本記事ではソフトバンクから発売された「Google Pixel 5」を実機レビューします。
(端末はソフトバンクさんからお借りしました)
人気のGoogle Pixelシリーズの5G対応端末で、個人的にもかなりおすすめの機種です。
ソフトバンクでの販売は終了しましたが、中古でも使えます。
Google Pixel 5の価格・在庫
Google Pixel 5の在庫状況
Google Pixel 5はソフトバンク公式サイトでは全色在庫切れです。
おそらく終売でしょう。
現在販売中のスマホはこちらでご確認ください。
中古でも購入可能
前章の通り、Google Pixel 5はソフトバンクでの販売は終了しました。
また、Googleストアでの販売も終了しましたが、中古スマホを購入して使用も可能です。
楽天市場・Amazonやイオシス・じゃんぱらなどの中古スマホ店では、Google Pixel 5の未使用品や中古品が格安で購入できます。
ソフトバンク版のGoogle Pixel 5はSIMロック解除すればワイモバイル・LINEMOや、mineo・LINEモバイルのソフトバンク回線でも使えます。
また、ドコモ・au・楽天モバイルでも使えますので、中古端末の購入も検討しましょう。
SIMロック解除の手順
2021年5月11日までにソフトバンクで販売されたスマホは、ソフトバンク回線以外では使用できないようにSIMロックという状態になっています。
購入日 | SIMロック有無 |
---|---|
2021年 5月11日まで | あり |
2021年 5月12日以降 | なし |
このSIMロックはマイページまたは店舗で解除できます。
マイページから手続きすれば無料ですが、店舗は3,300円の手数料がかかります。
必ずマイページから解除手続きしましょう。
なお、ソフトバンクすでに解約した方や中古のソフトバンク端末を買った方もSIMロック解除が可能です。
▼機種変更も手数料無料▼
ソフトバンク版Pixel 5の周波数
対応バンド一覧
ソフトバンク版のPixel5の対応バンドは以下の通りです。
- 5G:n3/28/77/78
- LTE:B1/3/8/18/19/26/28/42
- WCDMA:B1/6/8/19
ドコモ回線で使える?
ドコモ回線で使用する4G/LTEのバンドは1・3・19ですが、ソフトバンク版のPixel5はすべて対応しています。
ドコモのVoLTEにも対応しているので、4Gによる通話・データ通信は問題なく使えます。
ただし、ドコモが使う5Gバンドのうちn79には非対応です。
n78には対応しているので使えないわけではないですが、地域によっては5Gに繋がらない可能性があります。
5Gエリアはまだまだ狭く、エリア外でも4Gで通信できるのであまり気にする必要はありませんが、n79に非対応な点は頭の中に入れておいてください。
Pixel 5はSIMフリー版もドコモ5Gのn79に非対応なので、ドコモの5Gは諦めましょう。
LINEMO/ワイモバイルに対応
ソフトバンク版のPixel5はLINEMO・ワイモバイルでも使えます。
LINEMO・ワイモバイル回線で使う4G/LTEのバンドはB1・3・8、5Gはn77ですが、Pixel 5はすべて対応しています。
もちろんVoLTEにも対応しています。
よってソフトバンクやソフトバンク回線のMVNOはもちろん、SIMロックを解除すればLINEMO・ワイモバイルでも使えます。
ただし事前にSIMロック解除が必要なので注意してください。
au回線・au VoLTEも対応
ソフトバンクのPixel 5はau回線にも対応しています。
auの対応バンドは4G/LTEの1・18・26(18・26はどちら対応していれば可)ですが、Pixel 5は全て対応しています。
また、au回線が使う5Gバンドのn77・n78にも対応していますので、au・povo・UQモバイルやau回線を使った格安SIMでも問題なく使えますし、5Gも使えます。
楽天モバイルで使える?
ソフトバンク版のPixel 5は楽天モバイルでは動作確認されており、5G/4Gデータ通信・通話・SMSの基本機能は問題なく使えます。
4Gだけでなく5Gも動作確認済みなので安心して使えますね。
また、ETWS(緊急地震速報/津波速報の受信)など細かい機能にも対応しています。
ただし、2021年5月11日までに購入した端末はSIMロック解除が必要です。
Google Pixel 5のレビュー
スペック一覧表
スペック | |
---|---|
サイズ(mm) | 高144.7× 幅70.4 ×厚さ8.0 |
重さ | 約151g |
画面サイズ | 6.0インチ 有機EL |
解像度 | 2,340×1,080 (フルHD+) |
バッテリー容量 | 4,080mAh |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon765G (オクタコア) 2.4+2.2+1.8GHz |
メモリー (ROM) | 128GB |
メモリー (RAM) | 8GB |
対応外部メモリ | ー |
有効画素数 (メインカメラ) | 1,220万(広角) +1,600万(超広角) |
有効画素数 (サブカメラ) | 800万 |
搭載CPUはSnapdragon765Gなので、重いゲームでもほとんど問題なく動作するでしょう。
カメラは2眼ですが、CPUによる画像処理で美しく撮影できます。
型番・発売日
ソフトバンクにおけるPixel 5の型番は「G5NZ6」です。
ソフトバンクにおけるPixel5の発売日は2020年10月15日(木)です。
Pixel 4a(5G)と同時に発売されました。
本体カラー・色
Pixel 5の本体カラーは「Just Black」と「Sorta Sage」の2色です。
Sorta Sageの読み方はわかりませんが、グリーンっぽい色です。
私がお借りしたのはSorta Sageです。
落ち着いた色のグリーンで、やや灰色がかっています。
本体はサラサラで反射がなく、指紋もつきにくい素材です。
個人的にはかなり好きですね。
本体の右側面には電源ボタンと音量ボタン、左側面にはSIMスロットがあります。
Googleアシスタントボタンはありません。
▼本体右側面▼
▼本体左側面▼
本体のサイズ
Pixel5の本体サイズは高さ144.7mm、幅70.4mm、厚さ8.0mmです。
最近発売されたスマホの中ではコンパクトな部類です。
iPhone SE 第2世代より一回り大きいくらいのサイズで、幅もそれほど大きくないので女性でも片手でも持ちやすいと思います。
Pixel 4aや 4a(5G)とのサイズ比較は以下のとおりです。
Pixel 4a(5G)が最も大きく、Pixel 4aとPixel5はほとんど同じですね。
Pixel 5 | Pixel 4a(5G) | Pixel 4a | |
---|---|---|---|
高さ | 144.7mm | 153.9mm | 144mm |
幅 | 70.4mm | 74mm | 69.4mm |
厚さ | 8.0mm | 8.2mm | 8.2mm |
なお、私が使用しているPixel3は高さ145.6mm、幅68.2mm、厚さ7.9mmなので、Pixel5はPixel3ともほとんど同じです。
画面が4.7インチのiPhone SE 第2世代より一回り大きいくらいで、6インチの画面の割にかなりコンパクトです。
▼Pixel3とほとんど同じ▼
▼iPhone SE2よりやや大きい▼
6.24インチの有機EL画面
Pixel 5の画面の大きさは6.0インチです。
ディスプレイには有機ELを採用しています。
比較的大きな画面で解像度も2,340×1,080ドットのフルHD+と十分なので、動画を観る方にも最適です。
ちなみに、Pixel 4aとPixel5との画面比較は以下の通りです。
Pixel 5 | Pixel 4a(5G) | Pixel 4a | |
---|---|---|---|
画面 サイズ | 6.0 inch | 6.24 inch | 5.8 inch |
最も画面サイズが小さいのはPixel 4aで、Pixel 5は3機種の中間です。
ただし本体サイズは5.8インチのPixel 4aとほとんど同じです。
リフレッシュレートは90Hz
Pixel5のリフレッシュレートは90Hzです。
リフレッシュレートとはディスプレイが1秒間に描画できる画像の枚数のことで、数字が大きいほど画面がヌルヌル快適に動きます。
Pixel 4a(5G)は60Hzでしたが、Pixel5は90Hzです。
ゲームをする方にも最適ですね。
CPUはSnapdragon765G
Pixel 5に搭載されているチップセットはSnapdragon765Gです。
超ハイスペックというわけではありませんが十分な性能でしょう。
ゲームもほとんど快適に動くと思います。
nanoSIM+eSIMのデュアルSIM
Pixel 5はnanoSIMの他にeSIMも搭載されています。
LINEMO・ワイモバイルや楽天モバイル、IIJmioではeSIMも発行できますので、SIMロック解除すればそちらと併用も可能です。
SIMロックあり
ソフトバンク版のPixel5にはSIMロックがかかっています。
SIMロックを解除しない限り他社のSIMでは使えません。
mineoやLINEモバイルのソフトバンク回線ではSIMロック解除無しで使えますが、ワイモバイルやLINEMOで使う場合にもSIMロック解除が必要なので注意してください。
Pixel5はドコモ・au・ソフトバンクに加え、楽天モバイルのバンドにも対応しています。
5Gも使用可能です。(ドコモは一部の5Gバンドに非対応)
よって、SIMロック解除すれば他社SIMでも5G・4G通信ができますし、eSIMも使えます。
RAMは8GB/ストレージ128GB
Pixel5のメモリー(RAM)は8GB、ストレージは128GBです。
Pixel 4a(5G)のメモリーRAMが6GBでしたので、Pixel5は更に強化されています。
ストレージ容量は128GBと大きいですが、マイクロSDカードによる増設はできません。
なお、初期設定後のストレージ使用量は以下のとおりです。
110GB以上の容量が空いています。
マイクロSDカード不可
Pixel 5のストレージ容量は128GBですが、マイクロSDカードは使えません。
ストレージが128GBで足りない方はGoogleフォトなどのオンラインストレージなどを利用して端末の容量を節約しましょう。
デュアルレンズカメラ
Pixel 5のアウトカメラは1,220万+1,600万画素のデュアルレンズカメラです。
レンズの数や画素数はそれほど高くありませんが、CPUによる画像処理で写真はなかなか美しいです。
- 広角レンズ:1,220万画素
- 超広角レンズ:1,600万画素
インカメラの画素数は800万画素です。
パンチホール式のカメラで、画面をほとんど邪魔しません。
実際に撮影した写真
私がPixel 5で撮影した写真をこちらに記載しています。
同時に、Pixel3・iPhone12・iPhone SE 第2世代とも比較しました。
まぁ、どれもカメラの性能の評判が良い機種ばかりなので、それほど大きな差はありません。
最も差が出やすいのが夜景ですが、個人的にはかなりキレイだと思います。
人によって評価は異なると思いますが、撮り比べたPixel3はもちろん、iPhone12よりもきれいに写っていると思います。
余計なアプリは少ない
ソフトバンク版のPixel5にはソフトバンクのアプリがプリインストールされています。
ただし数はかなり少なく、「My SoftBank」ともう一つだけでした。
キャリア版のAndroidスマホのように使わないアプリが山盛りになっていないのも良い点です。
イヤホンジャックなし
Pixel 5には3.5mmイヤホンジャックがありません。
有線でイヤホン・ヘッドフォンを接続したい方は、Pixel 4a(5G)を選びましょう。
Pixel 4a(5G)は本体上部に3.5mmイヤホンジャックがあります。
▼Pixel 4a(5G)▼
USB端子はUSB Type-C
Pixel 5のUSB端子はUSB Type-Cです。
また、USBケーブルと充電器も付属しています。
USB端子の両サイドの穴はステレオスピーカーです。
Pixel 5の付属品
Google Pixel 5の付属品は以下のとおりです。
- 18W ACアダプタ
- USBケーブル(C to C)
- SIMピン
- 変換アダプタ
(USB C→A)
ACアダプタ/ケーブル付属
Google Pixel5にはACアダプタとUSBケーブルが付属しています。
ACアダプタは18Wの高速充電ができる高性能アダプターです。
なお、ケーブルはUSB Type-C to Cのタイプです。
ケース/フィルムなし
Google Pixel5にはソフトケースやフィルムは付属していません。
こちらは自身で購入してください。
Pixel 5の便利機能
搭載機能一覧
Google Pixel 5はおサイフケータイ・指紋認証に対応しています。
<搭載便利機能>
機能 | |
---|---|
防水 | ○ |
防塵 | ○ |
ワンセグ/フルセグ | ー |
おサイフケータイ | ○ |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ー |
指紋認証センサーあり
Google Pixe5は指紋認証に対応しています。
指紋認証センサーは本体背面にあります。
マスクをしている時間が長い現在では指紋認証センサーがあるのは嬉しいですね。
顔認証には非対応
一方、Pixel5は顔認証には非対応です。
防水・防塵対応
Google Pixel 5は防水・防塵に対応しています。
防水性能はIPX8等級、防塵はIP6X等級の性能を誇りますので安心です。
Pixel 4a(5G)は防水・防塵に非対応なので、水濡れ・水没による故障が心配な方はPixel5を選びましょう。
おサイフケータイ対応
Google Pixel5はおサイフケータイに対応しています。
最近はキャッシュレスが推進されていますのでおサイフケータイが搭載されているのは嬉しいですね。
ワンセグ・フルセグ非対応
Google Pixel 5はワンセグ・フルセグには対応していません。
ワンセグ・フルセグ対応機種をお探しの方はこちらで見つけてください。
Pixel5とPixel 4a(5G)/4aの違い
ソフトバンクではPixel5の他にPixel 4a(5G)・Pixel 4aも取り扱っています。
ここでは3機種の違いと選び方を解説します。
主な違い
Pixel 4a(5G) | Pixel 4a | Pixel 5 | |
---|---|---|---|
価格 | ¥57,600 | ¥49,680 | ¥87,840 |
画面 サイズ | 6.24 inch | 5.8 inch | 6.0 inch |
リフレッシュ レート | 60Hz | 60Hz | 90Hz |
重さ | 168g | 143g | 151g |
バッテリー 容量 | 3,885 mAh | 3,140 mAh | 4,080 mAh |
ワイヤレス 充電 | ー | ー | ◯ |
5G対応 | ◯ | ー | ◯ |
アウト カメラ | 1,220万 1,600万 | 1,220万 | 1,220万 1,600万 |
イン カメラ | 800万 | 800万 | 800万 |
防水 | ー | ー | ◯ |
イヤホン ジャック | ◯ | ◯ | ー |
やはり最も高性能なのはPixel5です。
画面のリフレッシュレートは90Hzでサクサク快適で、ワイヤレス充電・防水にも対応しています。
一方、Pixel5にはイヤホンジャックがありません。
また、価格はかなり高い割にカメラの画素数などはPixel 4a(5G)と同じです。
おすすめの選び方
前章で解説したとおり、3機種にはいろいろな違いがありますが、特に「5G対応」「画面サイズ」は必ず確認しましょう。
Pixel 4a(5G)とPixel5は5Gに対応していますが、Pixel4aは非対応です。
5Gエリアは2021年夏時点ではほとんど広がっていないので、現時点では5Gに対応していなくても全く問題ありません。
しかし、1~2年後には5Gがかなり使えるようになってきます。
一つの機種を長く使う方は今から5G対応機種を買っておいても良いかもしれませんね。
なお、CPUやカメラ性能の違いは使っている中ではほとんど感じないでしょう。
しかし、画面サイズは人によって好みが異なりますので、大きいサイズが良い方はPixel 4a(5G)、コンパクトな方が良い場合はPixel5を選びましょう。
Pixel5はイヤホンジャックなし、Pixel 4a(5G)は防水非対応な点にも注意が必要です。
Pixel5の購入/機種変更はこちら
以上、ソフトバンクのGoogle Pixel 5の解説でした。
5G対応で高性能な割に端末がコンパクトで、個人的にもおすすめの機種です。
ソフトバンクでの販売は終了しましたが、中古でも使えます。
購入はこちらからどうぞ!
▼機種変更も手数料無料▼