本記事ではワイモバイルのeSIMを解説します。
ワイモバイルでは通常のnanoSIMに加え、eSIMも選べます。
私もさっそく実際に契約しましたので、レビューします。
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ワイモバイルのeSIMとは?
eSIMと通常SIMの違い
eSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMにデータを書き込んで使うタイプのSIMです。
現在は物理的な通常のSIMカードが主流ですが、今後はeSIMも急速に普及すると思います。
通常のSIMとeSIMの違いは以下のとおりです。
- 通常のSIM:契約後にSIMが送付
(契約情報は事前に書き込み済み) - eSIM:SIMはスマホ本体に内蔵
(契約後に自分で情報を書き込む)
通常のSIMカードは、契約後に送られてくる物理的なSIMカードをスマホ本体に差して使います。
SIMカードにはあらかじめ契約者やプランの情報が書き込まれており、SIMを挿してAPN設定をすれば通話やデータ通信ができるようになります。
一方、一部のスマホには端末本体にもともとSIMカードが内蔵されています。
eSIMを契約したあとは、この内蔵されたSIMカードに契約データを書き込むことで、データ通信や通話ができるようになります。
データの書き込みはQRコードを読むだけなので、簡単ですぐ使えるのが特徴です。
eSIMを使うメリット
- 契約後すぐに使える
- デュアルSIMになる端末も
→2つの電話番号を使い分ける
→通話とデータでSIMを分ける - 通常SIMより手数料が安い場合も
eSIMの契約のメリットは、契約後すぐに使えるようになることです。
契約後にSIMカードが送られてくるのを待つ必要がなく、表示されるQRコードを読み取ることですぐに通信ができます。
また、物理SIMとeSIMのデュアルSIM(2枚のSIMが同時に使える)端末もあります。
特に日本で発売されたXS・XR以降のiPhoneは全て物理SIMとeSIMのデュアルSIM端末です。
ほとんどの方は通常のSIMカードを1枚入れて使っていると思いますが、実はeSIMも同時に使えるのです。
よって、通常のSIMとeSIMを同時に入れれば2つの電話番号を同時に使えるので、プライベートと仕事で電話番号を使い分けられます。
また、通話とデータ通信で使うSIMをそれぞれ設定することで、通話は通話料が安いSIM・データ通信は速度が速くて大容量が安いSIMといったように使い分けられます。
また、eSIMはネット上で手続きが完結するので、通常のSIMカードよりも各種手数料が安い場合も多いです。
eSIMのデメリット・注意点
eSIMにもいくつかデメリットがあります。
通常のSIMと使える機能は同じなので、デュアルSIMを活用したいという方以外はわざわざeSIMにする必要はありません。
店舗のみ・手数料あり
ワイモバイルのeSIMの最大のデメリットは手数料です。
ワイモバイルのeSIMは契約時こそ手数料は無料ですが、以下の手続きは3,300円の手数料がかかります。
<手数料がかかる手続き>
- 別の機種にeSIMを移す
- 通常SIMからeSIMに切り替え
- eSIMから通常SIMに切り替え
さらに、上記の手続きは店舗でしかできません。
先にeSIMに対応した楽天モバイルはオンラインですぐにeSIM⇔通常SIMの切り替えや他機種への移し替えができ、手数料も無料です。
私も契約していますが、使いたい機種に気軽にeSIMを移し替えられるのでかなり便利です。
それと比べるとワイモバイルの利便性は劣っていますね。
現在通常のSIMを契約している方がeSIMに切り替えるのにも手数料がかかります。
冒頭に書きましたが、iPhoneやPixelでデュアルSIMを活用したいという方以外は通常のSIMを選びましょう。
現時点ではeSIMの方がデメリットが多いです。
eSIM対応端末が少ない
また、eSIMが使える端末が少ないこともデメリットです。
iPhoneはiPhone XR・iPhone XS以降のiPhoneなら全てeSIMにも対応していますが、それ以前のiPhoneは非対応です。
また、Androidは最近はだんだんeSIM対応機種が増えてきたものの、少し古い機種になるとほとんどeSIMに対応していません。
今後はeSIM搭載が主流になると思いますが、過去の機種を使う場合は通常SIMを選ばざるを得ません。
- 使える端末が少ない
(特に古い機種はほぼeSIM非対応)
よくわからない方は、通常のSIMを選びましょう。
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ワイモバイルのeSIM
eSIMはいつから?
ワイモバイルでは2021年3月17日(水)からeSIMが発行可能になりました。
3月17日以降にワイモバイルに契約する方は、通常のSIMとeSIMが選べるようになります。
eSIM開始当初はこちらのページからしか申し込めませんでしたが、現在は公式オンラインストアとYmobileオンラインストア(ヤフー店)でも申込可能です。
また、既存契約者も通常SIMからeSIMへの変更が可能です。
ただし、eSIMへの変更は店舗のみで手数料3,300円がかかります。
オンラインではeSIMに変更できません。
eSIMの対象プラン
シンプルS/M/L
ワイモバイルのメインプランはシンプルS/M/Lです。
現在契約できるのは基本的にシンプルS/M/Lのみです。
詳細:シンプルプランの詳細
このシンプルS/M/Lを今後契約する場合、通常のSIMかeSIMかを選べるようになります。
どちらを選んでも料金・データ容量や使える機能は同じです。
もちろん現在シンプルS/M/Lを契約中の方も、eSIMに変更したり通常のSIMに戻したりできます。
(変更には手数料がかかります)
スマホベーシックプラン
2021年2月までメインだったスマホベーシックプランを契約中の方も、eSIMが使えるようになります。
3月17日から通常のSIMからeSIMへの変更が開始しました。(店舗のみ)
eSIMに変更しても料金・データ容量や使える機能は同じです。
また、その前のスマホプランでもeSIMが選べます。
ただし、現時点でスマホプランを契約し続けるメリットはありませんので、できるだけ早くシンプルS/M/Lにプラン変更しましょう。
現在はいつプラン変更しても違約金なしで変更できます。
eSIMで5Gも使える
eSIMでも5G・4Gの両方の通信が可能です。
ワイモバイルでは2021年2月から4Gと同一料金で5Gが使えるようになりました。
eSIMと通常のSIMは形の違いはあるものの、機能は全く同じです。
iPhone12・12 miniやiPhone SE 第3世代などの5G対応端末をお持ちの方は、5Gエリアに行けばeSIMでも5Gによる通信が可能です。
ただし、現時点では5Gエリアは狭く、日常的に5Gの通信はできません。
また、5Gでないと利用できないコンテンツもないので、あまり気にする必要はありません。
5Gが日常的に使えるようになるのは少なくともあと1年はかかると思います。
eSIMのAPN
eSIMを使う場合もAPN設定・プロファイルインストールが必要です。
ただし、APN項目・プロファイルは通常のSIMと同じです。
iPhoneのAPN
XR・XS以降のiPhoneは全てeSIMに対応しています。
通常SIMとeSIMのデュアルSIMです。
eSIM対応のiPhoneでワイモバイルのeSIMを使う場合、QRコードを読んでデータを書き込んだだけでは使えません。
通常のSIMと同様にプロファイルのインストールが必要です。
ただし、機種によってプロファイルインストールが不要で、eSIMを書き込んだらすぐに使える機種もあります。
<プロファイルインストールの要否>
必要 | 不要 | |
---|---|---|
プロファイル インストール | ・iPhone12 ・iPhone12 mini ・iPhone12 Pro ・iPhone12 Pro Max | 左記以外 |
プロファイルインストールが必要な機種の場合、Wi-Fiに接続したうえでこちらのページを参考にインストールしてください。
AndroidのAPN
AndroidスマホでワイモバイルのeSIMを使う場合、QRコードを読んでデータを書き込んだだけでは使えません。
通常のSIMと同様にAPN設定が必要です。
eSIMのAPNは通常SIMのAPNと同じです。
アンドロイド端末の「設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」を開き、以下のAPNを入力して保存してください。
<AndroidのAPN設定>
項目 | 設定内容 |
---|---|
名前 | (任意) |
APN | plus.acs.jp.v6 |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
ソフトバンクWi-Fiスポットは?
ワイモバイルの公式サイトでは、ワイモバイル以外で買ったスマホにeSIMを登録して使う場合、ソフトバンクWi-Fiスポットが使えないとされています。
ただし、おそらく実際は高い確率でeSIM×持ち込み端末でもソフトバンクWi-Fiスポットは使えると思われます。
そもそも、ワイモバイルでは通常SIMを持ち込み機種で使う場合にもソフトバンクWi-Fiスポットは使えない、とされています。
しかし、実際にはほとんど使えます。
私もワイモバイルのSIMをhonor9・HUAWEI P20 Pro・Google Pixel 3や持ち込みのiPhoneで使ってきましたが、ソフトバンクWi-Fiスポットが使えなかったことはありません。
もしかしたら使えないこともあるかもしれませんが、おそらくeSIMでも大丈夫ではないかと思います。
シェアプランはeSIM不可
シェアプランではeSIMは選択できません。
シェアプランで選べるのは通常のSIMのみです。
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ワイモバイルのeSIMの料金
eSIMの料金
eSIMの料金は通常のSIMと同様です。
シンプルS/M/Lの料金表は以下のとおりです。
<シンプルS/M/Lの税込料金表>
プラン | S | M | L |
---|---|---|---|
データ 容量 | 3GB 1年間:5GB | 15GB 1年間:20GB | 25GB 1年間:30GB |
月額 料金 | ¥2,178 | ¥3,278 | ¥4,158 |
家族割・ おうち割 適用後料金 | ¥990 | ¥2,090 | ¥2,970 |
制限時の 最大速度 | 最大 300kbps | 最大 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 ・10分かけ放題:+770円 ・かけ放題:+1,870円 |
通常のSIMとeSIMのどちらを選んでも、使えるデータ容量や料金、対応機能は同じです。
eSIMのキャンペーン情報
eSIMが申し込める場所
eSIMは店舗・公式オンラインストア・Yahoo!のオンラインストアで申し込めます。
店舗では契約事務手数料3,300円がかかり、PayPay還元キャンペーンもないので必ずオンラインで契約しましょう。
eSIM開始当初はeSIMの解説ページでしか申し込みできませんでしたが、現在はワイモバイル公式ストアやワイモバイル公式ストア(ヤフー店)でも申し込めるようになりました。
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eSIMでPayPay還元
ワイモバイル公式オンラインストアでeSIMを契約するとPayPayポイントが貰えます。
還元額は時期によって変動しますし、たまにeSIMだけ増額されることも多いです。
現在実施中のeSIMキャンペーンはこちらを参考にしてください。
eSIMはどこで契約がお得?
eSIMは公式オンラインストアかYahoo!ストアで契約するとPayPayポイントが貰えます。
ではどちらがお得でしょうか?
公式オンラインストアもヤフー店も還元額は時期によって変動します。
また、公式ストアのタイムセールの対象になることもあり、タイムセールで契約すればお得になる場合もあります。
一番お得なeSIMの契約方法はこちらの記事にまとめています。
どちらで契約する場合も新どこでももらえる特典にエントリーした上で手続きしてください。
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eSIMへの変更・eSIMに切り替え
オンラインでeSIMに変更不可
ワイモバイルのeSIMは、新規契約時はオンラインですぐに発行できます。
ただし、通常のSIMからeSIMに切り替えたり、eSIMを他の機種に移す作業はオンラインではできません。
iPhoneのeSIMクイック転送にも対応していませんので、店舗に行く必要があります。
また、その際には手数料3,300円がかかるので注意してください。
eSIMクイック転送は使える?
iOS16以降にアップデートしたiPhoneにはeSIMクイック転送という機能があります。
これは、他機種に入れたSIM/eSIMをiPhone上の手続きのみで他のiPhoneに移し替える機能です。
元のSIMが通常のnanoSIMでもeSIMに転送できるのがメリットです。
ただし、記事執筆時点でワイモバイルはこのeSIMクイック転送に対応していません。
現在nanoSIMを契約中の方はSIMを差し替えるだけで機種変更できますが、eSIMを契約中の方は店舗で移し替えてもらう必要があります。
オンラインではできず、店舗で移し替えてもらう際には手数料3,300円がかかります。
SIMからeSIMに変更
現在通常のSIM(nano SIM・microSIM)を契約中の方も、eSIMに変更できます。
ただしnanoSIMからeSIMへの変更はオンラインではできず、店舗で手続きが必要です。
iPhoneのeSIMクイック転送にも対応していません。
eSIM対応の端末・SIM・本人確認書類などを持って店舗に行きましょう。
なお、eSIMへの変更には3,300円の手数料がかかります。
詳細:USIMカードからeSIMに変更 | ワイモバイル公式サイト
SIMからeSIMに切り替え
現在通常のSIM(nano SIM・microSIM)を契約中の方も、eSIMに切り替えられます。
ただしeSIMへの切り替えはオンラインではできず、店舗で手続きが必要です。
eSIM対応の端末・SIM・本人確認書類などを持って店舗に行きましょう。
なお、eSIMへの切り替えには3,300円の手数料がかかります。
詳細:USIMカードからeSIMに切り替え | ワイモバイル公式サイト
eSIMから物理SIMに変更
eSIMから物理SIM(nanoSIM)に変更する場合も店舗で手続きが必要です。
オンラインやマイページでは手続きできません。
来店予約したうえで店舗に行きましょう。
なお、手数料3,300円がかかります。
eSIM契約者が機種変更する
ワイモバイルで機種変更する場合、主に3つの方法があります。
- 公式オンラインストアで機種変更
- 店舗で機種変更
- 用意した端末に自分で機種変更
公式ストアで機種変更
現在ワイモバイルのeSIMを契約している方は、ワイモバイル公式ストアで機種変更できます。
ワイモバイル公式ストアにスマホでアクセスします。
購入したい機種を選択すると、本体の画像の下に「eSIMと機種のセット購入はこちらから」との文言があるので、そちらをタップします。
すると、同じ製品のeSIMのページにジャンプします。
タイトルの後ろに「(eSIM)」と表示されていることを確認し、あとは画面の指示に従って機種変更してください。
店舗で機種変更
現在ワイモバイルのeSIMを契約中の方が店舗・家電量販店でワイモバイルの取り扱い端末に機種変更する場合、eSIMが入った端末と本人確認書類をもって来店すればOKです。
ただし店舗・家電量販店では機種変更手数料3,300円がかかります。
店舗に行く前には必ず事前に来店予約をしましょう。
用意した端末に自分で機種変更
現在ワイモバイルのeSIMを契約中の方が、自分で用意した端末に機種変更する場合、店舗に行く必要があります。
オンラインでは手続きできませんし、自分でもできません。
まずは使いたい端末がワイモバイルで使えるか、動作確認端末一覧で確認してください。
そのうえでeSIMが入った端末と本人確認書類をもって来店すればOKです。
店舗に行く前には必ず事前に来店予約をしましょう。
eSIMの変更手数料/切り替え手数料
SIMからeSIMへの変更手数料
物理SIMからeSIMへの変更には3,300円の手数料がかかります。
手続きはオンラインではできず、店舗でしかできません。
詳細:USIMカードからeSIMへの変更 | Ymobile
eSIMを他の機種で使う
eSIMを他機種で使う(eSIMを他機種に移す)場合も、店舗で手続きが必要です。
オンラインではできません。
eSIMを他端末に移す場合も3,300円の手数料がかかります。
詳細:eSIMを他のスマートフォンで利用する | Ymobile
eSIMの機種変更
現在eSIMを使っている方が機種変更する際、オンラインでも手続き可能です。
ワイモバイル公式ストアにアクセスし、端末をeSIMに切り替えて機種変更してください。
また、自身で用意した端末に機種変更する際はオンラインでは手続きできません。
eSIMを他端末に移す場合は店舗に行く必要があり、3,300円の手数料がかかります。
詳細:eSIMを他のスマートフォンで利用する | Ymobile
eSIMの再発行
eSIMのプロファイルを削除してしまった場合にはeSIMの再発行が可能です。
eSIMの再発行はオンラインででき(マイページのマイワイモバイル)、手数料は無料です。
eSIM再発行の手順はこちらに記載されています。
▼YmobileのeSIM詳細▼
ワイモバイルのeSIM対応機種
冒頭でも書いたとおり、eSIM対応機種はまだまだ少ないです。
ここではeSIMに対応した代表的な端末を紹介します。
ただし、最終的にはワイモバイルの動作確認端末一覧でeSIMが使えるか確認してください。
eSIMが使えるiPhone
動作確認済みのiPhone
2022年12月末時点で、以下のiPhoneがeSIMでの動作確認を終了しています
- iPhone14シリーズ
- iPhone SE 第3世代
- iPhone13シリーズ
- iPhone12シリーズ
- iPhone SE 第2世代
- iPhone11シリーズ
- iPhone XR
- iPhone XS・XS Max
SIMフリー版だけでなく、他キャリア版も動作確認されています。
今後発売されるiPhoneもeSIM対応機種であればワイモバイルのeSIMが使えるでしょう。
iPhone8・iPhone X以前の機種はeSIMに対応していないため使えません。
動作確認済みのiPad
ワイモバイルでは以下のiPadもeSIMの動作確認が終了しています。
- iPad Air(第5世代)
- iPad mini(第6世代)
- iPad (第9世代)
- 11インチiPad Pro(第3世代)
- 12.9インチiPad Pro(第5世代)
- iPad Air (第4世代)
- 11インチiPad Pro(第2世代)
- 12.9インチiPad Pro(第4世代)
- 11インチiPad Pro
- 12.9インチiPad Pro(第3世代)
- iPad(第7世代)
- iPad mini(第5世代)
- iPad Air(第3世代)
こちらもSIMフリー版だけでなく、他キャリア版も確認済の機種があります。
iPhone12・12 mini
ワイモバイルではiPhone12を発売中です。
iPhone12は通常SIMとeSIMが両方使えるデュアルSIMです。
ワイモバイルのiPhone12はSIMロックがかかっていますが、ワイモバイルのSIM・eSIMならそのまま使えます。
ワイモバイルでeSIMと他社の通常SIMを併用し、お得に使うこともできます。
iPhone SE 第3世代
ワイモバイルではiPhone SE 第3世代も発売中です。
最近はワイモバイルでもセールで安く買えることが増えました。
iPhone SE 第3世代も通常のSIMとeSIMが使えるデュアルSIMです。
よって、ワイモバイルでeSIMを発行すれば、SIMロック解除した上でワイモバイルのeSIMと他社の通常SIMの併用が可能になります。
持ち込みのiPhone
アップルストアなどで買ったiPhoneもワイモバイルのeSIMが使えます。
iPhoneのなかでeSIMに対応しているのは以下の機種です。
これらの機種をお持ちの方は、ワイモバイルのeSIMが使えます。
SIMフリー版はそのまま使えますし、ドコモ・au・ソフトバンクなどで買ったiPhoneもSIMロック解除すれば使えるようになります。
Apple Watchは使える?
ワイモバイルのeSIMでApple Watchは動作確認もされていませんし、使えません。
Apple Watchが使えるのは現状ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアのみで、eSIMに対応しているIIJmioや楽天モバイルでもApple Watchが使えません。
また、ahamo・povo・LINEMOでも単体で使えません。
最近では3キャリア以外でもApple Watchが使えるようにしようという議論が出ていますが、もうしばらくかかるかもしれません。
eSIMが使えるAndroid
AndroidでもeSIMが使える端末がありますが、数はまだ少ないです。
Google Pixelシリーズ
eSIMに対応した代表的なAndroidといえばGoogle Pixelシリーズです。
Pixel4以降の機種は通常SIMとeSIMのデュアルSIMに対応したスマホなので、ワイモバイルのeSIMが使えます。
記事執筆時点で以下の端末が動作確認されています。
動作確認済み | |
---|---|
Pixel 7 | SIMフリー au SoftBank |
Pixel 7 Pro | SIMフリー au SoftBank |
Pixel 6a | au |
Pixel 6 | SoftBank |
Pixel 6 Pro | SoftBank |
Pixel 5a (5G) | SoftBank |
Pixel 5 | SIMフリー au SoftBank |
Pixel 4a (5G) | SIMフリー SoftBank |
Pixel 4a | SIMフリー SoftBank |
Pixel 4 | SIMフリー |
Pixel 4 XL | SIMフリー |
Pixelシリーズはどこで販売された機種もワイモバイルのバンドに対応しています。
そのため、SIMフリー版はそのまま使えますし、ドコモ・au・ソフトバンクで発売されたPixelもSIMロック解除すればワイモバイルのeSIMが使えます。
5G通信に対応している機種(Pixel 4a(5G)以降)では5G通信も動作確認されています。
その他のAndroid
Pixelシリーズ以外でeSIMに対応したスマホはまだ少ないです。
動作確認されている機種はこちらで確認してください。
Rakuten Hand・mini
楽天モバイルではeSIM対応のRakuten Hand・Rakuten Mini・Rakuten BIGを発売しました。
すでに販売終了になりましたが、かなり安い価格で販売されたので市場にもかなりの数が出回っています。
Rakuten Hand・Rakuten Mini・Rakuten BIGは動作確認されているものの、LTEのバンド8にも3Gのバンド8にも非対応なので、使うのはあまりおすすめしません。
使えないわけではないですが、地域によっては電波が弱くなる可能性があります。
よくわからない方は使うのはやめておきましょう。
<対応バンド一覧>
ワイモバイルのeSIMの設定手順
私も実際にeSIMを契約しましたので、その手順を解説します。
eSIM契約の事前準備
eSIMを契約・設定する前に以下の事前準備が必要です。
- eSIMを入れるスマホ
(Wi-Fiに接続しておく) - eSIMを入れるスマホ以外の端末
(PC・スマホ・タブレット) - 本人確認書類
eSIMを入れたいスマホはWi-Fiへの接続が必要です。
また、eSIMの登録にはeSIMを入れたいスマホ以外に、もう一台PC・スマホ・タブレットが必要です。
事前に準備しておいてください。
ワイモバイルでeSIMを契約
ワイモバイル公式ストアのeSIMのページにアクセスします。
最初に、本人確認書類と本人の画像・動画を撮影します。
「撮影を開始」をタップ
続いて、撮影する本人確認書類を選択します。
現住所と本人確認書類の住所が一致していることを確認してください。
続いて、カメラへのアクセス許可を求められますので、「許可」を選択します。
このあと、画面の指示に従って本人確認書類と本人の写真/動画を撮影します。
免許証の場合、表・斜め・裏の3枚の撮影が必要でした。
また、本人画像は写真だけでなく動画の撮影も必要です。
その後、住所や電話番号などの情報を入力します。
MNPの場合はMNP予約番号や有効期限などの入力も必要になるはずです。
また、ここでネットワーク暗証番号4桁を設定します。
このネットワーク暗証番号4桁は絶対に忘れないようにしてください。
入力が完了すると申し込みが完了し、審査が開始します。
不備がなければ1~2時間で審査は完了するはずです。
メールの受信
申し込み完了後、登録したメールアドレスに「【Y!mobileオンラインストア】eSIMご利用手続きのお知らせ」という件名のメールが届きます。
メールに記載されたURLから「ご利用開始手続き」に進んでください。
URLからWEBサイトにアクセスすると、電話番号の入力画面が表示されますので、契約時に登録した電話番号を入力します。
その後、eSIMプロファイルダウンロードのための認証コードの受け取り方法を選択します。
メールアドレス/自動音声通話から選び、6桁の認証コードを受け取ります。
私はメールを選びました。
メールの場合、「登録したメールアドレスで受け取る」をタップすると入力画面がポップアップで表示されます。
ここに、メールに記載されている6桁の認証コードを入力してください。
受け取った認証コードを入力すると、eSIMプロファイルのダウンロードのためのQRコードが表示されます。
以降の手順はiPhoneとAndroidで異なります。
iPhoneのeSIM設定
プロファイルダウンロード
ここからは、表示されたQRコードをiPhoneで読み取ってeSIMのプロファイルをダウンロードする手順を解説します。
iPhoneをWi-Fiに接続します。
「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」をタップ
起動したカメラで、別の端末に表示したQRコードを読み取ります。
すると、確認コードの入力を求められます。
確認コード欄に、契約時に自身で設定したネットワーク暗証番号4桁を入力します。
次のページで、画面下部の「モバイル通信プランを追加」をタップします。
これでプロファイルのダウンロードが完了です。
完了後はAPN設定に進みます。
QRコードを表示していた元の端末で「次へ進んで設定を完了させる」をタップします。
APN設定
続いて、Wi-Fiに接続した上で以下の手順を踏みます。
<iPhoneのAPN設定手順>
- Wi-Fiに接続
- サファリでこちらにアクセス
- 「APN設定用の構成プロファイル」をタップ
- 「許可」をタップ
- ホーム画面に戻り、「設定」から「プロファイルがダウンロード済み」をタップ
あとは画面の指示に従ってインストールすればOKです。
APN設定のやり方はこちらに詳しく記載されています。
インストール終了後、しばらくすると画面右上の「3G」が「4G」に変わります。
私の場合はそのままだと3Gのままでしたが、一度機内モードをON→OFFにすると4Gになりました。
AndroidのeSIM設定
プロファイルダウンロード
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」を選択します。
下の方に表示される「代わりにSIMをダウンロードしますか?」をタップ
起動したカメラで、別の端末に表示したQRコードを読み取り
「SoftBankの有効化」を選択
確認コード欄に、契約時に設定した4桁のネットワーク暗証番号を入力します。
「SoftBankは有効です」と表示されたら、ダウンロードは完了です。
一度端末を再起動した上で、次のAPN設定の手順に進んでください。
APN設定
Androidスマホは以下の手順でAPN設定をします。
設定(歯車マーク) → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク をタップ
最下段の「詳細設定」から、「アクセスポイント名」をタップ
右上のメニューボタンから「新しいAPN」をタップ
各項目に、以下の内容を設定します
<AndroidのAPN設定>
項目 | 設定内容 |
---|---|
名前 | (任意) |
APN | plus.acs.jp.v6 |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
手入力はミスの原因になるので、こちらのページを開きながらコピー&ペーストするのがおすすめです。
すべて入力したら、右上のメニューボタンから「保存」をタップします。
最後に一つ前の画面に戻り、今入力したAPNを選択します。
選択すると、通常はすぐにアンテナピクト(画面右上の表示)が4Gになるはずです。
ならない場合は一度機内モードをONにし、再度OFFにしてください。
無事4G表示になった後は、Wi-FiをOFFにしてWEBサイトが開くか、通話ができるか、SMSの送受信が可能か確認してください。
問題なければ設定は完了です。
ワイモバイルのeSIM契約はこちら
以上、ワイモバイルで開始されるeSIMの解説でした。
ワイモバイルでもとうとうeSIMが発行できるようになりました。
特にiPhoneを契約中の方はeSIMを利用することで他社SIMとも併用できます。
是非利用してください!
▼YmobileのeSIM詳細▼
▼eSIM契約で高額還元中▼