本記事では、ワイモバイルから他の格安SIMに乗り換える際のおすすめキャリア3社を解説します。
私はワイモバイル以外にもたくさんの格安SIMを契約していますが、その中でも本記事で紹介する3キャリアは通信速度が速くておすすめです。
料金をさらに安くしたり、スマホを安く買うのも可能です。
- 一番おすすめ:UQモバイル
- 自社エリアなら:楽天モバイル
- 端末は最安値:OCNモバイルONE
▼SIM契約でキャッシュバック▼
UQモバイル
一番おすすめするのはUQモバイルです。
ワイモバイルからUQモバイルへ乗り換える方は非常に多いです。
UQモバイルはワイモバイルと同じくらい通信速度が速く、料金プランも似ています。
さらにデータの繰り越しができて節約モードが使えるなど、ワイモバイルより優れた点も多いです。
- 1回線ならYmobileより安い
- Ymobileと同等に速度が速い
- 余ったデータは繰り越し可能
- 低速モードでも最大1Mbps
- WEB限定キャッシュバック中
- 3~15GBの間のプランがない
- データシェア不可
- 家族割・光セット割なし
UQモバイルはワイモバイルと並んで私が最もおすすめする格安SIMキャリアでもあります。
料金はワイモバイルより安い
UQモバイルの料金プランは以前はワイモバイルとよく似ていましたが、2021年2月に改定されて大きな違いが出ました。
UQモバイルのメインプラン「くりこしプラン」は、S・M・Lの3つの容量から選びます。
<UQモバイルの料金表>
S | M | L | |
---|---|---|---|
データ 容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額 料金 | ¥1,480 | ¥2,480 | ¥3,480 |
制限時 の速度 | 最大 300Kbps | 最大 1Mbps | |
通話 オプション | 通話かけ放題:月1,700円 10分かけ放題:月700円 通話パック60分:月500円 |
※税抜
選べるデータ容量はワイモバイルと同じですが、料金はワイモバイルより安いです。
家族割や光回線とのセット割はありませんが、契約するのが1回線ならワイモバイルよりUQモバイルがおすすめです。
通信速度は同等に速い
UQモバイルはワイモバイルと同じくらい通信速度が高速です。
格安SIMではワイモバイルとUQモバイルの通信速度は圧倒的で、あとから解説するBIGLOBEモバイルよりも速いです。
これまでワイモバイルを使っていた方も、UQモバイルの通信速度なら問題ないでしょう。
余ったデータは繰り越し可能
ワイモバイルの最大のデメリットは、余ったデータの繰り越しができないことでした。
しかし、UQモバイルでは「余ったデータの繰り越し機能」があります。
月ごとのデータ使用量の変動を吸収し、お得にデータを使うことができます。
ここは最大の違いですね。
速度制限時も速い
UQモバイルのくりこしプランS/M/Lのうち、プランMとプランLは速度制限時でも最大1Mbpsの速度で通信できます。
この点はワイモバイルと同じですね。
1Mbps出ていれば、WEBサイトやSNSの閲覧はもちろん、480p程度の画質であればYoutubeの視聴も快適です。
データ容量は使い放題なので、うまく使えばかなりの大容量を使えます。
また、ワイモバイルと違って容量を使い切る前にも節約モードをONにすれば最大1Mbpsで通信でき、高速容量を消費しません。
容量を使い切った後でしか最大1Mbpsにならないワイモバイルに比べて、容量が残っているときから利用できるUQモバイルのほうが便利ですね。
速度切り替えで容量節約
UQモバイルには、「節約モード」という非常にお得なサービスがあります。
これは、データ通信を節約モードに切り替えると、通信速度が低速になるかわりに、データ消費量がカウントされないというサービスです。
例えば仕事帰り・学校帰りにSNSを閲覧しているときは「節約モード」に切り替えてデータ消費を節約し、動画を見る際などは解除して高速通信で快適に楽しむ、といったことができます。
節約モードにしているときも、プランSなら最大300Kbps、プランM・Lなら最大1Mbpsで通信が可能です。
プランM・Lの場合、ワイモバイルは容量を使い切らないと最大1Mbpsになりませんが、UQモバイルは容量が余っている段階でも節約モードにすることで最大1Mbpsで通信できます。
よって、普段から容量を節約することで高速通信容量を温存できるのです。
ワイモバイル | UQモバイル | |
---|---|---|
通信速度の 切り替え | 不可 | 可 |
店舗はあるがまだ少ない
ワイモバイルは全国に2,000店舗以上あるのが大きなメリットでした。
UQモバイルも全国に店舗があるのがメリットです。
しかし、店舗数は約300と、ワイモバイルに比べてまだまだ少ないです。
ワイモバイルで店舗をよく利用されていた方は、ご自身の自宅や職場の近くにUQの店舗があるか確認しましょう。
キャリア決済/キャリアメール可
ワイモバイル同様、UQモバイルはキャリアメール・キャリア決済が使えます。
ただし、キャリアメールは月額200円の有料オプションで、他社で購入したiPhoneでは使えません。
限定キャッシュバック中
UQモバイル公式サイトでは、UQモバイルに新規契約または他社からの乗り換えでSIMのみを契約した場合に、キャッシュバックが貰えるキャンペーンを実施中です。
このキャンペーンが適用されるのは公式サイトのみで、店舗では実施していません。
必ず下記のバナーから申し込んでください。
▼SIM契約でキャッシュバック▼
3~15GBの間のプランがない
UQモバイルのくりこしプランで選べる容量はワイモバイルのシンプルS/M/Lと同じです。
そのため、プランS:3GBとプランM:15GBの間が広く空いています。
月に使う容量が3~10GBくらいの方は月2,480円のプランMを選ばざるを得ません。
プランMの月2,480円でもかなり安いのですが、毎月大量のデータを余らせるとなんだか損した気分ですね。
データシェアは不可
ワイモバイルにはデータシェアの仕組みがあります。
1つの契約に対しSMS機能付きのデータSIMを追加し、複数のSIMカード間で容量を分け合う仕組みです。
このシェアSIMの仕組みはUQモバイルにはありません。
音声SIMとデータSIM間で複数回線を契約する場合、シェアSIMがあるワイモバイルがお得になります。
その他ワイモバイルとの違い
ワイモバイルとUQモバイルは細かい点で違いがあります。
すでに解説したとおり、UQモバイルには家族割・光セット割がないので2回線以上契約する方や固定回線も契約する方はワイモバイルのほうがお得です。
また、留守電やキャリアメールも有料です。
ワイモバイルとUQモバイルの比較・違いは下記記事に詳しくまとめています。
▼データ繰り越し可能▼
▼SIM契約でキャッシュバック▼
楽天モバイルUN-LIMIT
2020年から開始した楽天モバイルアンリミットは、月額2,980円でデータ使い放題・通話し放題の衝撃的な価格が魅力です。
2021年4月からは料金プラン改定で1GB以下なら料金無料で使えます。
ただしデメリットも多く、乗り換え時には注意が必要です。
- Rakuten Linkで通話無料
- 1GB以下なら料金無料
- データ使い放題でも月3,278円
- 通信速度は速い
- 追加料金無しで5G対応
- 自社エリアがまだ狭い
- 使えないiPhoneも
- サポート体制が未整備
最大のメリットは料金の安さと、国内通話が無料でかけ放題のお得さです。
一方、使える端末やエリアに大きな制限があります。
サポート体制はまだ十分でないため、自分で色々調べて解決できる方でないと使いこなせないでしょう。
料金プランはかなり安い
楽天モバイルの最大のメリットは料金プランの安さです。
2021年4月に料金プランを改定し、段階製の料金プランになります。
- 1GB以下なら料金無料
- 使い放題でも月額3,278円
- 国内通話無料
- 最低利用期間・違約金なし
自社回線エリア内なら月額3,278円でデータ容量が使い放題、さらに1GB以下なら料金は無料です。
国内通話もかけ放題でこの料金はかなり安いです。
大手3キャリアのように家族割や光回線とのセット契約が不要で、1人で契約してもこの料金で契約できます。
もちろん最低利用期間や違約金はありません。
もちろんまだまだエリアが狭い・使える端末が少ないなどの注意点はありますが、このサービス内容でこの料金は破格です。
大手3キャリアからの乗り換えはもちろん、格安SIMからの乗り換えもおすすめです。
通信速度も速い
楽天モバイルの通信速度は非常に速いです。
これまでの楽天モバイルのMVNOサービスは、ドコモ・auから回線の一部を借りて運用するサービスでした。
そのため、お昼や朝・夕方の通勤時間帯には速度が低下していました。
しかし、現在は自社回線を使っています。
そのため、通信速度もドコモ・au・ソフトバンクと変わらないくらい速いです。
エリアの問題はあるものの、時間帯により回線が混雑して速度が遅くなるということはありません。
使いこなす難易度は高い
ここからは楽天モバイルの注意点です。
楽天モバイルはまだまだ発展途上の段階で、ドコモ・au・ソフトバンクと同レベルのサービスを提供できる状態にはありません。
最大の弱点は通信エリアです。
楽天モバイルは自社回線を使ったデータ通信が使い放題なのが最大のメリットです。
しかし、自社回線の基地局はまだ全国的に整備されていないため、自社回線の通信を利用できない地域もあります。
自社回線エリア以外は「パートナー回線エリア」と呼ばれ、auの回線を借りて運営していますが、使えるデータ容量は月5GBまでに制限されます。
毎月のデータ使用が月5GB以内なら問題ありませんが、それ以上使う方は自社回線エリアが広がるまではおすすめできません。
使えないiPhoneも
また、使える端末が限られるのもデメリットです。
現在楽天モバイルで正式に使えることが確認されているのは、「楽天モバイルで販売中のスマホ」と「動作確認済の端末」のみです。
まだまだ機種が少ない上に、iPhoneも全てに対応していません。
iPhone XS・XR以降の機種なら簡単な設定で使えます。
<詳しい手順はこちら>
しかし、iPhone X・iPhone8以前の機種は使えません。
実際は非公式な方法でこれらのiPhoneも使えるのですが、保証対象外です。
またいろいろな制限もあります。
いずれはiPhoneも使えるようになると思いますが、しばらく時間がかかるかもしれません。
サポートなど未整備な面も
楽天モバイルはサービスが開始したばかりで、まだまだ未整備な点があります。
特にサポート面は諦めたほうが良いでしょう。
ワイモバイルは全国に店舗があり、困ったときに駆け込めるのがメリットでした。
一方、楽天モバイルは全国に店舗が増えているものの、ワイモバイルに比べると圧倒的に少ないです。
また、問い合わせが殺到しているためか、サポートセンターの電話が繋がらない、チャット・メールでの返信が遅いという声が多いです。
なにか問題があったときに自身で調べて解決できる人でないと、しばらくは使えないと思います。
ただし、上記を差し引いても1年間無料でデータ使い放題なのは非常に魅力的です。
このチャンスを生かさない手はありません。
楽天モバイルについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
▼先着300万回線は1年間無料▼
OCNモバイルONE
最後に紹介するのはOCNモバイルONEです。
速度が速くて料金が安く、ドコモ回線を使った格安SIMの中では一番おすすめのキャリアです。
- 3~15GBのプランが選べる
- お昼でも速度が速い
- 料金がかなり安い
- 端末価格はほとんど最安値
- 音楽は誰でも聴き放題
- 選べるのはドコモ回線のみ
通信速度が速い
ワイモバイルや先に解説したUQモバイルほどではありませんが、OCNモバイルONEは格安SIMの中では速度が速いです。
私の速度計測では、ワイモバイル・UQモバイルを除けばトップクラスの速度が出ています。
お昼の混雑時でも5Mbps以上出ており快適です。
その他の時間は数十Mbps出ています。
速度にこだわる方も、OCNモバイルONEなら問題なく使えると思います。
3~15GBのプランも選べる
OCNモバイルONEは2019年に新コースが開始しました。
新コースの料金は安く、特に音声3GBは主要な格安SIMでは最安値です。
<新コース音声SIMの料金表>
容量 | 音声SIM |
---|---|
1GB | ¥1,180 |
3GB | ¥1,480 |
6GB | ¥1,980 |
10GB | ¥2,880 |
20GB | ¥4,400 |
30GB | ¥5,980 |
※税抜
ワイモバイルは3GB~15GBの間のプランがないのがデメリットでしたが、OCNモバイルONEならこのゾーンも契約できます。
端末価格がほぼ最安値
OCNモバイルONEの最大の特徴はスマホ価格の安さです。
OCNモバイルONEおよび系列のgooSimsellerでは人気のiPhone・Androidを販売しています。
販売価格はほぼ全機種が最安値です。
音声SIMとセット購入のみですが、他の格安SIMより圧倒的に安い価格で購入できます。
さらに毎月実施するセールなら更に安く買えます。
端末セットで格安SIMに契約する場合はOCNモバイルONEがおすすめです。
▼MVNOで最もおすすめ▼
ワイモバイルからの乗り換えにおすすめのタイミング
契約更新期間に乗り換えよう
スマホプラン
ワイモバイルでスマホプランを契約している方が他の格安SIMに乗り換える場合、おすすめのタイミングは契約から2年後です。
スマホプランを契約されている方は、契約から24か月目~26か月目の3か月間が契約更新月です。
この3か月間なら、他社に乗り換えても違約金(契約解除料)はかかりません。
この3か月間を逃すと2年の契約が更新され、契約更新月が訪れるのが2年後になりますので注意してください。
スマホベーシックプラン
一方、2019年10月から開始したスマホベーシックプランは最低利用期間・違約金がないプランです。
そのため、いつ乗り換えても違約金はかかりません。
シンプルS/M/L
2021年2月から開始したシンプルS/M/Lも最低利用期間・違約金がないプランです。
そのため、いつ乗り換えても違約金はかかりません。
乗り換えは月末がお得?
ワイモバイルを解約する場合、解約月の料金はいつ乗り換えても全額請求されます。
一方、UQモバイルや楽天モバイルアンリミットは契約月の料金は日割り計算されます。
よって、できれば月末に乗り換えたほうがお得です。
月末に乗り換え先キャリアの回線開通(回線切り替え)のタイミングが来るように調整しましょう。
ただし、誤って回線開通のタイミングが翌月にずれ込んでしまうともう1ヶ月分料金が余計にかかってしまいます。
乗り換えは月末がお得ですがあまりギリギリを狙わず、余裕を持って手続きするのがおすすめです。
ワイモバイルから乗り換える手順
MNPで乗り換える手順
ワイモバイルから他社に乗り換える際の手順は主に以下の5つです。
- 端末のSIMロックを解除(※)
- YmobileでMNP予約番号を発行
- 乗り換え先で転入手続き
- SIM・端末到着
- APN設定
詳細はこちらにまとめています。
MNP予約番号の発行方法
ワイモバイルで使っている電話番号をそのままで他の格安SIMに乗り換える場合は、ワイモバイルでMNP予約番号を発行する必要があります。
MNP予約番号はマイページでも取得できるようになりました。
<MNP予約番号の取得方法>
予約番号 発行方法 | 備考 |
---|---|
WEB | マイページ |
店舗 | 受付は20時まで |
電話 | Ymobileのスマホから116 または0120-921-156 (9:00~20:00) |
取得した予約番号には15日間の有効期限があり、15日以内に乗り換え手続きを完了させなければなりません。
また、乗り換え先の格安SIMごとに「〇日以上残っていないと受付できない」という制限があります。
取得後はすぐに乗り換え手続きをしましょう。
端末はSIMロック解除しよう
現在使用しているスマホ端末を乗り換え先で使う場合には、事前にYmobileでSIMロック解除をしておきましょう。
SIMロック解除とは、スマホ端末を他のキャリアでも使えるようにする作業です。
SIMロック解除は店舗でも可能ですが、My ymobileで手続きすれば無料です。
詳細:SIMロック解除の手続き
ワイモバイルから他社への乗り換えはこちら
以上、ワイモバイルから乗り換える場合のおすすめキャリアの紹介でした。
UQモバイル・BIGLOBEモバイル(A)は格安SIMの中でも通信速度が快適です。
また、少々難易度は高いですが1GB以下なら無料の楽天モバイルもおすすめです。
ただしキャリアによって特徴・メリット・デメリットがありますので、本文をよく読んで乗り換えてください。
乗り換えはこちらからどうぞ!
▼UQはデータ繰り越し可能▼
▼SIM契約でキャッシュバック▼
▼2,980円でデータ使い放題▼
▼キャンペーンも超豪華▼
▼MVNOで最もおすすめ▼