より、ひょんなことからエキサイトモバイルに興味を持ちました。
これまでシムラボではエキサイトモバイルを取り扱っておらず、私も全く知識がなかったのですが、ここで特徴と注意点、おすすめの使い方を解説したいと思います。
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※本文内の料金はすべて税抜
エキサイトモバイルの特徴と料金
興味を持ったきっかけ
シムラボではこれまでエキサイトモバイルについて取り扱ったことはありません。
私自身も記事執筆前までは全く知識がありませんでした。
ですが、先日勝間和代さんという経済評論家の方のブログを読んでいると、エキサイトモバイルのSIMを契約しているとの記載を見ました。
勝間さんはスマホやタブレット、モバイルWi-Fiなど自宅・外出先のモバイル環境に徹底的にこだわり、研究と投資をされています。
ブログのタイトルの通り、かなりマニアックな内容を記載されているのでかなり面白いです。
その勝間さんが、数あるスマホキャリアの中でエキサイトモバイルを使っていることに大変驚きました。
エキサイトモバイル、知名度はそこそこありますが決して契約者数は多くないです。
ですが、モバイルや料金に徹底的にこだわる勝間さんが選んだのですから、何らかのメリットが有るのでしょう。
そんな事を考えているときに、たまたまエキサイトモバイルさんから記事執筆の依頼をいただき、本記事の作成に至りました。
勝間さんが選んだ理由
勝間さんはブログの中でエキサイトモバイルを契約している理由を以下の通り挙げていらっしゃいます。
- iPhone・iPadでテザリング可能
- SIMを追加して容量をシェアできる
- 従量制プランがある
勝間さんはエキサイトモバイルの他に、別途Fuji wifiを契約されています。(記事執筆時点)
1のiPhone・iPadでのテザリングについては、Fuji wifiを含めたソフトバンク系の大容量SIMではたしかにできません。
ですが、他の格安SIMならテザリング可能です。
また、2のSIMカード追加による容量シェアもほとんどの格安SIMで可能です。
ですので、おそらく勝間さんがエキサイトモバイルを選んだ最大の理由は3の従量制の料金プランが選べる、という点が大きいのでしょう。
料金プランは3つ
ここで、エキサイトモバイルの料金を調べてみました。
でんわパックプラン
メインと言うか、公式サイト上で一番推されているのが「電話パックプラン」です。
このプランは、データ通信と音声通話(かけ放題)がセットになったプランです。
<でんわパックプラン>
従量 | S | M | L | |
---|---|---|---|---|
データ 容量 | 0~10GB 使った分だけ | 5GB | 15GB | 35GB |
かけ放題の 時間 | 10分 | 3分 | 5分 | なし |
月額 料金 | データ 使用量により 1,900円~ 3,450円 | ¥2,650 | ¥3,880 | ¥6,980 |
特徴はやはりいちばん左の従量制のプランですね。
10分かけ放題がついたプランで、月に使ったデータ容量に応じて料金が変動する仕組みです。
データ容量を全く使わなかった月は自動的に料金安くなるので、月によるデータ使用量の変動がある場合はお得です。
プランに応じた時間のかけ放題がついており、この時間以内なら何度かけても追加料金はありません。(一部対象外の番号あり)
また、電話は専用のアプリから掛けるので、かけ放題の超過分も通常の半額の10円/30秒になります。
▼でんわパックプランの詳細▼
最適料金プラン
続いては「最適料金プラン」です。
このプランは、先程解説した「でんわパックプラン」の一番左の従量制のプランからかけ放題を除いたプランです。
個人的にはこのプランが一番おすすめですね。
月のデータ容量は15GBまでの従量課金制です。
また、SIMカードを3枚発行する3枚コースも最初から設定されています。
1契約に対して最大5枚まで申し込み可能です。
<最適料金プラン>
(データ専用SIM)
容量 | 1枚コース | 3枚コース |
---|---|---|
低速 | ¥500 | ー |
~100MB | ¥630 | ¥1,050 |
~500MB | ¥630 | ¥1,100 |
~1GB | ¥660 | ¥1,180 |
~2GB | ¥770 | ¥1,340 |
~3GB | ¥880 | ¥1,550 |
~4GB | ¥1,150 | ¥1,780 |
~5GB | ¥1,450 | ¥1,890 |
~6GB | ¥1,600 | ¥1,950 |
~7GB | ¥1,900 | ¥2,100 |
~8GB | ¥2,120 | ¥2,190 |
~9GB | ¥2,200 | ¥2,380 |
~10GB | ¥2,380 | ¥2,540 |
~11GB | ー | ¥2,830 |
~12GB | ー | ¥3,100 |
~13GB | ー | ¥3,450 |
~14GB | ー | ¥3,790 |
~15GB | ー | ¥3,980 |
この最適料金プランはデータSIMも音声SIMも選べます。
上記はデータSIMの料金ですが、+700円/月で通話ができる音声SIMにできます。
通話をよくする方はかけ放題付きの「でんわパックプラン」、通話をほとんどしない方はこちらの「最適料金プラン」がお得ですね。
最適料金プランでも、でんわアプリ「0037ダイヤラー」から電話を掛けることで半額の10円/30秒になります。
▼最適料金プランの詳細▼
定額プラン
最後は「定額プラン」です。
こちらは従量制ではなく、月に使えるデータ容量が決まっているプランです。
格安SIMで一般的なプランですね。
<定額プラン>
(データ専用SIM)
容量 | 1枚コース | 3枚コース |
---|---|---|
0MB | ¥650 | ¥1,100 |
1GB | ¥670 | ¥1,260 |
2GB | ¥770 | ¥1,450 |
3GB | ¥900 | ¥1,680 |
4GB | ¥1,170 | ¥1,980 |
9GB | ¥2,250 | ¥2,460 |
20GB | ¥3,980 | ¥4,480 |
30GB | ¥5,980 | ¥6,580 |
40GB | ¥7,980 | ¥8,580 |
50GB | ¥10,180 | ¥10,680 |
こちらも+700円/月で音声SIMにもできます。
定額プランもでんわアプリ「0037ダイヤラー」から電話を掛けることで通話料金は半額の10円/30秒になります。
従量制の「最適料金プラン」は際限なくデータが使えてしまうので、使いすぎが怖いという方はこちらの「定額プラン」が良いかもしれません。
月に使い切れずに余ったデータ容量は翌月に繰り越せますし、データ容量の変更も毎月可能です。
データ容量が50GBの大容量プランも選べるのがメリットですね。
(ただし大容量になるほど格安SIMの料金としては割高になります)
▼定額プランの詳細を見る▼
エキサイトモバイルの特徴
ここからはエキサイトモバイルの特徴とおすすめの使い方を解説していきます。
使った分だけ料金が請求
エキサイトモバイルの最大の特徴ははやり、使ったデータ容量に応じて料金が請求される「従量制プラン」がある点です。
この従量制プランがあるのは主要な格安SIMではエキサイトモバイルくらいですね。
月によってデータ使用量に変動が大きい方も、従量制プランなら無駄なく使えます。
また、データ使用量はほとんどゼロだけど、念のため高速通信も出来るようにしておきたいという方にもおすすめですね。
従量制の料金プランをお探しの方はこのエキサイトモバイル一択です。
容量シェア時も従量制
さらにエキサイトモバイルはSIMカードを追加して契約容量をわけあえます。
例えば家族3人で容量を分け合う場合も、データ使用量は3人の合計で計算されます。
SIM1枚毎に算出されるのではなく、あくまで3枚の合計使用量で料金が請求されるので無駄が少ないですね。
その他の特徴
その他、エキサイトモバイルにはこのようなサービスがあります。
- アプリからかければ通話料金半額
- 低速モードで使い放題
- バースト転送あり
マイページから低速モードに設定すれば、データ速度は最大200Kbpsに制限されるかわりに容量が使い放題になります。
また、低速モード設定時や速度制限時にも、一定容量のデータ読み込みが高速になる「バースト転送」があるため、低速時でも比較的快適にWEB閲覧などが可能です。
▼プランの詳細を見る▼
エキサイトモバイルがおすすめ人
エキサイトモバイルは、こんな方におすすめです。
- 月毎のデータ使用量の変動が大きい
- データ容量をほぼ使わない
繰り返しになりますが、エキサイトモバイルの最大の特徴は従量制のプランがあることです。
よって、データの使用量が月によって大きく変動する方は大きな恩恵があるでしょう。
また、「普段は全くデータ通信を使わないけど、たまに使うので念のため契約しておきたい」という方もエキサイトモバイルはおすすめです。
使わなければ500円~630円で維持できますし、使う月だけ使った分の料金が請求されます。
タブレットに挿して使う
音声SIMで使うのはもちろんですが、データ専用SIMとしてエキサイトモバイルを契約するのもおすすめです。
タブレットに挿して使うのもエキサイトモバイルが最適ですね。
例えば私はドコモで販売された「dtab Compact d-02K」というタブレットを中古で買って使っています。
普段はWi-Fi環境のある自宅で使うので、SIMカードは入れていません。
ですが、旅行に持っていく際にはWi-Fi環境がないと使い物にならないんですよね…。
多くのホテルには無料でWi-Fiが飛んでいるのですが、速度が遅くて使えないことも多いです。
また、移動中に使いたい場合もあります。
そんなときはスマホからテザリングするのですが、いちいち設定するのが面倒です。
ですが、エキサイトモバイルの最適料金プランのデータ専用SIMを普段から入れておけば、使いたい場合もわざわざテザリングすることなく通信できます。
もちろん、使わない月も料金を抑えられます。
このようにサブの回線として契約するのにもおすすめですね。
通信障害に備える
また、通信障害に備えるために契約しておくのもありだと思います。
2019年にはソフトバンクで大規模な通信障害が起き、私のスマホも使えなくなりました。
私はSIMをたくさん契約しているので回避できましたが、ほとんどのソフトバンク・ワイモバイルユーザーは大変困ったと思います。
通信障害はそう頻繁に起こることではありませんが、万が一起きた場合に致命的な影響がある方は複数の回線のSIMを契約しておくのもありです。
普段はソフトバンク・ワイモバイルやauの回線を使っている方は、それらの回線で障害が起きたときのためにドコモ回線を契約しておくのが良いでしょう。
ドコモ回線の格安SIMは多数ありますが、普段から契約しておくなら料金が使った分しか請求されないエキサイトモバイルはバックアップ用に最適です。
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注意点・デメリット
一方で、いくつか注意点もあります。
お昼や朝夕の通信速度
最大の注意点は通信速度です。
私もエキサイトモバイルの速度を計測していますが、エキサイトモバイルの速度は格安SIMの平均か少し速いレベルです。
格安SIMの中では決して遅くはないですが、ドコモ・au・ソフトバンクなどに比べると速度は大きく劣ります。
特にお昼はかなり速度が低下します。
また、朝夕の通勤時間帯にも通信が集中し、やや遅いです。
LINEやメール、通話が中心でスマホはそんなに使わないという方は問題ありませんが、お昼や朝夕もTwitterやInstagram、Youtubeなどの動画を観る方は少々つらいでしょう。
ちなみに勝間さんも、外出先では速度が速いFuji wifiをメインで使いながら、メール・SNSをみる場合やソフトバンク回線がうまくつながらない場合のバックアップにエキサイトモバイルを使っていらっしゃるようです。
ドコモ回線しか選べない
エキサイトモバイルはドコモ回線しか選べません。
最近ではドコモ・au・ソフトバンクの回線を複数扱うマルチキャリアの格安SIMが増えてきましたが、エキサイトモバイルはドコモ回線のみです。
SIMフリー端末やドコモで買ったスマホはそのまま使えますが、auやソフトバンクで買ったスマホはSIMロック解除が必要です。
また、auやソフトバンクのAndroidスマホはSIMロック解除しても使えない場合もあります。
ソフトバンクからの乗り換えはmineoやLINEモバイルのソフトバンク回線、auからの乗り換えはUQモバイルやBIGLOBEモバイル(A)がおすすめです。
最低利用期間/違約金あり
エキサイトモバイルの音声SIMには1年間の最低利用期間が設定されています。
契約翌月を1ヶ月目とした12ヶ月以内に解約・MNP転出すると9,500円+税の解約事務手数料がかかります。
主要なスマホキャリア・格安SIMキャリアでは2019年10月から違約金が最大1,000円に抑えられました。
それを気に、最低利用期間・違約金なしになったキャリアも多いです。
ですが、エキサイトモバイルはその規制対象から外れたため、いまでも9,500円の違約金が残っているので注意が必要です。
エキサイトモバイルの契約はこちら!
以上、エキサイトモバイルの特徴とおすすめの使い方の解説でした。
データが使った分だけ請求される従量制のプランが最大の特徴です。
大手キャリアに比べると料金が安いので、メイン回線として契約すればスマホ料金を大幅に節約できます。
また、サブの回線として使うのもアリですね。
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