本記事では、ワイモバイルでGoogle Pixel 5・Pixel 5aを使う手順を解説します。
ワイモバイルでもPixel 5・Pixel 5aが使えますが、APN設定が必要です。
また、機種変更時にはいくつか注意点もあります。
ワイモバイルでPixel5/5aは使える?
動作確認はPixel 5のみ
記事執筆時点で、ワイモバイルではPixel 5の動作確認が完了しています。
通話・4G通信はもちろん、5Gの通信も可能です。
また、nanoSIMだけでなくeSIMも動作確認されています。
詳細:動作確認端末一覧
一方、Pixel 5aはまだ動作確認されていません。
Pixel 5aもまず間違いなくワイモバイルで使えますが、動作確認されるまでは自己責任で使ってください。
バンド/周波数も対応
Pixel 5・Pixel 5aの対応バンド・周波数はどちらも以下のとおりです。
- 5G:n1/3/5/7/8/28/40/77/78
- 4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71
- 3G:B1/2/4/5/6/8/19
上記の通り、どちらの機種もワイモバイルが使う5Gバンドのn77、4GバンドのB1・3・8、3Gの1・8に対応しています。
よって、バンド上も問題なくワイモバイルで使える仕様です。
ワイモバイルでの販売なし
Pixel 5・Pixel 5aはワイモバイルでは販売されていません。
そのため、Pixel 5・Pixel 5aを使うには他で端末のみを購入し、ワイモバイルに持ち込む必要があります。
Pixel 5・5aの購入方法
Pixel 5・Pixel 5aは以下で発売されました。
取り扱い | SIMロック 解除 | |
---|---|---|
Pixel 5 | GoogleStore | 不要 |
ソフトバンク | 必要 | |
au | 必要 | |
Pixel 5a | GoogleStore | 不要 |
ソフトバンク | 不要 |
Pixel 5はauでも発売されましたが、Pixel 5aが買えるのはGoogle Storeとソフトバンクのみです。
GoogleStoreではSIMフリー版が販売していますので、端末が届いたらSIMを差してAPN設定すればすぐに使えるようになります。
ただし、Pixel 5は在庫がなくなり次第販売終了です。
<グーグルストアの販売価格>
容量 | 税込価格 | |
---|---|---|
Pixel 5 | 128GB | ¥74,800 |
Pixel 5a | 128GB | ¥51,700 |
※送料込み
SIMロック解除が必要な場合
前章の表のとおり、Pixel5をワイモバイルで使う前にSIMロック解除が必要な場合があります。
まず、グーグルストアで販売されたPixel 5・Pixel 5aと、ソフトバンクのPixel 5aはSIMフリーなので、ワイモバイルでそのまま使えます。
ソフトバンクの取り扱い端末は以前までSIMロックがかかっていましたが、2021年5月12日以降に購入した端末はSIMロックがかかっていませんので、Pixel 5aもSIMフリーです。
一方、ソフトバンク・auで販売されたPixel 5はSIMロックがかかっている場合があります。
特に、ソフトバンクとワイモバイルは同じ回線を使っていますが、SIMロックが必要なので注意してください。
これから正規品を購入する場合はSIMロックはかかっていませんが、以前に購入した端末や中古端末を使う場合は事前に解除が必要です。
解除は無料でできますので、こちらを参考にしてください。
Pixel5をワイモバイルで使う手順
Pixel 5・5aをワイモバイルで使う手順は以下のとおりです。
- Pixel5の端末を用意
- Pixel5にSIMを差す
- 初期設定・データ移行
- APN設定
Pixel5本体とSIMを準備
まずはPixel 5・5aの端末と、ワイモバイルのSIMを用意しましょう。
これから端末を買う方は、Google StoreでSIMフリー版を買いましょう。
また、楽天市場やイオシス・じゃんぱらなどのスマホショップでもPixel 5・5aの未使用品・中古品が購入できます。
これからワイモバイルのSIMを契約される方は、キャンペーンを利用してお得に契約してください。
何も考えずに店舗で契約すると1万円以上損してしまいます。
Pixel5本体にSIMを挿入
端末とSIMカードが準備できたら、本体にSIMを挿入します。
Pixel 5・5aは本体左側面にSIMスロットがあります。
SIMピンを用いてスロットを開け、SIMカードをセットしてスロットを元に戻してください。
端末の初期設定・データ移行
SIMを入れたあとにPixel 5の電源をONにすると、端末の初期設定が開始します。
画面の指示にしたがって初期設定をすすめていくと、途中でデータ移行が可能です。
元の端末がAndroidでもiPhoneでも、基本的には付属のクイックスイッチアダプターを使って両方の端末をケーブルで接続し、データを転送します。
旧スマホからPixel 5・5aへのデータ移行の手順はこちらに記載されています。
APN設定
Pixel 5・5aはSIMカードを入れて初期設定しただけでは通話やデータ通信ができません。
SIMは認識するもののアンテナピクトが3G表示になりますので、手動でAPN設定が必要です。
▼3GなのでAPN設定が必要▼
設定(歯車マーク) → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク をタップ
最下段の「詳細設定」から、「アクセスポイント名」をタップ
右上のメニューボタンから「新しいAPN」をタップ
各項目に、以下の内容を設定します
<AndroidのAPN設定>
項目 | 設定内容 |
---|---|
名前 | (任意) |
APN | plus.acs.jp.v6 |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
ただし、MCC(440)とMNC(20)は自動で入力されました。
手入力はミスの原因になるので、こちらのページを開きながらコピー&ペーストするのがおすすめです。
すべて入力したら、右上のメニューボタンから「保存」をタップします。
最後に一つ前の画面に戻り、今入力したAPNを選択します。
選択してしばらく待つと、アンテナピクト(画面右上の表示)が4Gまたは5Gになるはずです。
ならない場合は一度機内モードをON→OFFにし、しばらく待ちましょう。
無事4G/5G表示になった後はWi-FiをOFFにして、WEBサイトが開くか・通話ができるか・SMSの送受信が可能か確認してください。
問題なければ設定は完了です。
ワイモバイルでPixel5に機種変更
すでにワイモバイルを契約している方も、Pixel 5・5aに機種変更できます。
手順は以下のとおりです。
- SIMカードの番号を確認
- Pixel5の端末を用意
- Pixel5にSIMを差し替える
- 初期設定・データ移行
- APN設定
SIMのサイズ・種類を確認
まず、機種変更する前にSIMカードのサイズと番号を確認しましょう。
Pixel 5・5aで使えるSIMカードのサイズはnanoのみなので、micro・標準SIMを使っている方は店舗でSIMを交換してもらってください。
また、nanoSIMを使用中の方も注意が必要です。
ワイモバイルのSIMカードは「n101」「n111」「n141」の3種類があり、このうち「n141」はPixel 5・5aでは使えません。
「n141」はワイモバイルで販売されたiPhoneの専用SIMです。
もしかしたらPixel 5・5aでも使える可能性はありますが、公式には使えないことになっています。
事前に店舗に行き、SIMカードをn101に交換してもらいましょう。
n101・n111はすべての端末で使えますし、ワイモバイルで買ったiPhoneでも使えます。
Pixel 5の端末を用意
SIMカードが確認できたら、Pixel 5・5aの端末を用意しましょう。
これから端末を買う方は、Google StoreでSIMフリー版を買いましょう。
また、Pixel 5・5aは楽天市場などで端末のみを購入できますし、イオシスやじゃんぱらでも安く販売されています。
Pixel 5にSIMを差し替え
端末が準備できたら、現在の端末からSIMカードを抜き、Pixel 5・5a本体にSIMを差し替えます。
Pixel 5・5aは本体左側面にSIMスロットがあります。
SIMピンを用いてスロットを開け、SIMカードをセットしてスロットを元に戻してください。
端末の初期設定・データ移行
SIMを入れたあとにPixel 5の電源をONにすると、端末の初期設定が開始します。
この初期設定の途中でデータ移行も可能です。
元の端末がAndroidでもiPhoneでも、基本的には付属のクイックスイッチアダプターを使って両方の端末をケーブルで接続するとデータが転送されます。
旧スマホからPixel 5・5aへのデータ移行の手順はこちらに記載されています。
機種変更時のAPN設定
Pixel 5・5aはSIMカードを入れて初期設定しただけでは通話やデータ通信ができません。
SIMは認識するもののアンテナピクトが3G表示になりますので、手動でAPN設定が必要です。
▼3GなのでAPN設定が必要▼
設定(歯車マーク) → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク をタップ
最下段の「詳細設定」から、「アクセスポイント名」をタップ
右上のメニューボタンから「新しいAPN」をタップ
各項目に、以下の内容を設定します
<AndroidのAPN設定>
項目 | 設定内容 |
---|---|
名前 | (任意) |
APN | plus.acs.jp.v6 |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
ただし、MCC(440)とMNC(20)は自動で入力されました。
手入力はミスの原因になるので、こちらのページを開きながらコピー&ペーストするのがおすすめです。
すべて入力したら、右上のメニューボタンから「保存」をタップします。
最後に一つ前の画面に戻り、今入力したAPNを選択します。
選択してしばらく待つと、アンテナピクト(画面右上の表示)が4Gまたは5Gになるはずです。
ならない場合は一度機内モードをON→OFFにし、しばらく待ちましょう。
無事4G/5G表示になった後はWi-FiをOFFにして、WEBサイトが開くか・通話ができるか・SMSの送受信が可能か確認してください。
問題なければ設定は完了です。
YmobileでPixel5使用時の注意点
eSIMも使える
ワイモバイルではeSIMも選べますが、Pixel 5・Pixel 5aでもワイモバイルのeSIMが使えます。
Pixel 5はeSIMも動作確認済みです。
Pixel 5・5aはnanoSIMに加え、eSIMのスロットもあります。
よって、ワイモバイルはあえてeSIMを選び、他社のnanoSIMと併用することも可能です。
2枚のSIMを併用すれば仕事用とプライベート用で電話番号を分けられます。
また、例えば楽天モバイルと併用すれば「データ通信は楽天モバイルのSIMで使い放題、通話はワイモバイル」といったことも可能です。
デュアルSIMをうまく使いこなせば料金を大きく節約できる場合もあるので、是非活用してください。
eSIMの詳細はこちらにまとめています。
SIMのサイズに注意
ワイモバイルでPixel 5・5aを使う際にはいくつか注意点があります。
まず、SIMカードのサイズです。
Pixel5・5aで使えるSIMカードのサイズは一番小さいnanoのみです。
現在使っているSIMカードがmicroや標準の場合、Pixel 5/5aでは使えませんので事前にSIMカードの交換が必要です。
SIMカードの交換はワイモバイルの店舗でしかできません。(オンラインは不可)
その際、手数料3,300円がかかります。
n141のSIMは使えない
ワイモバイルで買ったiPhoneからPixel5に機種変更する際には注意が必要です。
ワイモバイルでiPhoneを買うと、n141という特殊なSIMが送られてきます。
これはワイモバイルのiPhoneでしか使えないことになっています。
n141はPixel5・5aでは使えない(※)ので、こちらもSIMカードの交換が必要です。
店舗でn101に交換してもらってください。(n111は問題なく使えます)
※注意※
ただ、公式見解ではn141は他機種で使えないことになっていますが、実際には問題なく使える場合もあります。
個人的には、一度n141をPixel5に挿してAPN設定をし、問題なく使えるようであればそのまま使っても良いと思います。
不安な方は店舗でSIMを交換してもらいましょう。
n101(またはn111)ならどの機種でも問題なく使えます。
使えないサービスあり
SIMカードをPixel5・5aに挿して使う場合、一部サービスが使えない場合があります。
例えば、端末保証オプションの一種である「故障安心パックプラス」にも加入できません。
また、「ソフトバンクWi-Fiスポット」は端末セットで購入すれば無料で使えますが、SIMをPixel 5・5aに挿して使う場合は使用できないことになっています。(実際は使えますが)
ワイモバイルのキャンペーン情報
ワイモバイルでは常時お得なキャンペーンを実施中です。
これからPixel 5・5a用にSIMを契約される方は、必ず下記キャンペーンを活用してください。
新どこでももらえる特典
ワイモバイルでは新どこでももらえる特典というキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンは事前にエントリーしたうえでワイモバイルに申し込み、申込月の4カ月後にPayPay支払いで買い物すると、最大20%相当のPayPayポイントが上乗せされて貰える仕組みです。
通常のPayPayポイント還元に加え、さらに最大20%相当のポイントが還元されます。
- こちらのページからエントリー
- ワイモバイルに申し込み
- 4カ月後にPayPay支払で買い物
- 最大6,000ポイント還元
貰えるPayPayポイントの上限額はプランによって異なります。
プランSの還元額は最大500円分、プランM・Lは最大6,000円分です。
特典の上限額 | |
---|---|
プラン S | 500円分 |
プラン M・L | 6,000円分 |
エントリーページはワイモバイル公式ストア(ヤフー店)にありますが、ヤフー店だけでなく公式オンラインストア・店舗や家電量販店で契約しても貰えます。
- 店舗
- 家電量販店
- ワイモバイル公式ストア
- ワイモバイル公式ストア(ヤフー店)
ワイモバイルの契約前には必ずエントリーしてください。
▼エントリーはこちら▼
SIMのみ/eSIMのキャンペーン
ワイモバイルでSIMのみ契約する場合は店舗よりオンラインが断然お得です。
公式オンラインストアと公式オンラインストア(ヤフー店)もSIM契約で高額のPayPayポイントが還元されます。
ただし還元額は異なるので、お得な方で契約しましょう。
新規契約時の還元額
<SIM/eSIM・新規契約時の比較>
プラン | 公式 | ヤフー |
---|---|---|
S | 3,000円分 | 対象外 |
M | 10,000円分 | 6,000円分 |
L | 10,000円分 | 6,000円分 |
新規契約でSIM/eSIMを契約する際、ワイモバイル公式ストアがお得です。
必ず新どこでももらえる特典にエントリーした上で契約してください。
MNP乗り換え時の還元額
<SIM/eSIM・MNPの比較>
プラン | 公式 | ヤフー店 |
---|---|---|
S | 3,000円分 | 3,000円分 |
M | 20,000円分 | 17,000円分 |
L | 20,000円分 | 17,000円分 |
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いずれの場合も必ず新どこでももらえる特典にエントリーした上で契約してください。
▼どちらも事前エントリー▼
その他にもお得なキャンペーンを実施中です。
SIM契約時のキャンペーン詳細と、現在実施中のキャンペーンはこちらにまとめています。
ワイモバイルでピクセル5を使おう
以上、ワイモバイルでPixel 5・5aを使う・機種変更する手順でした。
Pixel 5・5aはSIMを差してAPN設定すれば問題なく使えますが、機種変更時のSIMの種類・サイズには注意してください。
これからSIMを契約される方は必ずキャンペーン情報を確認しましょう。
契約方法を間違うと最大14,000円分損してしまいます。