本記事では、UQモバイルの節約モードを解説します。
節約モードに設定するとデータ速度は制限されますがデータは使い放題です。
くりこしプランM・Lは節約モードON時でも最大1Mbpsで使えますので、Youtubeも見放題です。
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UQモバイルの節約モードとは
節約モードとは
UQモバイルには節約モードが備わっています。
通常、UQモバイルのデータ通信は高速になっていますが、これを低速の節約モードにすればデータ速度は制限される代わりにデータ容量を消費せず、使い放題になるしくみです。
データ通信速度は制限されますが、データ消費はしないのでうまく活用すれば料金・データ容量を大きく節約できます。
節約モードONなら容量は減らない
UQモバイルで節約モードをONにすると速度が制限されるかわりにデータの残容量は減りません。
よって、データは使い放題になります。
たとえば月末に残り1GBしか残っていない場合、節約モードをONにすると1GBを温存したままデータ通信ができます。
節約モードをONにすると速度は制限される(遅くなる)ので注意は必要ですが、節約モードONの状態でもできることはたくさんあります。
節約モードONでもできること(音楽ストリーミングや低画質でのYoutube視聴)は節約モードで使い、高速モードでしかできないこと(WEBサイト閲覧や高画質での動画視聴など)のためにデータ容量を温存しておきましょう。
節約モードにできるプラン
UQモバイルのプランなら、全て節約モードが利用できます。
- くりこしプラン+5G
- くりこしプラン(※)
- スマホプラン(※)
- データ高速プラン(※)
- データ無制限プラン(※)
※新規申込みは終了済み
ただし、データ無制限プランはもともと最大500Kbpsでデータ容量使い放題のプランです。
無制限プランは節約モードでも高速モードでも通信速度は最大500Kbpsで変わりません。
節約モードの通信速度
節約モードに設定した場合の最大通信速度は、プランによって異なります。
<速度制限時の最大速度>
プラン | 通常時 | 速度制限時 |
---|---|---|
くりこし プラン+5G |
150Mbps | プランS:300Kbps プランM:1Mbps プランL:1Mbps |
スマホ プラン |
150Mbps | プランS:300Kbps プランR:1Mbps |
データ高速 プラン |
150Mbps | 200Kbps |
データ無制限 プラン |
500Kbps | 500Kbps |
くりこしプラン+5Gの場合、節約モードON時の最大速度はプランによって異なります。
プランSは最大300Kbpsです。
一方、プランM・Lは最大1Mbpsで使えます。
なお、データ高速プランは最大200Kbpsです。
データ無制限プランはもともと最大500Kbpsで、節約モードに設定しても速度は変わりません。
ちなみに、データ容量を使い切った後の通信制限時の速度も節約モードの速度と同じです。
容量は使い放題
UQモバイルでは、節約モードに設定している限りデータ容量は消費しません。
つまり、節約モードならデータ容量使い放題ということです。
3日間6GB制限の対象?
UQモバイルには直近3日間のデータ使用量が6GBを超えた場合、データ速度が制限される可能性があります。
この6GBには節約モードON時のデータ消費量も含まれます。
節約モードのON/OFFに限らず、3日間で6GB以上使うと速度制限の対象になります。
3日間6GB制限時の最大速度
3日間で6GB以上使って速度制限がかかった場合の最大速度は、プランS:最大300kbps、プランM/L:最大1Mbpsです。
節約モードをONにした場合の最大速度と同じですね。
つまり、節約モードをONにした状態で3日間6GB以上使うと速度制限がかかりますが、制限時の最大速度は節約モードON時の最大速度と同じなので、これまでと同じ速度で引き続き使えます。
ただし、節約モードをOFFにして高速で通信しようとしても節約モードON時と同じ速度でしか使えません。
<3日間6GB制限時の最大速度>
プラン | 節約モード OFF |
節約モード ON |
容量 超過後 |
|
---|---|---|---|---|
通常 | S | 制限なし | 300kbps | 300kbps |
M/L | 制限なし | 1Mbps | 1Mbps | |
3日間6GB 制限時 |
S | 300kbps | 300kbps | 300kbps |
M/L | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
バースト転送有無は非公表
UQモバイルの節約モードにバースト転送機能があるか、UQモバイルでは非公表です。
バースト転送とは、低速通信時や速度制限時にも、データの読み込みの最初は高速通信にすることで画面表示速度を速め、快適に操作できるようにする機能です。
OCNモバイルONEなどの他キャリアではバースト転送があることで、低速通信時でも幾分快適に操作できます。
UQモバイルにもバースト転送機能があるようですが、公表されていません。
そのため、突然なくなる可能性もあります。
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節約モードへの切り替え方法
アプリでの切り替え方法
節約モードへは、UQモバイルのポータルアプリから切り替えられます。
ログイン後に出る画面の下部のスイッチを押すと、高速⇔節約が切り替わります。
一度切り替えると数秒間は再切り替えできませんので注意してください。
▼通常時▼
▼節約モードON時▼
データチャージサイトで切替
節約モードへはWebサイト「UQ mobile データチャージサイト」でも切り替えられます。
ログインした後に表示される画面下部の「ターボ機能」のつまみを移動すれば節約モードに切り替わります。
節約モードでできる/できないこと
節約モードはプランM・Lは最大1Mbps、プランSは最大300Kbpsに制限されます。
では節約モードでは何ができて何ができないのでしょうか。
プランM/L(1Mbps)の場合
大抵のことは問題なし
プランM/Lの場合、節約モード設定時は最大1Mbpsで通信できます。
最大1Mbpsならほとんどのことが問題なくできます。
LINE・メールのやりとりや音楽ストリーミングは全く問題ありません。
SNS・WEBサイトの閲覧は画像が多いと少し遅延はあるものの、ストレスなく使えます。
テザリングも概ね快適
節約モードをONにした状態でテザリングしてPCでWEBサイトなどを見る場合も、サクサクとまでは言えませんがなんとか可能でした。
ほとんどのWEBサイトはやや遅延するものの、ほとんど問題なく使えました。
ただ、画像が多いサイトを開いた場合は表示が遅くなります。
例えばZOZOTOWNで商品一覧を見た場合は画像の表示がかなり遅くなり、あまり使えませんでした。
Youtubeも視聴可能
Youtubeによる動画視聴もスマホ用の画質(480pまで)なら問題ありません。
高画質(Youtubeでいう720p以上)になると少々つらいかもしれませんが、「720pでも詰まらずに観れた」という口コミも多いです。
私が試したところ、360pなら快適でしたが480pはやや詰まりました。
LINE通話・LINEビデオ通話
プランM・Lの節約モードなら最大1Mbpsの速度で通信できます。
LINEでんわの音声通話は全く問題ありません。
また、LINEのビデオ通話も実際に試しましたが問題ありませんでした。
音声が途切れる・画像が荒くなって遅れるといったこともなく、問題なく通話できました。
ただし気になる方は事前にLINEの設定から画質を通常画質に変更しておくとよいでしょう。
カーナビとしても使える
プランM/Lの最大1Mbpsならカーナビとしても使えるという口コミが多いです。
スマホやタブレットにUQモバイルのSIMを挿し、カーナビ代わりに使っても問題なく使えるようです。
プランS(300kbps)の場合
プランSの場合、節約モード設定時は最大300kbpsです。
300kbpsだと多くのことが制限されます。
LINE・メールは快適
まず、LINEやメールといった文字の送受信は快適です。
LINEスタンプなども問題ないでしょう。
ただし、LINEで動画や高画質の画像を送る場合は通常より時間がかかると思います。
また、メールで大容量ファイルを送受信する場合も少々遅いかもしれません。
音楽ストリーミングも可
音楽ストリーミングも快適にできるでしょう。
節約モードの使い方としては最もおすすめです。
Apple musicやspotify、Amazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスを流しっぱなしにする際は、ぜひ節約モードに切り替えましょう。
音楽ストリーミングサービスはデータ消費量自体は少ないですが、長時間聞いていると地味にデータを消費します。
節約モードなら流しっぱなしでもカウントフリーです。
ラジオ・radiko視聴も可能
ラジオやradikoの視聴も快適です。
こちらも流しっぱなしにされる方が多いと思いますが、節約モードにしていればデータ消費ゼロです。
Youtubeは低画質なら
最も聞かれるのが「節約モードでYoutubeは観られるか?」という質問です。
私も実際に見てみましが、低画質ならなんとかYoutubeも観られます。
Twitterなどの口コミを観ると、高画質でも結構問題ないという口コミも多いです。
個人的には240Pまでならなんとか止まらずに視聴できました。
ただし、240Pは画質はかなり粗いです。
動画をがっつりみるというより、音楽を流しっぱなしにするといった音声メインでの使い方のほうがおすすめです。
360p以上になると場合によっては動画が詰まるようになります。
Twitter・Instagramは?
TwitterやInstagramは画像の表示は少々遅延します。
サクサク快適に表示されることは難しいですが、少し我慢すればなんとか問題ないでしょう。
LINE通話・LINEビデオ通話
プランSの節約モードの最大速度は300kbpsです。
300kbpsでもLINEでんわの音声通話は全く問題ありません。
ただ、LINEのビデオ通話も実際に試しましたが、ほとんど使えませんでした。
音声は聞こえるのですが、画像は粗いうえに動きが止まってしまってビデオ通話にしている意味がありませんでした。
カーナビにも使える
節約モードをナビに使う方も多いですが、節約モードはナビにも使えます。
まず、徒歩でのナビはサクサク表示されて全く問題ありませんでした。
私は車は持っていないのでバスに乗った際に表示してみましたが、こちらも問題なく表示されていました。
よって、カーナビでもおそらく問題ないでしょう。
テザリングも可能だが…
UQモバイルの節約モードは、テザリングにも使えます。
ただ試しに節約モードにしてPCにつないでみましたが、かなり表示が遅延しますね。
WEBサイト閲覧時には、画像が上からちょっとずつ表示されるような状態で、個人的には使えないなと思いました。
もちろん、それほどデータ消費をしない作業であれば問題ないと思います。
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節約モードの注意点
今どっちのモードか確認する方法
節約モードで頻繁に切り替えていると、今どっちのモードになっているかわからなくなる場合もあります。
その場合はモードの後に”中”と表示されているのが現在のモードです。
通常時(高速モード時)は「高速モード中」になり、もう一方は「節約モード」となります。
逆に節約モードをONにすると、「高速モード」「節約モード中」となります。
今どっちかわからなくなったら”中”がついているかを確認しましょう。
節約モードは遅い?
節約モードが遅いかどうかは、現在契約中のプランで変わります。
プランS(3GBプラン)の方は、節約モードをONにすると最大300kbpsに制限されます。
これだとかなり遅いです。
LINEの送受信や音楽ストリーミング・Radikoなどは問題なく使えますが、WEBサイトやSNSの表示はかなり遅くなります。
動画もあきらめた方がほいでしょう。
一方、プランM・Lを契約中の方は節約モードONでも最大1Mbpsの速度で通信できるので、結構速いです。
TwitterやInstagramの画像も「いつもよりちょっと遅いかな?」くらいで表示されますし、Youtubeも360p~480pくらいの画質なら詰まらずに視聴できます。
WEBサイトやアプリはそのサイトやアプリによって表示速度が異なりますが、問題なく使える場合も多いです。
プランM・Lを契約している方は特に節約モードの恩恵を受けられるでしょう。
節約モードの切り替えができない場合
節約モードでモードを切り替える場合、切り替えた後すぐに戻すことはできません。
5秒もすれば再度切り替えが可能になるので少々待ちましょう。
また、そもそも切り替えができない場合はアプリで不具合が生じている可能性が高いです。
面倒ですが、以下の3つを試してみましょう。
- 一度アプリを閉じて再度開く
- AppStore/Google Playからアプリをアップデートする
- アプリを一度アンインストールし、再度インストールする
特にアンインストール→再インストールすればほとんどの不具合は解決します。
面倒ですが困ったら試してみてください。
節約モードONでも容量が減る?
節約モードをONにしているとデータ容量は減りません。
ただし、データ容量の反映にはタイムラグが生じるため、以前に使用したデータ容量が節約モードON中に反映されて減っているように見える場合があります。
アプリやマイページに記載されるデータ残量はあくまで目安で、若干の誤差が生じます。
余裕をもって使ってください。
UQの節約モードで容量を節約しよう
以上、UQモバイルの節約モードに関する解説でした。
節約モードはデータ速度は制限されますが、データ使い放題になるためうまく使えば容量や料金を大きく削減できます。
特にプランM/Lは最大1Mbpsなので、ほとんどのことが節約モードでできます。
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