本記事では、楽天モバイルUN-LIMITでiPhone7・iPhone7 Plusを使う手順を解説します。
楽天アンリミットでは2021年4月27日にiPhone7にも正式に対応しました。
アップデートすればSIMを入れただけで使えるようになりますが、重大な注意点もあります。
個人的には楽天モバイルでiPhone12・iPhone SE 第3世代以降の機種を買って使うのがおすすめです。
楽天モバイルでiPhone7が使える
iOS14.4以降なら使える
楽天モバイルで使えるiPhoneは2021年春ごろまでiPhone XS・XR以降のみで、iPhone7・7 Plusは非対応でした。
しかし、2021年4月27日にiPhone7・7 Plusに正式に対応しました。
iOS14.4以降にアップデートすれば楽天モバイルの主要機能が使えます。
APN・プロファイルは不要
のちほど解説する手順を踏めば、楽天モバイルはSIMを挿しただけで通話・データ通信・SMSやテザリング(インターネット共有)が可能です。
プロファイルのインストールやAPN設定は不要です。
そもそもAPNは入力できないようになります。
SMS・テザリングも可能
本記事に記載の設定が完了すればiPhone7・7 PlusでSMSもテザリングも可能で、パートナー回線エリアでもSMSが使えます。
また、通話・データ通信・SMSなどの基本機能だけでなく自動APN設定や緊急地震速報受信などの細かい機能にも対応します。
ただし、回線の自動切り替えには非対応です。
機能 | 対応 |
---|---|
音声通話 | ◯ |
データ通信 | ◯ |
SMS | ◯ |
テザリング | ◯ |
APN自動設定 | ◯ |
回線自動切り替え (自社/パートナー) | × |
緊急地震速報・ 津波警報の受信 | ◯ |
110/119通話などでの 高精度な位置情報測位 | ◯ |
iPhone7で使えない機能
パートナー回線に繋がりやすい
iPhone7は楽天モバイルでも使えるようになりましたが、最大の注意点はiPhone7は楽天回線よりパートナー回線に繋がりやすい点です。
楽天モバイルは自社の楽天回線とパートナー回線を併用しており、通常は楽天回線が弱い場所でのみパートナー回線に接続する仕様になっています。
しかし、iPhone7を含むiPhone X以前の端末では、楽天回線エリア内でもパートナー回線に優先して接続する場合があるそうです。
こちらの記事で楽天モバイルの当時の副社長が明言されています。
自社回線エリア内でもパートナー回線に接続してしまい、上限5GBを使い切ってしまう場合があるので注意してください。
なお、現在はパートナー回線に接続するエリアがだんだん狭くなっています。
ある程度の人口がある地域はほとんどがau回線へのローミングが終了しており、基本的には自社回線にしか繋がりません。
しかし、一部の地域ではまだパートナー回線との併用が続いていますので、しばらくは我慢しましょう。
我慢できない方は、iPhone XS・XR以降の機種を購入するのがおすすめです。
(個人的には5Gに対応したiPhone12以降・iPhone SE 第3世代以降がおすすめ)
回線の自動切り替えは非対応
また、iPhone7を含むiPhone11シリーズまでのiPhoneは回線の自動切り替えに非対応です。
そのため、一度パートナー回線を掴むと、楽天回線エリアに戻っても楽天回線に接続しなおしてくれない場合があります。
そのままパートナー回線の容量を消費し続ける可能性があるので注意してください。
楽天回線/パートナー回線のどちらに接続しているかを確認するには、楽天モバイルのアプリで確認できます。
下記画像では楽天回線を掴んでいるようですね。
パートナー回線に繋がっている場合、自社エリア内に戻ったら一度機内モードをON→OFFにすることをおすすめします。
ただし少々面倒なので、気になる方はiPhone XS・XR以降の機種を購入するのがおすすめです。
(個人的には5Gに対応したiPhone12以降・iPhone SE 第3世代以降がおすすめ)
eSIMも使えない
iPhone7はeSIMに非対応です。
楽天モバイルではeSIMが選べて取り扱いも簡単なのでeSIMを選ぶのもおすすめですが、iPhone7では使えません。
eSIMに対応しているiPhoneはiPhone XS・iPhone XR以降です。
iPhone XS・iPhone XR以降の機種は楽天回線をつかみやすいというメリットもあるので、これから端末を買う方はiPhone XS・iPhone XR以降の機種を買いましょう。
iPhone使うならおすすめは?
これから楽天モバイルでiPhoneを使いたい方は、iPhone12以降かiPhone SE 第3世代以降のiPhoneがおすすめです。
iPhone12以降やiPhone SE 第3世代以降の機種であれば、自社回線とパートナー回線が混在するエリアでは自社回線を優先的に接続してくれますし、回線の自動切り替えにも対応しています。
また、5Gにも対応しています。
楽天モバイルの5Gエリアはまだまだ狭いですが、1~2年後にはかなり使えるようになります。
iPhoneを長く使う方は今から5G対応のiPhoneを買っておいたが方が良いでしょう。
<iPhoneの対応状況>
6S・SE ~X | XS・XR 11・SE2 | 12以降 SE3以降 | |
---|---|---|---|
楽天モバイル 正式対応 | ◯ | ◯ | ◯ |
自社回線に 優先接続 | × | ◯ | ◯ |
回線の自動 切り替え | × | × | ◯ |
5G対応 | × | × | ◯ |
これから楽天モバイルでiPhoneを買う方は楽天モバイル公式サイトで購入できます。
端末のみ買う方は楽天モバイル公式サイトより、購入金額に応じて楽天ポイントが還元される楽天モバイル 楽天市場店の方がお得です。
また、できるだけ安く買いたい方は楽天市場や中古スマホ店(イオシス・じゃんぱらなど)も検討しましょう。
中古はもちろん、未使用品も安い価格で購入できます。
楽天モバイルでiPhone7を使う手順
事前準備
iPhoneを使う手順を踏む前に、以下の内容を必ず確認してください。
- SIMフリー/SIMロック解除済か?
- 回線を開通させたか?(MNPの場合)
- iPhoneに別のプロファイルないか?
楽天モバイルで使えるiPhone7はSIMフリー端末か、SIMロック解除済みの端末のみです。
ドコモ・au・ソフトバンクなどで買ったiPhoneは事前にSIMロック解除してください。
他社や楽天モバイルのドコモ・au回線から番号そのままで楽天モバイルUN-LIMITに乗り換えた方は、SIMが届いたあとに回線の切り替え手続きが必要です。
この手続きをしないと、本記事の手順を踏んでもそもそも楽天モバイルのSIMが繋がりません。
my楽天モバイルにアクセスし、「お申し込み履歴」から回線切り替えを行ってください。
また、iPhone本体に他社のプロファイルが残っていると、設定をしても接続できません。
「設定」→「一般」→「プロファイルとデバイス管理」をタップし、プロファイルがインストールされている場合には削除してください。
iOSをアップデート
準備ができたら、iOSを最新にアップデートしましょう。
iOS14.4以降にしないと使えないので、必ずアップデートしてください。
iOS14.4.1やiOS14.4.2の方もアップデートしておきましょう。
アップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」からできます。
アップデートはデータ消費量が大きいので、Wi-Fiに接続した状態で行いましょう。
アップデートは一度では終わらない場合もあります。
楽天モバイルのSIMを入れる
続いて、楽天モバイルのSIMを端末に挿入します。
(最初から入れておいても問題ありません)
これから楽天モバイルのSIMを契約する方は、必ずキャンペーン情報を確認してください。
事前エントリーすることでポイントが増額するキャンペーンも実施しています。
キャリア設定アップデート
最後に、「キャリア設定アップデート」を行います。
iOS14.4以降の方は楽天モバイルのSIMカードを入れた状態だと、以下のようなポップアップが画面に突然表示されます。
この表示が出たら「アップデート」を押してください。
すぐにポップアップが消え、設定が変更されます。
もし表示を消してしまった場合も、しばらくすると再表示されます。
また、「設定」→「一般」→「情報」→「アップデート」でもアップデートが可能です。
アップデートが完了していると「アップデート」は表示されないようです。
表示されなくても4Gデータ通信ができれば問題ありません。
Rakuten Linkのインストール
最後にRakuten Linkをインストールします。
Rakuten Linkを使って電話をかければ、国内通話はかけ放題です。
必ずインストールしましょう。
詳細:楽天Linkでできること
Wi-Fiに接続した状態でアプリをインストールし、ログインしましょう。
iOS版はSMS認証不要でインストールできます。
手順は以上です。
念のため、端末を再起動した上で通話・データ通信やRakuten Linkが使えるか確認しましょう。
▼使い放題・かけ放題で3,278円▼
(3GB+かけ放題は1,078円)
楽天でiPhone7使用時の注意点
圏外になる/繋がらない場合
本記事の手順を踏んでも圏外のままの場合、原因は主に以下です。
- 回線が未開通(MNPの方)
- iPhoneがSIMロック未解除
- 別のプロファイル残っている
回線が開通していない
MNPで他社から番号そのままで乗り換えた場合や、楽天モバイルMVNOのドコモ・au回線から楽天UN-LIMITに乗り換えた方は、SIMが届いたあとに回線の切り替え手続きが必要です。
この手続きをしないと、そもそも楽天モバイルのSIMが繋がりません。
my楽天モバイルにアクセスし、「お申し込み履歴」から回線切り替えを行ってから、本記事の手順を踏んでください。
SIMロックされている
楽天モバイルで使えるiPhoneはSIMフリーまたはSIMロック解除済みの端末のみです。
ドコモ・au・ソフトバンクやワイモバイル・UQモバイルで買ったiPhoneは事前にSIMロック解除してください。
プロファイルが残っている
他のキャリア(格安SIMや楽天モバイルのドコモ・au回線)から機種変更される方は、元のキャリアのプロファイルが残っている場合があります。
「設定」→「一般」→「プロファイルとデバイス管理」をタップし、プロファイルがあれば削除してください。
テザリングも可能
楽天モバイルではiPhone7でテザリングも可能です。
テザリングは「設定」→「インターネット共有」から「ほかの人の接続を許可」をONにし、つなげたい端末で端末名とパスワードを入力すると接続できます。
eSIMは使える?
iPhone7・iPhone7 PlusはeSIMに対応していませんので、楽天モバイルのeSIMは使えません。
eSIMが使えるのはiPhone XS・XR以降の機種です。
eSIMが使える機種であれば楽天モバイルのeSIMと他社のSIMを併用できます。
仕事用とプライベート用の電話番号を1台のiPhoneで使い分けられますし、通信障害用などにサブ回線のSIMを入れておくこともできます。
eSIMを使いたい方はiPhone XS・XR以降の機種を買って使いましょう。
個人的には5Gに対応したiPhone12以降かiPhone SE 第3世代以降がおすすめです。
楽天モバイルのキャンペーン
楽天モバイルでは現在以下のキャンペーンを実施しています。
これから契約される方は、必ず下記キャンペーンを適用しましょう。
現在、以下のキャンペーンを適用するのが一番お得です。
- エントリーで楽天ポイント進呈
- 紹介URLにログイン
- SIM契約で3,000P進呈
詳細:キャンペーン・特典一覧
エントリーでポイント還元
楽天モバイル契約時には、必ず事前に以下に全てエントリーしましょう。
楽天会員だけでなく、楽天カード保有者・楽天証券口座保有者は事前にエントリーしてからWEBで申し込むことで楽天ポイントがさらに増額されます。
併用不可のキャンペーンもありますが、面倒な方はとりあえず全てにエントリーしてから楽天モバイルに申し込むのがおすすめです。
上記の中には店舗で申し込むと対象外のものがあるので、できるだけ楽天モバイル公式サイトで申し込んでください。
特に年会費・入会金無料の楽天カードをお持ちでない方は必ずカードを申し込みましょう。
同時に申し込めば最大10,000Pが追加で還元されます。
紹介キャンペーン
楽天モバイルでは紹介キャンペーンを実施しています。
これから楽天モバイルを契約する場合は、必ず紹介URLにログインしてから申し込みましょう。
3,000円分の楽天ポイントが貰えますし、他のほとんどのキャンペーンと併用も可能です。
契約している方から紹介URLをもらったら、これから契約する方はそのURLにアクセスし、自分の楽天IDでログインします。
これでエントリーは完了です。
ログインした翌々月までに契約すれば対象になるので、すぐに申し込む必要はありません。
周りに契約者がいない方はシムラボの紹介URLを使ってください。(契約者の名前などは紹介者にはわかりませんので安心してください。)
詳細:シムラボの紹介URL
紹介キャンペーンの主な条件は以下の通りです。
- 紹介キャンペーンは1人1回まで
- 2回線目以降も特典の対象
- SIM到着後にRakuten Linkで10秒以上の通話が必要
- 自分で自分を紹介するのは不可
その他、細かい条件があるのでこちらで条件を確認してください。
紹介URLにログインしたら、翌々月末までにSIMを申し込みましょう。
SIM契約で3000P還元
楽天モバイルにSIMのみで初めて契約すると、だれでも楽天ポイントが3,000P還元されます。
新規・MNPはもちろん、楽天モバイルのドコモ・au回線からの乗り換えも対象です。
紹介キャンペーンと合わせると合計6,000Pが貰えます。
SIMが届いたら、すぐにRakuten Linkで10秒以上通話しましょう。
申し込み翌月までに10秒以上の通話がないとポイントは還元されません。
詳細:SIM契約で3,000P還元キャンペーン | 楽天モバイル
2回線目/追加申し込みもお得
楽天モバイルをすでに契約している方が2回線目を追加で申し込む際もお得です。
キャンペーンページからエントリーしたうえで楽天モバイルを契約すれば3,000ポイントがもらえます。
このキャンペーンは他の多くのキャンペーンとも併用可能です。
SIMのみだと3,000Pのみですが、iPhoneのとセットで契約すれば最大24,000円分、Androidも9,000円分の還元が受けられます。
ただしRakuten Hand 5GとRakuten WiFi Pocket 2Cの1円キャンペーンは対象外です。
契約前には必ずエントリーが必要です。
エントリーした当月中に申し込み、翌月中に利用開始が必要なので、申し込み前にエントリーしましょう。
その他キャンペーン一覧はこちらにまとめています。
楽天モバイル契約はこちら
以上、楽天モバイルのアンリミットでiPhone7・7 Plusを使用する手順でした。
楽天モバイルもついにiPhone7・iPhone7 Plusに正式対応しましたので、安心して使えます。
これから楽天モバイルに契約される方は必ず最新のキャンペーン情報を確認してくださいね。