本記事ではワイモバイルで発売されたかんたんスマホ2+(かんたんスマホ2プラス)のスペックを解説します。
高齢者向けのスマホで、無料電話相談や迷惑電話ブロック機能も搭載しています。
後継機「かんたんスマホ3」も発売されてワイモバイルでの販売は終了しましたが、中古も使えます。
かんたんスマホ2プラスの価格
かんたんスマホ2+の発売日
ワイモバイルにおけるかんたんスマホ2+の発売日は2022年3月24日(木)です。
3月18日から予約受付が開始しました。
かんたんスマホ2+の在庫状況
ワイモバイル公式オンラインストアでは2023年春頃にかんたんスマホ2+が終売になりました。
現在は後継機かんたんスマホ3も販売中で、たまに一括1円で買えるので、今後はかんたんスマホ3を選びましょう。
中古・端末のみも買える
かんたんスマホ2+は他で中古の端末のみを購入すればワイモバイルでも使えますし、自分でSIMを差し替えれば機種変更も可能です。
自分で機種変更する手順はこちらで解説しています。
かんたんスマホ2+は他社で使える?
ワイモバイルで買ったかんたんスマホ2+はソフトバンク系のバンドにしか対応していません。
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOやソフトバンク回線を使った格安SIMでは使えます。
一方、au・UQモバイルや楽天モバイルで使いたい方は他の機種を選びましょう。
かんたんスマホ2+の便利機能/特典
かんたんスマホ2+には、契約に付随するお得な特典・機能が3つあります。
- かけ放題がずっと割引
- 無料でスマホ操作の相談可能
- 迷惑電話を自動ブロック
かけ放題がずっと1,100円割引
60歳以上なら全員割引
1つ目は、60歳以上の方がワイモバイルに契約すると、国内通話がかけ放題の「スーパー誰とでも定額+」の月額料金がずっと1,100円割引になる特典です。
国内通話かけ放題のスーパー誰とでも定額(S)は通常1,980円/月ですが、60歳以上の方は880円で使えます。
これは60歳以上の方なら全員が受けられる特典です。
かんたんスマホ2+を買わなくても、ワイモバイルを契約すれば対象になります。
ただし、「スーパー誰とでも定額+」への申し込みが必要です。
ワイモバイルに契約しただけでかけ放題になるわけではありません。
無料でスマホ操作の相談ができる
ボタンを押せばサポート
かんたんスマホ2+には「押すだけサポートボタン」が設置されています。
操作で困ったこと・わからないことが発生した場合にこのサポートボタンを押すと、スマホが自動的に前後の操作を読み取って困りごとを予測し、サポートを提案してくれます。
ユーザーが解決方法を探すのではなく、スマホ側がサポートを自動提案してくれるので大変便利です。
精度もなかなか高いようですね。
専門員への相談も無料
スマホの自動サポート機能でも解決しなかった場合は、専用のカスタマーセンターに連絡ができます。
相談は何度でも無料ですし、かんたんスマホシリーズのユーザー専用のカスタマーセンターなので、比較的すぐに電話が繋がります。
60歳未満の方でも無料でサポートが使えます。
「スマホの操作は難しいから不安だ…ガラケーのままが良い」という方も、困った事があればいつでも専門員に聞く事ができるので、思い切ってスマホにしてみてはいかがでしょうか。
アプリで迷惑電話をブロック
かんたんスマホ2+には「迷惑電話対策アプリ」がインストールされています。
このアプリは、「トビラシステム」という迷惑電話対策の専門業者が持つデータベースを参照し、ブラックリストに入っている電話番号からの着信を拒否したり、警告を表示します。
また、こちらから電話をかける場合にも同様に警告を出すことで、振り込め詐欺などの被害を防ぎます。
この迷惑電話対策アプリは通常は有料ですが、かんたんスマホ2+の使用者は無料で使用できます。
アプリは購入時からインストールされていますので、設定は必要ありません。
かんたんスマホ2+のスペック
本体カラー
かんたんスマホ2+は「ホワイト」「ローズ」「ブルー」の3種類から選べます。
スペック一覧表
かんたんスマホ2+のスペック一覧表は以下の通りです。
スペック | |
---|---|
本体サイズ (mm) |
高さ159mm 幅71mm 厚さ8.9mm |
本体の 重さ |
約151g |
画面 サイズ |
約5.6インチ 有機EL |
画面解像度 | 1,480×720 (HD+) |
バッテリー 容量 |
3,300mAh |
搭載 OS |
Android 12 |
CPU | Mediatek Helio A22 MT6761 (クアッドコア) 2.0GHz |
メモリー (ROM) |
32GB |
メモリー (RAM) |
3GB |
対応外部 メモリ |
microSDXC (最大512GB) |
有効画素数 (メインカメラ) |
1,300万画素 |
有効画素数 (サブカメラ) |
500万画素 |
USB 端子 |
USB Type-C |
スペック詳細はワイモバイル公式サイトでご確認ください。
画面サイズは5.6インチ
かんたんスマホ2+の画面サイズは5.6インチです。
画面解像度はHD+なのでそこそこですが、有機ELを用いており、文字は大きく写真は鮮明に表示されます。
5G非対応
かんたんスマホ2+は5Gには対応していません。
ワイモバイルを契約中の方は追加料金無しで5Gが利用できます。
まだまだエリアは狭く5Gのメリットもないのであまり気にする必要はありませんが、1~2年後には5Gでの通信が主流になります。
電話・メール・LINEしか使わない方なら5Gは不要ですが、そこそこアプリを使う方は5G対応端末を買っておくのもおすすめです。
ワイモバイルで販売中のスマホはほとんどが5Gに対応していますので、長く使う方は今から5Gスマホを買いましょう。
後継機「かんたんスマホ3」は5Gにも対応しています。
また、AQUOSシリーズなら操作も簡単な「かんたんモード」に切り替えられるので、高齢の方なども使いやすいです。
SDカードで容量増設可能
かんたんスマホ2+のストレージ容量は32GBです。
最近のスマホの中ではかなり少ない部類で、写真や動画を保存するとすぐに無くなるでしょう。
ただし、もし容量が足りなくなったらSDカードを装着することで容量を増設できます。
マイクロSDカードは最大512GBまで増設できますので、写真や動画をたくさん保存する場合は利用してください。
USB端子はUSB Type-C
かんたんスマホ2+のUSB端子は上下どちらでも挿せるUSB Type-Cです。
ただし、充電器類(USBアダプタ/ケーブル)は付属していません。
USB Type-Cのケーブルをお持ちでない場合は自身で購入が必要です。
▼かんたんスマホ2+の詳細▼
かんたんスマホ2+の搭載機能
搭載便利機能一覧表
かんたんスマホ2+に搭載されている便利機能は以下のとおりです。
有無 | |
---|---|
防水 | ○(IPX5・IPX8) |
防塵 | ○(IP6X) |
ワンセグ | ○ |
おサイフケータイ | – |
指紋認証 | – |
顔認証 | – |
ワイヤレス充電 | – |
防水、防塵対応
かんたんスマホ2+は防水・防塵に対応しています。
特に防水性能は高く、ハンドソープを用いてスマホを拭いて水で洗い流すこともできます。
ワンセグでテレビ視聴
かんたんスマホ2+にはワンセグが搭載されています。
最近はワンセグ搭載スマホが減ってきましたが、外出先でもTVを見る事ができてファンが多い機能です。
指紋認証/顔認証なし
かんたんスマホ2+には指紋認証センサー・顔認証は搭載されていません。
おサイフケータイなし
かんたんスマホ2+にはおサイフケータイも搭載されていません。
PayPayなどのバーコード決済は使えます。
大きな文字で見やすい画面
かんたんスマホ2+は、全体的に大きな文字で表示されます。
とても見やすく、メニューや表示内容がはっきりと見えます。
また、ボタンも大きいので文字入力もかんたんです。
押し間違いも発生しにくくなっています。
LINEがプリインストール
かんたんスマホ2+には、LINEのアプリがはじめから入っています。
わざわざGoogle Play Storeからインストールしなくても、簡単な設定だけでLINEを使えます。
よく使う連絡先を登録できる
かんたんスマホ2+では、通常の電話帳のほかによく使う連絡先を登録しておくと、ホーム画面上(いつも表示される画面)にその連絡先を表示できます。
電話をしたりメールしたりする場合も、そのボタンを押せばワンタッチで発信したりメールできます。
わざわざ電話帳を開いたり、着信履歴をたどったりせずとも連絡ができるのが大変便利です。
かんたんスマホ2+の対応バンド
対応バンド・周波数一覧
かんたんスマホ2+の対応バンドは以下のとおりです。
- 5G:非対応
- 4G/LTE:B1/3/8
- WCDMA:1/8
5Gには非対応
かんたんスマホ2+は5Gには対応していません。
ワイモバイルを契約中の方は追加料金無しで5Gが利用できます。
まだまだエリアは狭く5Gのメリットもないのであまり気にする必要はありませんが、1~2年後には5Gでの通信が主流になります。
電話・メール・LINEしか使わない方なら5Gは不要ですが、そこそこアプリを使う方は5G対応端末を買っておくのもおすすめです。
ワイモバイルで販売中のスマホはほとんどが5Gに対応していますので、長く使う方は今から5Gスマホを買いましょう。
後継機「かんたんスマホ3」は5Gにも対応しています。
また、AQUOSシリーズなら操作も簡単な「かんたんモード」に切り替えられるので、高齢の方なども使いやすいです。
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線で使用する4G-LTEのバンドは1・3・19です。
かんたんスマホ2+は1・3に対応していますが、プラチナバンド19には対応していません。
ドコモ回線のSIMを入れて使った場合、街なかでは問題なく使用できますが、郊外や山間部に行くと電波をつかみにくくなる可能性があります。
よくわからない方はドコモ回線での使用はやめておきましょう。
ソフトバンク/ワイモバイル可
ソフトバンク・ワイモバイル回線で使う4G-LTEのバンドは1・3・8ですが、かんたんスマホ2+はもちろんすべてに対応しています。
よって、ワイモバイルはもちろんですが、ソフトバンク・LINEMOやソフトバンク回線を使った格安SIMでも問題なく使えます。
かんたんスマホ2+はSIMロックもかかっていないので、SIMを差し替えてAPN設定をすれば使えます。
au回線・au VoLTEは?
かんたんスマホ2+はau回線のLTEバンド(1・18・26)のうち、バンド1にしか対応していません。
au VoLTEにも対応していないと思われますので、au回線での使用はやめておきましょう。
楽天モバイルで使える?
かんたんスマホ2+は楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」に記載されていますが、主要機能は使えません。
使用は諦めましょう。
楽天モバイルのSIMを使いたい方は素直に楽天モバイルで対応端末を購入しましょう。
かんたんスマホ2との比較
この章ではかんたんスマホ2とかんたんスマホ2+の違い・比較を解説します。
結論から言うと、スペック・性能・本体サイズはほぼ同じです。
Bluetoothのバージョンと外装の抗菌性はかんたんスマホ2+が高いですが、基本的には同じ製品と考えて良いでしょう。
- ボディーに抗菌素材を採用
- Bluetoothが5.2に
端末性能の比較
まず、スマホ本体の比較は以下のとおりです。
かんたん スマホ2+ |
かんたん スマホ2 |
|
---|---|---|
本体 サイズ |
幅71×高さ159 ×厚さ8.9mm |
幅71×高さ159 ×厚さ8.9mm |
重さ | 約151g | 約151g |
画面 サイズ |
5.6インチ | 5.6インチ |
画面 | 有機EL 1,480×720 (HD+) |
有機EL 1,480×720 (HD+) |
搭載 CPU |
Mediatek Helio A22 MT6761 |
Mediatek Helio A22 MT6761 |
アウト カメラ |
1,300万画素 | 1,300万画素 |
イン カメラ |
500万画素 | 500万画素 |
バッテリー 容量 |
3,300mAh | 3,300mAh |
連続待受 時間 (LTE) |
690時間 | 640時間 |
連続通話 時間 (LTE) |
1,500分 | 1,500分 |
上記のとおり、スペックは全く同じです。
付帯機能/サービスの比較
続いて、端末についている便利機能と、かんたんスマホ独自のサービスの比較です。
かんたん スマホ2+ |
かんたん スマホ2 |
|
---|---|---|
おサイフ ケータイ |
ー | ー |
ワンセグ | ◯ | ◯ |
防水・防塵 | ◯ | ◯ |
Bluetooth | 5.2 | 5.0 |
押すだけ サポート |
◯ | ◯ |
迷惑電話 ブロック |
◯ | ◯ |
かんたんスマホ2+も防水・防塵やワンセグに対応している一方、指紋認証・顔認証やおサイフケータイには対応していません。
細かい点ですが、かんたんスマホ2+はBluetoothが5.2になりました。
音質が良くなったり消費電力が少なくなったりと行ったメリットはあるようですが、かんたんスマホ2+を選ぶユーザーにとっては影響はないでしょう。
かんたんスマホ2との違いは?
正直、スペック・性能面での違いはなく、ほぼ同じです。
唯一、ボディーに抗菌・抗ウィルスの塗装処理をしている点が進化しています。
菌が気になる現在では嬉しい機能かもしれません。
また、前章でも解説したとおりBluetoothのバージョンが5.2になりました。
- ボディーに抗菌素材を採用
- Bluetoothが5.2に
しかし、差はそれだけです。
性能差はないので、価格が安い方を買うとよいでしょう。
かんたんスマホ2+の購入・機種変更はこちら
以上、ワイモバイルの「かんたんスマホ2+」の解説でした。
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後継機「かんたんスマホ3」の発売後に販売は終了しましたが、中古でも使えます。
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