本記事ではワイモバイルの料金は本当に安いのか、他社と料金を比較して検証します。
また、料金以外のメリット・デメリットも解説しています。
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ワイモバイルの料金プラン復習
現在のワイモバイルのメインの料金プランは「スマホベーシックプラン」です。
2021年2月にはシンプルS/M/Lという新プランも開始します。
料金プランを詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
スマホベーシックプラン
ワイモバイルのスマホベーシックプランの料金表は以下のとおりです。
月に使用するデータ容量に応じて、スマホベーシックプランS/M/Rの3つの中から選ぶだけです。
<ワイモバイルの料金表>
プラン | データ | 7ヶ月目 まで | 8ヶ月目 以降 |
---|---|---|---|
S | 3GB | ¥1,980 | ¥2,680 |
M | 10GB | ¥2,980 | ¥3,680 |
R | 14GB | ¥3,980 | ¥4,680 |
※税抜
※データ容量は1年間増量あり
また、2021年2月にシンプルS/M/Lが開始予定です。
最低利用期間・契約解除料
スマホベーシックプランには最低利用期間(いわゆる縛り期間)はありません。
よって、いつ解約しても解約金や違約金はありません。
以前のスマホプランは2年縛りがあり、契約更新月以外に解約すると9,500円の解約金が発生していました。
スマホベーシックプランは解約金なしですので、安心して契約できますね。
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ソフトバンクとの料金比較
ここからは、ワイモバイルの料金を実際に他社と比べて検証します。
まず、ワイモバイルと同グループの大手キャリア、ソフトバンクと料金を比較します。
iPhone12(64GB)を2年使用した場合の総支払額(月額料金+端末代金)の比較は以下のとおりです。
<比較条件>
- ソフトバンクは5分かけ放題付き
- ソフトバンクのMNP時のWEB割含まず
- ワイモバイルは端末はApple Storeで購入しスマホベーシックプランに契約の場合
- 家族割・おうち割光セットは適用なし
- 全て税込み
- 料金は2020年12月現在
月1GB以下の場合
月1GB以下の場合、ソフトバンクはミニフィットプラン、ワイモバイルはスマホベーシックプランSで計算します。
ソフトバンクは5分かけ放題をつけた場合の料金です。(ワイモバイルは10分かけ放題込み)
<月1GB以下の場合>
ソフトバンク | ワイモバイル | |
---|---|---|
月額料金 (2年総額) | ¥119,592 | ¥66,132 |
端末代 (64GB) | ¥110,880 | ¥94,380 |
2年 総支払額 | ¥230,472 | ¥160,512 |
上記の通り、月1GB以下の場合は2年で7万円ほどワイモバイルが安くなります。
ソフトバンク契約者が2年後にiPhone12を返却し機種変更することで端末代が半額になる「トクするサポート+」を使った場合、端末代金は半額になります。
さらに、MNP時は端末代金が21,600円割引になります。
それでもワイモバイルのほうが安いです。
ワイモバイルは10分かけ放題ですし、3GBまで使っても料金は変わりません。
月3GBの場合
月1GBを超えると、ソフトバンクはメリハリプランがお得になります。
ワイモバイルはスマホベーシックプランSでOKです。
ソフトバンクは5分かけ放題をつけた場合の料金です。(ワイモバイルは10分かけ放題込み)
<月1~3GBの場合>
ソフトバンク | ワイモバイル | |
---|---|---|
月額料金 (2年総額) | ¥225,192 | ¥66,132 |
端末代 (64GB) | ¥110,880 | ¥94,380 |
2年 総支払額 | ¥336,072 | ¥160,512 |
上記の通り、月1~3GB以下の場合は2年でなんと17万円もワイモバイルが安くなります。
ソフトバンク契約者が2年後にiPhone12を返却し機種変更することで端末代が半額になる「トクするサポート+」を使った場合、端末代金は半額になります。
さらに、MNP時は端末代金が21,600円割引になります。
それでもワイモバイルのほうが10万円ほど安いです。
3GB以下の方は圧倒的にワイモバイルがお得ですね。
月3~10GBの場合
月3~10GBの場合、ソフトバンクはメリハリプラン、ワイモバイルはスマホベーシックプランMでの比較となります。
ソフトバンクは5分かけ放題をつけた場合の料金です。(ワイモバイルは10分かけ放題込み)
<月3~10GBの場合>
ソフトバンク | ワイモバイル | |
---|---|---|
月額料金 (2年総額) | ¥225,192 | ¥92,532 |
端末代 (64GB) | ¥110,880 | ¥94,380 |
2年 総支払額 | ¥336,072 | ¥186,912 |
上記の通り、月3~10GB以下の場合は2年でなんと15万円もワイモバイルが安くなります。
ソフトバンク契約者が2年後にiPhone12を返却し機種変更することで端末代が半額になる「トクするサポート+」を使った場合、端末代金は半額になります。
さらに、MNP時は端末代金が21,600円割引になります。
それでもワイモバイルのほうが2年で8万円ほど安いです。
10GB以下の方も圧倒的にワイモバイルがお得ですね。
月10~14GBの場合
次に、月に10~14GB使う場合で比較します。
ソフトバンクはメリハリプラン、ワイモバイルはスマホベーシックプランRの比較です。
<10~14GBの場合>
ソフトバンク | ワイモバイル | |
---|---|---|
月額料金 (2年総額) | ¥225,192 | ¥118,932 |
端末代 (64GB) | ¥110,880 | ¥94,380 |
2年 総支払額 | ¥336,072 | ¥213,312 |
14GBの場合はやや差は縮まりましたが、それでも2年で12万円以上ワイモバイルが安いです。
ソフトバンク契約者が2年後にiPhone12を返却し機種変更することで端末代が半額になる「トクするサポート+」を使った場合、端末代金は半額になります。
さらに、MNP時は端末代金が21,600円割引になります。
それでもワイモバイルのほうが2年で4万円ほど安いです。
通信速度も体感は変わらないので、月に使用するデータ容量が14GB以下ならワイモバイルにしたほうが断然お得です。
なお、ソフトバンクは3GB以上ならメリハリプランがお得になり、50GBまで料金が変わりません。
一方、ワイモバイルは14GBのプランまでしかありませんので、14GB以上使う方はソフトバンクにせざるを得ません。
ソフトバンクとの比較まとめ
これまでの結果をまとめると以下のとおりです。
- 月1GB:約7万円安い
- 月1GB~3GB:約17万円安い
- 月3GB~10GB:約15万円安い
- 月10GB~14GB:約12万円安い
上記の通り、どの容量でもワイモバイルのほうが圧倒的に安いです。
特に1~3GBなら2年間で17万円もお得な場合があります。
あくまで目安なので条件によって上下するものの、月の容量が14GB以下ならワイモバイルが断然お得です。
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ワイモバイルがおすすめでない人
一方、以下に該当する方はソフトバンクがおすすめです。
- 月に20GB以上データを使用する
- 動画をたくさん見たい
- いちやはく5Gを使いたい
ワイモバイルの基本プランのデータ容量は最大14GBです。
シンプル20が出たあとは最大20GBになりますが、それ以上は随時課金しなければなりません。
20GB以上使う方はソフトバンクにしましょう。
また、ソフトバンクのウルトラギガモンスター+はYoutubeやAbemaTV、GYAOやHuluなどがカウントフリー(見放題)になります。
データ消費が大きい動画をたくさん見たい方はソフトバンクがおすすめです。
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UQモバイルとの比較
続いて、同じサブブランドのUQモバイルと料金を比較します。
スマホプランの料金表
UQモバイルのスマホプランの料金表は以下のとおりです。
<スマホプランの料金表>
S | R | Ⅴ | |
---|---|---|---|
データ 容量 | 3GB | 10GB | 20GB |
増量後 (1年間) | 4GB | 12GB | ー |
月額 料金 | ¥1,980 | ¥2,980 | ¥3,980 |
制限時 の速度 | 最大 300Kbps | 最大 1Mbps | |
通話 オプション | 通話かけ放題:月1,700円 10分かけ放題:月700円 通話パック60分:月500円 |
2020年末時点では月3GBのプランSと月10GBのプランRが選べます。
また、2021年2月以降に月20GBのプランVが追加予定です。
10分かけ放題ならワイモバ
ワイモバイルとUQモバイルの料金を比較した場合、結論から言うと以下のとおりです。
- 10分かけ放題あり:ワイモバイルが安い
- 10分かけ放題不要:UQモバイルが安い
ワイモバイルのスマホベーシックプランは10分かけ放題が含まれたプランです。
一方、UQモバイルの10分かけ放題は月額700円のオプションです。
10分かけ放題が必要な場合はワイモバイルが安くなります。
<10分かけ放題付の料金比較>
UQモバイル | Ymobile | |
---|---|---|
3GB プラン | ¥2,680 | ¥2,505 |
10GB プラン | ¥3,680 | ¥3,405 |
14GB プラン | ー | ¥4,505 |
※ワイモバイルは2年平均
一方、通話を全くしないと仮定した場合、UQモバイルはオプションが不要になるのでUQモバイルが安くなります。
<料金の比較>
UQモバイル | Ymobile | |
---|---|---|
3GB プラン | ¥1,980 | ¥2,505 |
10GB プラン | ¥2,980 | ¥3,405 |
14GB プラン | ー | ¥4,505 |
※ワイモバイルは2年平均
UQモバイルとの違い
UQモバイルとワイモバイルの料金プランは似ていますが、いくつか大きな違いがあります。
例えばUQモバイルは「余ったデータの繰り越し」「データ速度の切り替え」が可能ですが、ワイモバイルはできません。
一方、キャリアメール・留守番電話はワイモバイルは無料なのに対しUQモバイルは有料です。
また、光回線とのセット割があるのはワイモバイルだけです。
ワイモバイルとUQモバイルの違いは下記記事に詳しくまとめています。
- 10分かけ放題付きならワイモバイルが安い
- 通話をしないならUQモバイルが安い
mineo(マイネオ)との比較
最後に、MVNO契約者数が多いマイネオと比較します。
マイネオの料金プラン
mineo(マイネオ)の音声通話SIMの料金プランは回線の種類によって異なり、以下の通りです。
<音声SIMの料金表>
Aプラン | Dプラン | Sプラン | |
---|---|---|---|
500MB | ¥1,310 | ¥1,400 | ¥1,750 |
3GB | ¥1,510 | ¥1,600 | ¥1,950 |
6GB | ¥2,190 | ¥2,280 | ¥2,630 |
10GB | ¥3,130 | ¥3,220 | ¥3,570 |
20GB | ¥4,590 | ¥4,680 | ¥5,030 |
30GB | ¥6,510 | ¥6,600 | ¥6,950 |
マイネオとの比較
ワイモバイルは3GBに10分かけ放題がついて6ヶ月目まで:1,980円、それ以降:2,680円です。
料金が途中で変わるので、2年使った場合の料金を比較します。
3GB・10GBで比較した場合は以下の通りです。
<Aプラン(au回線)との比較>
Ymobile | マイネオ (Aプラン) | |
---|---|---|
3GB かけ放題あり | ¥60,120 | ¥56,640 |
3GB かけ放題なし | ¥60,120 | ¥36,240 |
10GB かけ放題あり | ¥84,120 | ¥95,520 |
10GB かけ放題なし | ¥84,120 | ¥75,120 |
<Dプラン(ドコモ回線)との比較>
Ymobile | マイネオ (Dプラン) | |
---|---|---|
3GB かけ放題あり | ¥60,120 | ¥58,800 |
3GB かけ放題なし | ¥60,120 | ¥38,400 |
10GB かけ放題あり | ¥84,120 | ¥97,680 |
10GB かけ放題なし | ¥84,120 | ¥77,280 |
<Sプラン(SoftBank回線)との比較>
Ymobile | マイネオ (Sプラン) | |
---|---|---|
3GB かけ放題あり | ¥60,120 | ¥67,200 |
3GB かけ放題なし | ¥60,120 | ¥46,800 |
10GB かけ放題あり | ¥84,120 | ¥106,080 |
10GB かけ放題なし | ¥84,120 | ¥85,680 |
3GBプランで比較すると、ほとんどの場合でmineoが安いです。
ただし、Sプランはかけ放題付きで比較するとワイモバイルが安くなります。
10GBの場合、mineoとワイモバイルの差は縮まります。
かけ放題なしの場合はmineoが安いですが、かけ放題をつけるとワイモバイルが安くなります。
Sプランはかけ放題をつけなくてもワイモバイルが安いです。
- 3GBはmineoが安い
- 10GBはほとんど同じ
→かけ放題付ならYmobileが安い - SプランはYmobileがお得な場合も
- 通信速度はYmobileが断然速い
結論:ワイモバイルは安い?
ソフトバンクより圧倒的に安い
ソフトバンクと比べると、ワイモバイルが圧倒的に安いです。
下記はiPhone12を2年間使った場合の総支払額の試算ですが、1GB~3GBの場合はワイモバイルが2年で最大17万円も安くなります。
- 月1GB:約7万円安い
- 月1GB~3GB:約17万円安い
- 月3GB~10GB:約15万円安い
- 月10GB~14GB:約12万円安い
ワイモバイルは速度も速く、店舗も全国にあってサポートも充実しています。
月20GB以上の大容量プランがないのが難点ですが、20GB以下ならワイモバイルが断然おすすめです。
かけ放題不要なら他社が安い
他の格安SIM・MVNOと比較すると、ワイモバイルの月額料金は少々高いです。
よく比較されるUQモバイルとはほぼ同じですが、10分かけ放題を付ける場合はワイモバイルがお得です。
ただし、通話をあまりしない方はUQモバイルが安いです。
mineoと比較すると、6GBくらいまでならmineoがお得です。
ただし、それ以上使う場合はほとんど同じです。
かけ放題をつけなければ他のMVNOがやや安いですが、10分かけ放題をつければYmobileがお得な場合が多いです。
- UQモバイルとはほぼ同じ
→10分かけ放題の要否で変化 - 6GBまでなら他MVNOが安い
- 6GB以上だとYmobileとほぼ同じ
- 通信速度はYmobileが断然速い
料金以外も考慮が必要
ただし、上記は単純に料金プランとデータ容量を比較した場合のみです。
格安SIMは料金以外にも考慮すべき点が多数あります。
例えば、ワイモバイル(とUQモバイル)は通信速度が圧倒的に速いです。
他の格安SIMはお昼や朝夕の通勤時間帯に速度が低下します。
また、ワイモバイルには実店舗が全国に1,000店舗以上あり、ソフトバンクWi-Fiスポットが無料で使えたりヤフープレミアム会員費が無料といった特典もあります。
こちらで解説するメリット・デメリットも必ず読んでから格安SIMを検討しましょう。
ワイモバイルをおすすめしない人
結局、私が考えるワイモバイルがおすすめな方、おすすめではない方は以下の通りです。
こんな人はおすすめ
<おすすめの人>
- 現在3キャリアを契約中の方
- 月の容量が14GB以下の方
(2020年12月以降は20GB以下) - 1日中快適な速度で使いたい
- 店舗があった方が安心
- キャリア決済が必要
- キャリアメールが必要
現在ドコモ・au・ソフトバンクを契約中の方で、月に使う容量が14GB以下の方はぜひワイモバイルに乗り換えましょう。
場合によっては2年間で最大17万円もお得です。
また、ワイモバイルは他の格安SIMに比べて通信速度が本当に快適です。
お昼や通勤時間帯にもよくネットやSNSを見たり、動画を見る方はワイモバイル(またはUQモバイル)がおすすめです。
こんな人にはおすすめしない
逆に、こんな人にはワイモバイルはおすすめしません。
<おすすめしない人>
- 月10GB以上データを使う
(2020年12月以降は20GB以上) - 通話をほとんどしない
- データをほとんど使わない
- 少しでも料金を安くしたい
- 通信速度はそれほど気にしない
本記事で解説した通り、ワイモバイルの料金プランは10分かけ放題付きのため、通話をほとんどしない方はやや損です。
またデータ使用量が少ない場合は、他のMVNOに比べてやや高いです。
通信速度が気にならない方で、データ使用量が月6GB以下の場合はmineoやLINEモバイルなどが安いです。
また、大容量プランがない点にも注意が必要です。
現時点では最大14GBまでしか選べないので、データをたくさん使う方は3キャリアを契約するのがおすすめです。
ワイモバイルの契約はオンラインで
以上、ワイモバイルの料金の他社比較でした。
本文中で解説した通り、ワイモバイルの料金は大手3キャリアよりかなり安いです。
通話をほとんどしない方やデータをほとんど使わない方にとっては他の格安SIMの方が安い場合があります。
しかし、通信速度はお昼でも速く、格安SIMでは非常におすすめのキャリアです。
ワイモバイルの契約はワイモバイル公式ストアがおすすめです。
事務手数料無料でSIM契約も端末購入も店舗より断然お得です。
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