本記事ではソフトバンクから他社に番号そのままで乗り換える際のおすすめキャリアを解説します。
ソフトバンクから乗り換えならワイモバイルが一番おすすめですが、人によってはLINEMOを選んでもよいでしょう。
ただし、データ容量をたくさん使う方は楽天モバイル検討してください。
▼おすすめはワイモバイル▼
ソフトバンクのおすすめ乗り換え先
ソフトバンクからのおすすめの乗り換え先は基本的にワイモバイルかLINEMOです。
はじめて格安SIMに乗り換える方はワイモバイルが良いでしょう。
ただしワイモバイルは月25GBまでのプランしかありませんので、月25GB以上使う方は楽天モバイルを選んでください。
おすすめキャリア | |
---|---|
シムラボの おすすめ | ワイモバイル LINEMO |
データ使用が 月25GB以上 | 楽天モバイル |
ワイモバイル
まず紹介するのはワイモバイルです。
ソフトバンクのサブブランドで、ソフトバンクとほぼ同じ品質のサービスが格安で受けられます。
同じグループのLINEMOもおすすめですが、ワイモバイルなら全国に店舗があって安心です。(LINEMOはオンラインのみ)
格安SIMへの契約が初めての方で、月のデータ使用量が25GB以下なら迷わずワイモバイルを選びましょう。
詳細:ワイモバイルのメリット/デメリットまとめ
詳細:ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える手順
▼おすすめはワイモバイル▼
今のスマホがそのまま使える
ソフトバンクからの乗り換え先としてワイモバイルをおすすめする最大の理由は、今使っているスマホがそのまま使えることです。
ソフトバンクとワイモバイルは同じ回線を使っているため、今ソフトバンクで使えているスマホはほぼ間違いなくワイモバイルでも使えます。
SIMロック解除も不要
2021年5月11日までに購入したソフトバンクの端末にはSIMロックがかかっており、本来は他社で使う前にSIMロック解除が必要です。
しかし、同じソフトバンクグループ内のワイモバイル・LINEMOに乗り換える場合はソフトバンク側で自動的にSIMロック解除してもらえます。
2021年8月18日(水)以降にブランド間でのりかえのお申し込みをされたお客さまへ
ソフトバンクからワイモバイルおよびLINEMO(ラインモ)へのブランド間ののりかえの場合、のりかえ前にご利用いただいているソフトバンク製品のSIMロック解除手続きを同時に実施しますので、お客さまのお申し出によるSIMロック解除手続きは不要です。
引用:ソフトバンク公式サイト
そのため自分でSIMロックを解除する必要がなく、SIMを差し替えてAPN設定するだけで使えます。
ドコモ回線やau回線を使うキャリアに乗り換える場合、今使っているスマホが使えない場合があります。
また、使える場合でもSIMロック解除が必要な場合もあり、少々面倒です。
端末が使える/使えないを判断するのは少々難しいので、よくわからない方はワイモバイルに乗り換えるのが安心です。
ソフトバンクより料金が安い
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える最大のメリットは料金の安さです。
ワイモバイルのメインプラン「シンプルS/M/L」の料金は以下のとおりです。
<シンプルS/M/Lの料金表>
プラン | S | M | L |
---|---|---|---|
データ 容量 | 3GB 1年間:5GB | 15GB 1年間:20GB | 25GB 1年間:30GB |
月額 料金 | ¥2,178 | ¥3,278 | ¥4,158 |
家族割・ おうち割 適用後料金 | ¥990 | ¥2,090 | ¥2,970 |
制限時の 最大速度 | 最大 300kbps | 最大 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 10分かけ放題:+770円 かけ放題:+1,870円 |
※税込
※データ容量は1年間無料で増量
3GBプランが月2,178円、15GBで3,278円、25GBで4,158円です。
家族割か光回線とセット割を適用すれば25GBが月2,970円で利用可能です。
ソフトバンクのメインプラン「メリハリ無制限」の通常料金は月7,238円なので、ワイモバイルの安さは圧倒的ですね。
使いきれずに余ったデータ容量は翌月に繰り越されますし、プランM/Lは容量を使い切ったあとも最大1Mbpsの速度で使い放題です。
ソフトバンクから乗り換えるだけで一人あたり月5,000円近い節約も可能で、家族で乗り換えればさらにお得です。
▼乗り換えはこちら▼
家族割でさらに料金割引
ワイモバイルでは、家族で複数回線のスマホを契約した場合、2台目以降の基本料金が毎月割引になる「家族割」のサービスがあります。
もともと安いシンプルS/M/Lもさらに月1,188円割引されます。
<シンプルS/M/Lの家族割>
S | M | L | |
---|---|---|---|
通常時の 料金 | ¥2,178 | ¥3,278 | ¥4,158 |
家族割 適用後の料金 | ¥990 | ¥2,090 | ¥2,970 |
※割引は2回線目から
LINEMOやUQモバイルは家族割対象外なので、2回線以上契約する方はワイモバイルがお得です。
家族がいる方はぜひワイモバイルで揃えたほうがお得ですね。
ワイモバイルもおうち割の対象
現在ソフトバンクを契約中の方は自宅の光回線をソフトバンク光にして、「おうち割 光セット」による割引を受けている方も多いと思います。
この光回線とのセット割はワイモバイルでも適用されます。
現在ソフトバンク光/ソフトバンクエアーを契約している方は、ワイモバイルの料金が毎月1,188円割引されます。
今使っているソフトバンク光/ソフトバンクエアーのまま割引が適用されるのでかんたんですね。
<おうち割適用後の料金>
S | M | L | |
---|---|---|---|
シンプルS/M/L 通常料金 | ¥2,178 | ¥3,278 | ¥4,158 |
おうち割 適用後 | ¥990 | ¥2,090 | ¥2,970 |
※税込
※上記ネット料金が加算
ワイモバイルでおうち割が適用されれば、プランSは月990円・プランMは月2,090円で使えます。
光回線を他社に変更する必要もなく、もともとお得なワイモバイルの料金がさらに安くなりますね。
スマホと光回線をセットにするのはスマホ料金節約の必須のテクニックです。
もしワイモバイル以外のキャリアに乗り換える場合も、必ず光回線とのセット割があるキャリアを選びましょう。
おうち割の詳細はこちらにまとめています。
ワイモバイルは通信速度が速い
ワイモバイルは通信速度が速いのもメリットです。
ソフトバンクとほとんど同じレベルの速度が一日中出ているので、ソフトバンクから乗り換えてもこれまで通り使えるでしょう。
他の多くの格安SIMはドコモ・au・ソフトバンクから回線の一部を借りて運営しているため、お昼や夕方の回線が混雑する時間帯には速度が遅くなります。
特にお昼は1Mbps前後に落ち込み、WEBサイト・SNSの閲覧や動画視聴に影響が出ます。
ただし、ワイモバイルは一日中速いので心配不要です。
シムラボでもワイモバイルの通信速度を毎月測定していますが、回線が最も混雑するお昼でも50Mbps以上出ていて快適です。
お昼や夕方も含めて快適に使いたい方はワイモバイルを選びましょう。
余ったデータは繰り越し可能
ワイモバイルにはソフトバンクにない「データ繰り越し」の仕組みがあります。
当月に使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越されますので、月によるデータ使用量の変動もうまく吸収できます。
またデータ容量を使い切った後も、プランM/Lなら最大1Mbpsの速度で使えます。
最大1MbpsあればYoutubeも480p画質くらいならつまらずに見れますし、WEBサイトやSNSなどもそこそこ閲覧できます。
全国の店舗でサポート可
他の格安スマホ会社と違い、ワイモバイルは全国に店舗があります。
スマホの契約などはオンラインストアで十分ですが、何か困ったときや緊急の場合には街のワイモバイルショップに行けば対応してくれます。
特に初めて格安SIMに乗り換える方は、何かあったときのために店舗があるのは安心ですね。
現在はソフトバンクショップでもワイモバイルの取り扱いが始まり、全国に2,000店舗以上あります。
これまでソフトバンクで通っていた店舗でもワイモバイルを扱っているので安心です。
次に解説するLINEMOはオンライン専用プランなので、各種手続きは全てオンラインで完結しなければなりません。
月のデータ使用量によってはLINEMOの方がお得な場合もありますが、店舗があったほうが安心という方はワイモバイルを選びましょう。
上記以外にもワイモバイルのメリットは数多く、乗り換え先の中では最もおすすめです。
ワイモバイルのメリット・デメリットや評判はこちらにまとめています。
▼乗り換えはこちら▼
ワイモバイルのデメリット
ここまでソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるメリットを解説してきましたが、ワイモバイルには注意点やデメリットもあります。
- データ容量は最大25GB
- iPhoneは遅れて発売
- 乗り換えキャンペーンなし
- さらに安いキャリアも
データ容量は最大25GB
ワイモバイルの最大のデメリットは最大25GBまでのプランしか選べないことです。
ソフトバンクの大容量プラン・使い放題プランで月25GB以上使っていた方はワイモバイルでは対応できません。
どうしても25GBで足りない方はのちほど解説する楽天モバイルも契約しましょう。
楽天モバイルならデータ使い放題でも月3,278円で、ワイモバイルのプランLよりも安いです。
エリアの広さや電波の安定性はソフトバンク・ワイモバイルには劣りますが、使い放題で月3,278円は破格の料金です。
▼使い放題でも月3,278円▼
最新のiPhoneは遅れて発売
ソフトバンクはApple Storeと同日に最新のiPhoneが発売されますが、ワイモバイルは数ヶ月遅れて発売されます。
そのため、最新のiPhoneが使いたい方はApple Storeや楽天モバイル 楽天市場店などでSIMフリーのiPhoneを端末のみ購入し、自分でSIMを差し替えて使う必要があります。
自分で端末のみを購入して使うのもかんたんですが、よくわからない方は少し不安ですね。
乗り換えキャンペーンは対象外
ソフトバンクとワイモバイルは同じグループのため、乗り換えキャンペーンはありません。
ワイモバイルではSIMのみ契約で1万円程度のPayPayポイント還元を実施していますし、端末セットで乗り換えれば最大21,600円の割引が適用されますが、ソフトバンクからの乗り換えはいずれも対象外です。
ただし、ソフトバンクから乗り換え時は初期費用が無料になりますし、ワイモバイルに乗り換えることで毎月の料金を大きく節約できます。
個人的にはあまり気にせず乗り換えたほうが良いと思います。
料金がさらに安いキャリアも
ワイモバイルの料金はソフトバンクに比べると安いですが、他にはさらに安いキャリアもあります。
例えば次章で解説するLINEMOなら3GBが月990円・20GBが月2,728円で、キャンペーンでさらに割引になることもあります。
ワイモバイルは家族割・おうち割を適用すると安いですが、通常価格は音声3GBが月2,178円なので、これらのキャリアに比べると少し高いです。
ただし店舗が全国にあるなどのメリットも含めるとワイモバイルがおすすめです。
特に初めて格安SIMに乗り換える方はMVNOやオンライン専用プランよりワイモバイル・UQモバイルなどのサブブランドがおすすめです。
私も格安SIMデビューはワイモバイルでした。
▼乗り換えはこちら▼
LINEMO
続いて紹介するのはLINEMO(ラインモ)です。
同じソフトバンクグループのオンライン専用ブランドで、ソフトバンクと同じ通信品質・通信速度で、料金はワイモバイルより安い場合もあります。
さらにLINEはカウントフリーなので、LINE電話やビデオ通話をする方にもおすすめです。
▼ワイモバイルより安い▼
今のスマホがそのまま使える
ソフトバンクからLINEMOに乗り換える最大のメリットは、ソフトバンクで今使っているスマホがそのまま使えることです。
ソフトバンクとLINEMOは同じ回線を使っているため、今ソフトバンクで使えているスマホはほぼ間違いなくLINEMOでも使えます。
SIMロック解除も不要
2021年5月11日までに購入したソフトバンクの端末にはSIMロックがかかっており、本来は他社で使う前にSIMロック解除が必要です。
しかし、同じソフトバンクグループ内のLINEMO・ワイモバイルに乗り換える場合はソフトバンク側で自動的にSIMロック解除してもらえます。
2021年8月18日(水)以降にブランド間でのりかえのお申し込みをされたお客さまへ
ソフトバンクからワイモバイルおよびLINEMO(ラインモ)へのブランド間ののりかえの場合、のりかえ前にご利用いただいているソフトバンク製品のSIMロック解除手続きを同時に実施しますので、お客さまのお申し出によるSIMロック解除手続きは不要です。
引用:ソフトバンク公式サイト
そのため自分でSIMロックを解除する必要がなく、SIMを差し替えてAPN設定するだけで使えます。
詳細:LINEMOのAPN設定(iPhone/Android)
ドコモ回線やau回線を使うキャリアに乗り換える場合、今使っているスマホが使えない場合があります。
また、使える場合でもSIMロック解除が必要な場合もあり、少々面倒です。
端末が使える/使えないを判断するのは少々難しいので、よくわからない方はLINEMOに乗り換えるのが安心です。
ソフトバンクより料金が断然安い
LINEMOの最大のメリットは料金の安さです。
前章で解説したワイモバイルよりさらに安いです。
<LINEMOの料金プラン>
ミニプラン | スマホプラン | |
---|---|---|
データ容量 | 3GB | 20GB |
月額料金 | ¥990 | ¥2,728 |
制限時の 最大速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps |
通話料 | 22円/30秒 5分かけ放題:+550円 かけ放題:+1650円 |
音声3GBプランは月990円です。
ワイモバイルは家族割・おうち割を適用して990円でしたが、LINEMOは単体で990円です。
音声20GBも2,728円で使えます。
通信制限時の最大速度もワイモバイルと同じで、ミニプラン(3GB)は最大300kbps、スマホプラン(20GB)は最大1Mbpsです。
最大1MbpsならYoutubeも480p画質までならつまらずに視聴できますし、SNSやWEBサイトもなんとか視聴できます。
LINEはギガフリー
LINEMOにはLINEで消費したデータ容量がカウントされない「LINEギガフリー」というサービスがあります。
LINEの文字やスタンプのやり取りはそれほどデータ容量を消費しませんが、音声通話やビデオ通話もカウントフリーになるのがメリットです。
家族・友人や恋人同時でLINE通話を長時間する方にもおすすめです。
また、データ容量を使い切った後もLINEは高速で通信できます。
▼乗り換えはこちら▼
LINEMOのデメリット
ただし、LINEMOにもいくつかデメリット・注意点があります。
- 店舗がない
- 3GB・20GBしかプランが選べない
- キャンペーン対象外
店舗がない
LINEMOの最大のデメリットは店舗がないことです。
LINEMOはオンライン専用のブランドで、店舗を持たないことで料金を安くしています。
ソフトバンクの店舗でもサポートしてくれません。
手続きはオンラインで簡単にできるので慣れれば問題ないですが、初めて格安SIMに乗り換える方は少々不安かもしれません。
店舗があったほうが良いという方はワイモバイルの方がおすすめです。
シムラボでも初めて格安SIMを契約する場合は店舗があるワイモバイル・UQモバイル・楽天モバイルをおすすめしています。
プランが2つしか選べない
LINEMOは月3GBのミニプランと月20GBのスマホプランの2つしか選べません。
特に5GB~10GBの方が20GBのスマホプランを契約するのはもったいないですし、20GB以上使う方は選択肢がありません。
3GBでは少し足りないという方はワイモバイルも検討しましょう。
1年間は無料で5GB使えますし、15GBのプランMも選べます。
1回線のみなら少々割高ですが(それでもソフトバンクよりもかなり安い)、家族割やおうち割を適用すればかなり安くなります。
20GB以上使う方はのちほど解説する楽天モバイルを検討しましょう。
乗り換えキャンペーンは対象外
LINEMOはソフトバンクのプランの一つという位置づけのため、乗り換えキャンペーンはありません。
通常、LINEMOでは高額のPayPayポイントが還元されるキャンペーンを実施していますが、ソフトバンクからの乗り換えは対象外です。
ただし、ソフトバンクから乗り換え時は初期費用が無料になりますし、LINEMOに乗り換えることで毎月の料金を大きく節約できます。
個人的にはあまり気にせず乗り換えたほうが良いと思います。
▼乗り換えはこちら▼
▼お得なキャンペーン実施中▼
楽天モバイル
続いて紹介するおすすめの乗り換え先は楽天モバイルです。
月25GB以上使う方は楽天モバイルを検討しましょう。
データ使い放題・国内通話かけ放題で月3,278円は破格の安さです。
エリアの広さ・電波の安定性はソフトバンクやワイモバイル・LINEMOに劣りますが、最近ではかなり改善してきました。
データ使い放題で3,278円
楽天モバイルの最大のメリットは使い放題プランの料金の安さです。
料金プランは月のデータ使用量に応じて変動する従量課金制で、20GB以上はどれだけ使っても月3,278円です。
<Rakuten UN-LIMIT VII 料金表>
容量(※1) | 基本料金 | 通話料金 |
---|---|---|
3GB まで | ¥1,078 | 国内通話 かけ放題 (※2) |
3GB~ 20GBまで | ¥2,178 | |
20GB以上 無制限 | ¥3,278 |
※1:楽天回線エリア外は5GB以降最大1Mbpsに制限
※2:一部かけ放題対象外あり
ソフトバンクのメインプラン「メリハリ無制限」の通常料金は月7,238円なので、楽天モバイルは半額以下で使い放題です。
以前は1日10GB以上使うと速度制限がかかっていましたが、2022年後半頃に廃止されました。
現在はデータ容量をどれだけ使っても3,278円しかかからないので、かんたんに料金を節約できます。
国内通話が無料でかけ放題
楽天モバイルは全ての契約者が無料で国内通話かけ放題が使えるのもメリットです。
専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、固定電話や他社携帯電話も含めて料金が無料です。
アプリの利用料金も無料なので、通話が多い方や長電話をする方はかなりお得です。
(ナビダイヤルなど一部電話番号は有料)
ソフトバンクやワイモバイル・LINEMOでかけ放題プランを契約しようとすると追加で2,000円近くかかるのに対し、楽天モバイルは無料でかけ放題です。
通話が多い方はさらにお得になります。
詳細:Rakuten Linkでできること | 楽天モバイル
最新のiPhoneが安い
楽天モバイルはソフトバンクと同じく最新のiPhoneが発売と同時に購入できます。
先に解説したワイモバイルは数年遅れて発売されますが、楽天モバイルならいち早く購入できます。
さらに、楽天モバイルのiPhoneの端末価格はソフトバンクよりも安く、4キャリアで最安値です。
キャンペーンやポイント還元を含めるとApple Storeよりも安く買えるので、最新のiPhoneを使いたい方は楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルのiPhoneはSIMフリーですしApple Storeで販売されている端末と全く同じなので、安心して使えます。
機種変更でiPhoneを使う場合もお得に購入できます。
楽天モバイルのデメリット
ここまでソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリットを解説してきましたが、楽天モバイルには注意点やデメリットもあります。
- 回線エリア・通信の安定性は劣る
- Androidは使えない端末が多い
- SIMロック解除が必要
回線エリアが狭い・電波が不安定
楽天モバイルの最大のデメリットは回線エリアです。
楽天モバイルは自社回線を使ったデータ通信が月3,278円で使い放題なのが最大のメリットですが、自社回線の基地局はソフトバンクなどに比べてまだまだ少ないです。
2022年10月末時点で自社回線の人口カバー率は98%を突破したと宣伝していますが、これは日本の国土の98%を網羅したというわけではありません。
楽天回線エリア以外は「パートナー回線エリア」と呼ばれ、auの回線を借りて運営しています。
このエリア内で使える高速通信のデータ容量は月5GBまでで、月5GB使いきると通信速度が最大1Mbpsに制限されます。
パートナー回線エリアはだいぶ減っており、例えば東京都は全エリアが楽天回線エリアになりましたが、大都市圏以外だとまだまだau回線につながる場所も多いようです。
また、マップ上は楽天回線エリアになっていても電波が弱く、圏外になったりパートナー回線に接続される場合も多いです。
使ってみてしばらくはmy楽天モバイルからデータの使用状況をこまめに確認しましょう。
電波は改善傾向にあり
楽天モバイルは依然としてエリアと電波の安定性の問題がありますが、私の使用範囲ではだいぶ安定してきたように思います。
私は都内で2021年夏~秋にかけて楽天モバイルをメインに使っていましたが、突然データ通信が止まる・圏外になる事が多く、メインでの使用をやめてしまいました。
しかし、2022年春に再度メインとして使ったところ、以前のようにデータが止まることはほとんどなくなりました。
また、都内でも5G電波をつかむこともかなり増えてきました。
- 2021年秋頃:頻繁に止まる、圏外に
- 2022年春頃:安定して使えるように
あくまで23区内で生活する私の感想ですが、電波状況はかなり改善しているように思います。
以前に一度試してみて諦めた方も、再度試してみるのがおすすめです。
Androidは使えない場合も
ソフトバンクで使っていたスマホは楽天モバイルで使えない場合もあります。
まず、iPhoneはiPhone6S・iPhone SE(初代)以降の機種なら楽天モバイルで使えます。
ただし、SIMロック解除が必要です。
Androidは使えない端末が多いです。
SIMロック解除すれば使えないことはないですが、ソフトバンクと楽天モバイルでは使っている電波の周波数が違うため、エリアによっては電波が弱くなる場合あります。
使用前には必ず楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」を確認しましょう。
使えない場合や、使えるかどうかよくわからない場合には素直に楽天モバイルで端末を買いましょう。
楽天モバイルへの乗り換え時に端末を購入すれば、iPhoneもAndroidも高額のポイントが還元されます。
▼iPhoneもAndroidもお得▼
その他、楽天モバイルのメリット・デメリットやキャンペーン情報はこちらにまとめています。
▼25GB以上なら楽天モバイル▼
(データ使い放題で3,278円)
他のおすすめ乗り換え先は?
IIJmioは料金が更に安い
月のデータ使用量が25GB以下の場合はワイモバイルかLINEMOがおすすめですが、格安SIMならさらに安いキャリアもあります。
例えばIIJmioは音声2GBが850円、音声4GBが990円で使えますし、キャンペーンにより更に安くなる場合も多いです。
ワイモバイルは音声3GBが月2,178円なのでIIJmioのほうがかなり安いですね。
また、ワイモバイルは3つ・LINEMOは2つしかプランがありませんが、IIJmioはデータ使用量ごとに細かくプランが選べます。
ほとんどスマホを使わないのでとにかく安いキャリアにしたいという方はIIJmioも検討しましょう。
▼IIJmioのギガプランの料金表▼
容量 | 音声通話SIM |
---|---|
2GB | ¥850 |
4GB | ¥990 |
8GB | ¥1,500 |
15GB | ¥1,800 |
20GB | ¥2,000 |
ただし、IIJmioはワイモバイルのように店舗でのサポートはなく、基本的にはすべての手続きをオンラインで完結する必要があります。(申込みは店舗カウンターもあり)
SIMロックがかかったソフトバンク端末は事前にSIMロック解除が必要だったり、お昼や夕方には回線が混雑し通信速度が遅くなる点にも注意が必要です。
電話・メール・LINEが中心でそれほどスマホを使わない方は問題ないと思いますが、ある程度スマホを使う方はワイモバイルやLINEMOのほうがおすすめです。
シムラボでも、初めて格安SIMに乗り換える方はまずは店舗があるワイモバイルに契約するのをおすすめしています。
▼IIJmioはキャンペーンも豪華▼
UQモバイルもお得
UQモバイルならキャンペーン対象
ソフトバンクからUQモバイルに乗り換える方も多いです。
UQモバイルはワイモバイルと同じく大手キャリアのサブブランドで、速度も速く全国に店舗もあります。
さらに通常料金はワイモバイルより安いので、家族割やおうち割を適用しない方はUQモバイルの方がお得です。
また、UQモバイルは乗り換えキャンペーンが豪華です。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えはキャンペーンが適用されませんでしたが、UQモバイルなら乗り換えキャンペーンの対象です。
端末はSIMロック解除が必要な場合もありますが、面倒でなければUQモバイルも検討しましょう。
UQモバイルのデメリット
ただし、ソフトバンクからUQモバイルへの乗り換えにはデメリットもあります。
まず、端末がそのまま使えない場合があります。
ソフトバンクで買ったiPhoneはSIMロック解除すれば使えますが、AndroidはSIMロック解除しても使えない端末が多いです。
ソフトバンクのAndroidをそのまま使いたい方はワイモバイルかLINEMOにしましょう。
また、通常料金はワイモバイルより安いですが、UQモバイルには家族割がありません。
光回線とのセット割を適用すれば家族割と同じ料金になりますが、光回線無しで家族で乗り換える場合はワイモバイルの方がお得です。
<1回線契約時の料金比較>
ワイモバイル シンプルS/M/L | UQモバイル くりこしプラン | |
---|---|---|
S | ¥2,178 | ¥1,628 |
M | ¥3,278 | ¥2,728 |
L | ¥4,158 | ¥3,828 |
<家族割適用時の料金比較>
ワイモバイル シンプルS/M/L | UQモバイル くりこしプラン | |
---|---|---|
S | ¥990 | ¥1,628 |
M | ¥2,090 | ¥2,728 |
L | ¥2,970 | ¥3,828 |
※家族割は2回線目から
※税込
UQモバイルとワイモバイルの比較はこちらの記事にまとめています。
ソフトバンクからお得に乗り換える方法
お得な乗り換えタイミングは月末?
ソフトバンクから他社に乗り換える場合、お得な乗り換えタイミングは月末です。
ソフトバンクの解約月(乗り換え月)は月途中の解約であっても1ヶ月分の料金がまるまるかかります。
そのため、月末ギリギリまでソフトバンクでデータを使ったほうがお得ですね。
一方、ワイモバイル・LINEMOの契約月の料金は日割り計算されるので月末に近いほど料金は安くなります。
データ容量はまるまる付与され、ワイモバイルは使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越されるので月末のほうがお得ですね。
楽天モバイルは日割りではなく、その月に使用したデータ容量によって料金が決まります。
そのため一般的には使用する日数が少ないほうがお得になる場合が多いでしょう。
ちなみに本記事で紹介したIIJmioとUQモバイルも初月は日割り計算なので、月末のほうがお得です。
初月料金 | キャリア |
---|---|
日割り計算 | ・ワイモバイル ・LINEMO ・IIJmio ・UQモバイル |
データ使用量 に応じて決定 | ・楽天モバイル |
ただし、月末ギリギリを狙いすぎて乗り換え完了が翌月になると大損です。
乗り換えには1週間ほど時間がかかる場合があるので、余裕を持って手続きをしましょう。
ソフトバンクからの乗り換えキャンペーン
ソフトバンクから他社に乗り換える際には必ずキャンペーン情報を確認しましょう。
キャンペーンは月途中で変更になることも多いので、お得なタイミングを狙って乗り換えましょう。
楽天モバイルは乗り換えタイミングによってお得度が大きく変動します。
キャンペーンの切り替えは月途中の場合が多いので、必ず乗り換え前にキャンペーン情報を確認してください。
iPhone/Androidをセットで契約する場合はスマホセール情報も確認しましょう。
▼iPhoneもAndroidもお得▼
ソフトバンクからワイモバイル・LINEMOに乗り換える場合は多くのキャンペーンは適用されませんが、初期費用やMNP転出手数料は無料です。
また、ソフトバンクから乗り換えでも対象のキャンペーンもあるので、必ずキャンペーンの適用条件を確認してください。
詳細:ワイモバイルの乗り換えキャンペーン
詳細:LINEMOの乗り換えキャンペーン
UQモバイル・IIJmioや他キャリアのキャンペーンはこちらから確認してください。
乗り換えにかかる費用・手数料
ソフトバンクから乗り換える場合、乗り換え手数料はかかりません。
ソフトバンクは契約解除料(違約金/解約金)も無料ですし、MNP転出手数料も無料です。
ただし、乗り換え先のキャリアでは初期費用(契約事務手数料/SIMカード発行手数料)がかかる場合があります。
- ワイモバイル:無料
- LINEMO:無料
- 楽天モバイル:無料
- IIJmio:契約事務手数料3,300円、SIMカード発行手数料440円程度
- UQモバイル:3,300円
ワイモバイルは通常、店舗なら3,300円の手数料がかかりますがソフトバンクから乗り換えの場合は無料です。(オンラインはもともと無料)
LINEMOと楽天モバイルは常に無料で乗り換えられます。
IIJmioは初期費用とSIMカード発行手数料がかかりますが、初期費用はキャンペーンにより無料・半額になる場合も多いです。
UQモバイルは店舗でも公式オンラインストアでも3,300円の手数料がかかりますが、公式オンラインストアなら豪華な乗り換えキャンペーンが適用されます。
必ずオンラインで手続きしましょう。
ソフトバンクから番号そのまま乗り換えはこちら
以上、ソフトバンクから乗り換える際のおすすめキャリアと注意点の解説でした。
ソフトバンクから乗り換えならワイモバイル・LINEMOか楽天モバイルがおすすめです。
乗り換え時には必ず各キャリアのメリット/デメリットと乗り換えキャンペーンを確認してから乗り換えましょう。