本記事ではUQモバイルからMNPで他社に転出する手順や手数料、注意点を解説します。
転出タイミングによっては違約金やMNP転出手数料が高額になる可能性がありますので注意してください。
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UQからMNPで転出する手順
UQモバイルからMNPで他社に転出する手順は以下の通りです。
- MNP予約番号を発行
- 転出先で契約手続き
- SIM到着・回線切り替え
- APN設定
MNP予約番号を発行
まずはUQモバイルでMNP予約番号を発行します。
MNP予約番号とは、番号そのままでUQモバイルから他社に乗り換える際の引き継ぎ番号のようなものです。
MNP予約番号の発行方法
UQモバイルのMNP予約番号は、マイページまたは電話で発行します。
店舗では発行できません。
<MNP予約番号の取得方法>
予約番号 発行方法 | 備考 |
---|---|
マイページ | my UQmobile |
電話 | 0120-929-818 受付:9:00~21:00 |
おすすめはマイページでの発行です。
マイページにログインした後、「契約確認・変更」のタブを選択し、料金プランの「詳細を確認・変更する」をタップします。
続いて、「MNP予約」をタップすると発行を依頼できます。
電話で発行する場合、音声ガイダンスが流れた後、「2」→「5」の順にボタンを押すとオペレーターに繋がります。
そこでMNP予約番号を発行したい旨を伝えてください。
UQモバイルからMNP転出する場合、UQモバイル側での手続きはこれで終了です。
あとはMNP転出先のキャリアで手続きします。
転出先で契約手続き
MNP予約番号を発行した後は、転出先のスマホキャリアで契約手続きをします。
ただし、UQモバイルで発行したMNP予約番号には有効期限があり、発行後15日以内に転出を完了しなければなりません。
そのため、各スマホキャリアでは手続きに「期限の残りが○日以上」「発行から○日以内」といった制限があります。
- ワイモバイル:発行から2日以内
- LINEモバイル:期限まで10日以上
- BIGLOBE:期限まで12日以上
UQモバイルで予約番号を発行した後は、すぐに手続きをしましょう。
なお、店舗で転入手続きする場合はほとんどの場合で即日開通しますので、この限りではありません。
SIM到着・回線切り替え
転出先のキャリアで契約を終えSIMカードが届いたら、回線切り替え手続きが必要です。
回線を切り替えるまではUQモバイルのSIMカードが使えます。
回線切替が完了すると回線が新しいキャリアに切り替わり、UQモバイルは正式に解約されます。
回線切り替えの手順は各キャリアによって異なります。
APN設定
MNP転出後もUQモバイルで使っていた端末をそのまま使う場合には、端末のAPN設定が必要です。
APN設定(プロファイルのインストール)とは、手持ちのスマホで新しいキャリアのデータ通信をするための設定です。
各キャリアの公式サイトでAPN設定方法を確認してください。
MNP転出時にかかる費用
MNP転出手数料
UQモバイルから他社にMNP転出する場合、MNP転出手数料が必ずかかります。
MNP転出手数料はいつ転出しても3,000円です。
最低利用期間/違約金に注意
上記のMNP転出手数料に加え、契約しているプランや転出タイミングによっては違約金(契約解除料)がかかる場合があります。
2019年10月以降にスマホプランを契約した方は最低利用期間・違約金はありません。
ですが、2019年9月までにおしゃべり・ぴったりプランやデータ高速+音声プラン、データ無制限+音声プランを契約した場合は最低利用期間・違約金が設定されています。
違約金はプランによって条件が異なります。
- ぴったりプラン:更新月以外の転出
- おしゃべりプラン: 〃
- データ高速+音声プラン:365日以内の転出
- データ無制限+音声プラン: 〃
違約金はどのプランでも税抜9,500円です。
プラン | 違約金が かかる場合 | 違約金 |
---|---|---|
おしゃべり プラン | 2年おきの契約更新月 以外に転出する場合 | ¥9,500 |
ぴったり プラン | ||
データ高速 +音声 | 課金開始日から365日 以内に転出する場合 | |
データ無制限 +音声 |
転出月の料金は日割り
月途中でUQモバイルから他社にMNP転出した場合、転出した月の基本料金は日割り計算されます。
例えば15日にMNP転出した場合、転出月の料金は基本料金の半額になります。
転出月のオプション料金
有料オプションに加入していた場合、転出月の料金は日割り計算されるオプションと全額請求されるオプションに分かれます。
- 日割り計算されるオプション
- 電話基本パック
- 端末補償サービス
- メールサービス
- 割込通話サービス
- 全額請求されるオプション
- 上記以外のオプション
端末代金は転出後も継続支払
24回払いで端末を購入し、転出時に支払い残額(残債)が残っている場合、端末代金の支払いは転出後も毎月継続して請求されます。
また、転出時に残債を一括支払い(繰り上げ返済)することも可能です。
UQモバイルお客様センターに連絡し、その旨を伝えてください。
電話番号:0120-929-818
9:00~21:00(年中無休)
MNP転出時の注意点
家族割の親回線の転出
UQモバイルでは、家族で複数の回線を契約する場合に2回線目以降(子回線)の料金が500円割引になる家族割が適用できます。
家族割の親回線のみが他社にMNP転出する場合、別の回線を親回線に設定するか、家族割の適用を辞める必要があります。
別の回線を親回線にする手続きは下記を参考にしてください。
転出後もSIMロック解除可能
UQモバイルで販売されたiPhoneはSIMロックがかかっています。
Androidスマホは全てSIMフリーです。
UQモバイルで購入したiPhoneは、他社にMNP転出後もSIMロック解除が可能です。
詳細はこちらを確認してください。
SIMカードの返却不要
UQモバイルでは、MNP転出後に使えなくなったSIMカードは返却不要です。
ご自身で破棄してください。
MNP転出のお得なタイミング
最もお得に(損せずに)UQモバイルからMNP転出するためのポイントは以下の4つです。
- 違約金・MNP転出手数料に注意
- 端末購入後24ヶ月以降がお得
- データ容量は贅沢に使おう
- 転出先の初月料金を確認
違約金・転出手数料に注意
まず何より、違約金(契約解除料)がかからないタイミングで転出しましょう。
UQモバイルの旧プランの違約金は9,500円なので、違約金を支払うと大きな損です。
データ高速+音声プラン、データ無制限+音声プランは1年経過後の自動更新がないのでいつでも転出OKです。
しかし、おしゃべり・ぴったりプランは2年おきに訪れる契約更新月を逃すと、さらに2年間はMNP転出できなくなってしまいます。
契約更新月をあらかじめ確認し、当月になったらできるだけ早めに転出手続をしましょう。
端末購入後24ヶ月後
UQモバイルで端末を購入した場合、MNP転出は購入から24ヶ月後以降がお得です。
UQモバイルで端末を購入すると、一括支払いの場合も分割の支払いの場合も24ヶ月間は「マンスリー割」という月額料金割引が適用されます。
しかし、このマンスリー割は途中でMNP転出するとその時点で終了になります。
そのため、できれば24ヶ月間は割引を受けてから転出したほうがお得です。
例えばnova lite 3の場合、毎月1,296円、24ヶ月で3万円以上の料金割引が受けられます。
しかし、1年でMNP転出すると割引が半分の1.5万円になるため、端末代金の実質負担額が上がります。
データ容量は使い切ろう
前章で解説しましたが、UQモバイルのMNP転出月の料金は日割り計算されます。
よって、どのタイミングでMNP転出してもお得度は変わりません。
一方、データ容量は日割り計算されず全額使えますので、どうせならデータ容量は贅沢に使いましょう。
ただし、データ容量を残すのがもったいないからと言って月末ギリギリまで使っていると、月をまたいでしまうので注意してください。
乗り換え先の初月料金を確認
UQモバイルから他社にMNP転出する場合は、乗り換え先キャリアの初月の料金を確認しましょう。
乗り換え先キャリアによって、お得な転入タイミングが異なります。
例えばBIGLOBEモバイルの契約初月は料金が無料です。
よって、月末に転入すると損です。
一方、IIJmioは初月は料金もデータ容量も日割り計算されますので、いつ転入しても同じです。
このように、乗り換え先のキャリアの初月の料金形態によってお得な転出タイミングが異なりますので事前に確認しましょう。
MNP転出先におすすめの格安SIM
UQモバイルから新たな格安SIMにMNP転出する場合、おすすめは「ワイモバイル」「楽天モバイル」「BIGLOBEモバイル」の3キャリアです。
ワイモバイル
まず紹介するのはワイモバイルです。
UQモバイルと料金体系や通信速度が似ているので乗り換えやすいです。
ワイモバイルは格安SIMではUQモバイルと並んで非常に通信速度が速く、お昼でも通信速度が落ちないのがメリットです。
全国に店舗があるのも大きなメリットですね。
- 格安SIMトップクラスに速度が速い
- キャリアメール・留守電無料
- ソフトバンクWi-Fiスポットが無料
- 留守電・キャリアメール無料
- 光回線とのセット割でさらに安く
- 店舗数は格安SIM最多
- データ繰越不可
- 低速モードなし
- 大容量プランなし
ワイモバイルは私が最もおすすめする格安SIMキャリアでもあります。
私自身もワイモバイルをメインで契約しています。
これまでUQモバイルでかけ放題オプションを契約していた方は、ワイモバイルに乗り換えることで料金が更に安くなります。
ただし、データ繰越ができないのが最大のデメリットですね。
また、低速への切り替え機能もありません。
▼ワイモバイルの詳細を確認▼
楽天モバイルUN-LIMIT
2020年から楽天モバイルのMNOサービスがスタートしました。
月額2,980円でデータ使い放題・通話し放題の衝撃的な価格が魅力です。
ただしデメリットも多く、乗り換え時には注意が必要です。
- 2,980円でデータ使い放題
- 1年間料金無料はかなりお得
- 通信速度は速い
- 自社エリアがまだ狭い
- iPhoneの動作保証なし
- サポート体制がまだ未整備
最大のメリットは料金の安さと、1年間無料になるキャンペーンのお得さです。
一方、使える端末やエリアに大きな制限があります。
サポート体制はまだ十分でないため、自分で色々調べて解決できる方でないと使いこなせないでしょう。
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BIGLOBEモバイル
続いて紹介するのはBIGLOBEモバイルです。
BIGLOBEモバイルはUQモバイルと同じau回線が選べるため、UQモバイルで使用していた端末は全て使えます。
通信速度はUQモバイルの方が速いですが、BIGLOBEモバイルのタイプAは格安SIMではかなり速い方です。
au回線に対応した端末をお持ちの方はできるだけタイプAを選びましょう。
BIGLOBEモバイルは料金プランもシンプルで安く、キャンペーンが豪華なことが魅力です。
また、Youtubeなどの動画・音楽がカウントフリーになる「エンタメフリー」が非常に人気です。
- UQと同じau回線が選べる
- au回線は通信速度が快適
- 30GBの大容量プランが選べる
- 料金がシンプル
- エンタメフリーも選べる
- お昼は速度が落ちる
ドコモ回線もau回線もお昼は通信速度が落ちますが、それでも他の格安SIMより速いです。
▼UQと同じau回線が選べる▼
UQモバイルのMNP転出まとめ
以上、UQモバイルからMNP転出する手順や注意点の解説でした。
UQモバイルは格安SIMの中でも最もおすすめするキャリアですが、他社に転出する場合は本記事を読んで損をしないように注意してください。
UQモバイルからMNP転出するなら「ワイモバイル」「楽天モバイルUN-LIMIT」「BIGLOBEモバイル」がおすすめです。
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