本記事ではOCNモバイルONEの便利機能「節約モード」を解説します。
OCNモバイルONEでは現在2つのコースが選べますが、この節約モードが大きな鍵になります。
よく読んでコース選択の参考にしてください。
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OCNモバイルの節約モードとは
速度を低速に切り替え可能
OCNモバイルONEには節約モードという便利機能があります。
これは、データ通信速度を手動で低速に切り替える機能です。
データ通信速度は制限されて遅くなりますが、節約モードにしている限りは契約した基本データ容量は消費されません。
データ容量は消費しない
節約モードの最大のメリットは、データ容量を消費しないことです。
例えば3GBのプランを契約している方は、通常モードならデータ通信をするたびに残り容量が3GBからどんどん減っていきます。
しかし、節約モードに設定している間はこの3GBの容量は減りません。
速度が遅いのでできることは限られるものの、うまく使うことで契約しているデータ容量を節約できます。
通信速度は最大200Kbps
節約モードではデータ容量は消費されず無制限に使い放題になりますが、かわりにデータ速度は制限されます。
節約モード時の通信速度は最大200Kbps(0.2Mbps)です。
そのため、節約モードでできることは限られます。
また、2019年11月から開始した新コースでは、低速での使用データ量が契約容量の半分を超えると、200Kbpsからさらに制限されます。
バースト転送で体感が速い
前章の通り、OCNモバイルONEの節約モードはデータ速度が最大200Kbpsに制限されます。
しかし、OCNモバイルONEには「バースト転送」という仕組みが導入されています。
バースト転送とは、低速通信時もデータ読み込み速度の初速部分を高速通信にすることで、表示したいデータを速く表示できる仕組みです。
このバースト転送により、体感速度は実際には幾分快適になります。
最初のOCNモバイルONEのバースト転送では、最初の150KB分のデータ読み込みは高速通信になります。
よって、WEB画面を表示する際も画像以外の大枠は表示されるので次のアクションにうつりやすいですし、Twitterのタイムラインを読み込む場合も画像・動画以外の部分は比較的早めに表示されます。
150KB分のデータを読み終えたら、最大200Kbpsの低速に戻ります。
節約モードの通信制限
OCNモバイルONEの新コースの節約モードには通信制限があります。
新コースを契約している方は、低速通信の使用量が契約容量の半分を超えると速度が最大200Kbpsからさらに制限されます。
3GBプランを契約している方は、低速で1.5GB使うと制限されます。
契約容量 | 低速通信の 容量上限 |
---|---|
500MB | 250MB(0.25GB) |
1GB | 0.5GB |
3GB | 1.5GB |
6GB | 3GB |
10GB | 5GB |
500MBプランや1GBプランだと比較的すぐに通信制限がかかってしまうので注意してください。
低速がさらに制限される場合の最大速度は60kbpsです。
節約モードON時の最大速度が200kbpsなので、1/3以下の速度になりますね。
【OCN モバイル ONEの場合】
コースによって定められている1暦月ごとの低速通信状態での利用制限基準値を超えたタイミングです。
そこからは更に通信速度が60kbpsまで制限されます。
詳細:通信制限はいつからいつまで? | OCN
通信制限がかかると、アプリのトップページに「低速通信の速度制限中」という表示が出ます。
節約モードがいつもより遅いなと感じたら確認してみてください。
なお、OCNモバイルONEの旧コースは、低速でいくら使っても速度制限がかかることはありません。
節約モードの通信制限の解除方法
OCNモバイルONEの新コースで節約モードの通信制限がかかった場合、解除方法はありません。
高速通信の容量を使い切って通信制限がかかった場合は容量を追加(チャージ)すれば制限は解除されますが、節約モードの通信制限は解除されません。
節約モードの通信制限がかかってしまうと当月中はずっと通信制限がかかったままなので注意してください。
節約モードへの切り替え方法
料金無料・申し込み不要
OCNモバイルONEの節約モードは、SIMカード契約者なら誰でも利用できる標準サービスです。
料金は無料ですし、オプションでもありませんので申し込み手続きも不要です。
切り替えはアプリで
節約モードへの切り替えは、「OCNモバイルONEアプリ」でできます。
アプリ下段の「節約モード」をOFFからONに切り替えるだけで設定が完了です。
いつでも好きな時に、即座に切り替えできます。
マイページでも切替可能
切り替えはマイページでもできます。
LTEモデルのPCやルーターなどにOCNモバイルONEのSIMを挿して使っている場合は、この方法で切り替えましょう。
マイページにアクセス後、「節約モード切替」欄の切替ボタンを押せば設定が完了します。
1日に何度も切り替え可能
節約モードは何度でも・好きなタイミングで切替可能です。
回数や切替間隔の制限はありません。
もちろん、自由に高速通信に戻すことも可能です。
節約モードでできる/できないこと
メール・LINEの送受信可能
節約モードは最大200Kbpsですが、メールやLINEの送受信なら問題ないでしょう。
ただし、快適なのは文字のやり取りのみです。
ファイルを添付したメールの送受信や、LINEの画像のやり取りなどは少々時間がかかります。
音楽・ラジオ視聴も可能
節約モードで最もおすすめする使い方は音楽・ラジオの視聴です。
最近では音楽ストリーミングサービスを利用している方も多いですが、音楽視聴なら節約モードで十分です。
長時間音楽を流しっぱなしにする場合も、節約モードならデータ容量を消費しませんので、容量の節約になります。
ちなみに、OCNモバイルONEには「MUSIC カウントフリー」という、対象サービスの音楽ストリーミングがカウントフリーになるサービスもあります。
また、radikoなどのラジオ視聴も快適でしょう。
WEB閲覧・SNSはつらい
一方、WEBサイトやSNSの閲覧はかなり苦しいでしょう。
バースト転送はあるものの、WEBサイトやSNSには画像が多く使われておりなかなか読み込みません。
SNSにおいても、文字ベースのTwitterなら何とかなりそうですが、画像・動画が中心のInstagramやFacebookはかなり遅延が発生します。
動画視聴は諦めよう
節約モードでの動画視聴は諦めましょう。
データ容量を最も消費する動画視聴を節約モードでできたら最高なのですが、最大200Kbpsでは話になりません。
Youtubeなどの動画をよく観る方は、BIGLOBEモバイルのエンタメフリーがおすすめです。
音声SIMとセットなら月額308円で、YoutubeやAbemaTVなどの動画、音楽ストリーミングが見放題・聴き放題になります。
テザリングも可能だが…
OCNモバイルONEの節約モードでは、テザリングも可能です。
テザリングして消費した容量も消費しません。
ただし、通信速度が最大200kbpsなので、PCやゲーム機で使うのはかなりツライです。
テザリングをよく使う方は、低速でも最大1Mbpsで使えるUQモバイルがおすすめです。
新コースと既存コースの違い
冒頭で書いた通り、OCNモバイルONEでは2019年11月下旬から新コースの提供が開始されました。
現在は既存コースと新コースのいずれかが選べます。
新コースは低速に制限あり
新コースは節約モードおよび容量を使い切った後の速度制限時の速度に制限があります。
新コースを契約している方は、低速通信の使用量が契約容量の半分を超えると、速度が最大200Kbpsからさらに制限されます。
3GBプランを契約している方は、低速で1.5GB使うと制限されます。
契約容量 | 低速通信の 容量上限 |
---|---|
1GB | 0.5GB |
3GB | 1.5GB |
6GB | 3GB |
10GB | 5GB |
プランによりますが、低速モードでネットラジオを流しっぱなしにしている方などを除けば、通常の方は制限がかかるようなことはなさそうです。
おすすめは新コース
おすすめは断然新コースです。
新コースは既存コースよりも料金が安いです。
<音声SIMの料金比較>
容量 | 新コース (4/1~) | 既存コース | 差額 |
---|---|---|---|
1GB | ¥847 | ー | ー |
3GB | ¥1,089 | ¥1,791 | -¥702 |
6GB | ¥1,452 | ¥2,396 | -¥944 |
10GB | ¥1,936 | ¥3,485 | -¥1,549 |
20GB | ー | ¥5,324 | ー |
30GB | ー | ¥7,236 | ー |
また、新コースのほうが通信速度も速いです。
OCNモバイルONE担当者に伺ったところ、「今後も新コースの速度のほうが速くなるように調整していく」とのことでしたので、通常は新コースのほうがおすすめです。
既存コースは200Kbps使い放題
前章の通り、通常は新コースのほうがおすすめです。
しかし、節約モードでたくさん容量を使う方は既存コースにしましょう。
現在も既存コースが申し込めますし、既存コースなら低速でどれだけ使っても最大200Kbpsから更に制限されることはありません。
使い放題です。
ネットラジオを一日流しっぱなしにしている方など、節約モードをフル活用している方は既存コースのほうがおすすめです。
ただし料金は既存コースのほうが高く、高速通信の速度も遅くなる可能性が高いです。
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OCNの節約モードの注意点
シェア時もSIM毎に切替可能
OCNモバイルONEでは、SIMカードを追加して契約したデータ容量を複数のSIMで分け合う「容量シェア」というサービスがあります。
家族でOCNモバイルONEに契約する場合や、1人でスマホとタブレットなどに複数のSIMを挿して使う場合におすすめです。
この容量シェアを利用して複数のSIM間でデータ容量を分け合っている場合も、SIMカード1枚毎に節約モードへの切り替えが可能です。
「親回線を節約モードに切り替えると、子回線もすべて節約モードになる」といったことはありませんので安心してください。
契約初日は切り替え不可
OCNモバイルONEでSIMカードを申し込んだ初日は節約モードへの切り替えはできません。
家電量販店やゲオなどでは、OCNモバイルONEのSIMカードを即日発行できます。
申し込んだ当日にデータ通信ができるのですが、この場合に節約モードが使えるのは申し込みの翌日以降です。
3日間の速度制限はなし
OCNモバイルONEの節約モードは、3日間の使用量による速度制限はありません。
格安SIMにはOCNモバイルONEの節約モードのようなサービスを実施しているキャリアも多いですが、中には低速通信のデータ消費量が3日間で366MBを超えると速度がさらに遅くなるキャリアもあります。
通常は最大200Kbpsだが、3日間で使いすぎると128Kbpsに更に制限されます。
ですが、OCNモバイルONEの節約モードにはそのような制限はありません。
節約モードに設定している間は、いくら使っても最大200Kbpsで通信できます。
節約モードなのに容量が減る?
節約モードをONにしていても容量が減る場合、ほとんどはアプリのデータ容量表示が原因だと思われます。
OCNモバイルONEのアプリを開くと、まずは前回のデータ取得時のデータ残量が表示され、しばらくして最新の残量に更新されます。
このデータ残量の反映にタイムラグがあるため、節約モードをONにしていてもデータが減ったように見えます。
万が一、それ以外の理由でデータ容量が減って困る場合は、十分な証拠を確保した上でOCNモバイルONEのサポートセンターに問い合わせてみてもよいかもしれません。
OCNの節約モードが遅い場合
節約モードがいつもより遅いと感じた場合は節約モードの通信制限がかかっている可能性があります。
OCNモバイルONEの新コースの節約モードには容量制限があります。
節約モードをONにした状態で契約している基本容量の半分を使った場合、速度がさらに制限されます。
例えば、3GBプランを契約中の方は節約モードで1.5GB使うと制限がかかります。
通信制限がかかるとアプリに「低速通信の速度制限中」という表示が出るので、確認してください。
低速通信の速度制限がかかると解除する方法はないので、当月中は我慢するしかありません。
低速モードでデータ容量を賢く節約しよう
以上、OCNモバイルONEの節約モードの解説でした。
節約モードは通信速度は制限されますが容量は消費しませんので、うまく使えばデータ容量を節約できます。
是非活用してください。
OCNモバイルONEの申し込みは「OCNモバイルONE公式サイト」からどうぞ!
契約前には必ずキャンペーン情報・セール情報を確認してください。
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