本記事では、楽天モバイルアンリミットで使えるZenFoneを解説します。
ZenFoneは一部を除きほとんどの機種が使えないことになっていますが、実は一部の機種は使えます。
私の手持ちのZenFone Live L1でも特殊な設定により無事使えました。
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楽天モバイルで使えるZenFone
動作保証された機種はない
楽天モバイルでは、公式に動作保証されたZenFoneはありません。
楽天モバイルで現在公式に動作が保証されている機種は、「楽天モバイルで販売中のスマホ」と「楽天回線対応製品」の2つです。
今後増えていくと思われますが、この中にZenFoneは含まれていません。
これから解説するように実際には使えるZenFoneもあるのですが、動作保証はされていませんので自己責任で使ってください。
実際には使える端末もある
前章の通りZenFoneは現在のところ動作保証対象外ですが、実際には使える端末もあるようです。
ZenFone6
まず、ZenFone6(ZS630KL)はシステムアップデートにより楽天モバイルアンリミットに対応しました。
ご利用製品の対応状況確認ページを確認すると、ZenFone6は通話・データ通信・SMSなどの基本機能はつかえることが確認されています。
使用前に必ずシステムアップデートを行ってください。
ただし、回線の自動切り替えなど一部の機能には対応していませんので注意してください。
ZenFone Max Pro M2
ZenFone Max Pro M2も一部の機能が使えることが確認されています。
使えるのはデータ通信と、楽天回線でのSMSのみです。
通話やパートナー回線エリアでのSMS送受信はできません。
ZenFone7
ZenFone7・ZenFone7 Proは楽天モバイルで動作確認されていません。
しかし、口コミを見ると、本記事で解説するように「SIMの差し替え → APN設定 → LTE ONLYの設定」をすれば使えるようです。
ただ、データ通信・SMSは可能ですが、プリインストールされた通話アプリは使えません。(Rakuten Linkは使用可)
回線の自動切り替えなどの細かい機能にも非対応だと思われます。
他のZenFoneは?
ZenFone6(ZS630KL)・ZenFone Max Pro M2以外は、「ご利用製品の対応状況確認」でも使えないことになっています。
ただ、ZenFone Max M2(ZB633KL)のアップデートで対応したようです。
また、特殊な方法により私はZenFone Live L1で接続に成功しました。
同様の方法で読者様よりZenFone7・ZenFone7 Proでも繋がったとの報告を頂きました。
他の機種でも使えるかもしれませんが、使うにはやや複雑な設定が必要です。
かなり挙動が不安定で、一度接続に成功しても再起動すると繋がらなくなり、再度設定が必要…といった状況です。
正直あまりおすすめしません。
個人的には楽天モバイルで販売されている正規の対応機種を買うのがおすすめです。
ZenFoneを使う設定手順
ここからは、公式サイト上では使えないことになっている機種を使う手順を解説します。
私は以下の手順で実際に接続に成功しました。
機種はZenFone Live L1です。
▼なんとか繋がった…▼
他の機種は未検証で、同じ手順で繋がるかはわかりません。
システムアップデート
まず、システムを最新版にアップデートしておきましょう。
設定 → システム → システムアップデートをタップし、「更新をチェックする」をタップしてください。
SIMを挿す
続いて、楽天モバイルのSIMをZenFone本体に挿します。
いろいろな方の口コミを見ると「SIMスロット1じゃないと繋がらない」「SIMスロット2に他のSIMを入れると繋がらない」といった声もありましたので、念のためSIM1に単独で入れました。
(多分関係ないと思いますが…)
APN設定
次に、APN設定をします。
このAPN設定が非常に複雑でややこしいので、よく読んで設定しましょう。
最大のポイントは、APNを3つ設定することです。
APNは通常1つ設定すればよいのですが、色々調べたところZenFoneは3つ設定すると繋がるようです。
もしかしたら不要なのかもしれませんが、私も3つ設定することで接続できました。
<楽天1>
- APN名:楽天1
- APN:rakuten.jp
- MCC 440
- MNC 11
- APNタイプ:default,supl,dun
- APNプロトコル:IPv4/IPv6
- APNローミングプロトコル:IPv4/IPv6
※一番上のAPN名は任意の文字列で可
<楽天2>
- APN名:楽天2
- APN:rakuten.jp
- MCC 440
- MNC 11
- APNタイプ:default,supl,tether
- APNプロトコル:IPv4/IPv6
- APNローミングプロトコル:IPv4/IPv6
※一番上のAPN名は任意の文字列で可
<ims>
- APN名:ims
- APN:ims
- MCC 440
- MNC 11
- APNタイプ:default,ims
- APNプロトコル:IPv4/IPv6
- APNローミングプロトコル:IPv4/IPv6
※一番上のAPN名は任意の文字列で可
上記3つを設定・保存した上で、APNは楽天2に設定します。
LTE ONLYの設定
最後に、下記の接続設定が必要です。
- 電話アプリで「*#*#4636#*#*」と入力
- 「携帯電話情報」をタップ
- 「優先ネットワークの種類を設定」をタップし、「LTE only」にセット
保存ボタンなどはありませんので、「LTE only」にセットしたらホームボタンなどで戻ってOKです。
機内モード
ここまで設定したら、一度機内モードをONにし、数秒後にOFFに戻します。
すると、アンテナが立って4Gに繋がるはずです。
口コミを見ると「30分放置すると繋がった」「6時間放置した」といった声もあります。
私はすぐに繋がりました。
楽天Linkの設定
最後に、通話アプリ「楽天Link」の設定をします。
詳細:楽天Linkでできること
ただ、楽天Linkの認証にはSMSの受信が必要ですが、SMSはバンド3に接続している状態でした受信できません。
自社回線エリア内の方は普通にインストールして普通に設定していればインストールできると思います。
しかし、パートナー回線エリアの方は受信できませんので、自社回線エリアに行ってからインストールしましょう。
Pixel 3の設定手順解説記事にはパートナー回線で認証する裏技も載せていますが、端末がもう1台必要です。
認証後には、他の電話番号や時報(117)などにかけて通話ができるか試してみてください。
以上で設定は終了です。
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ZenFone使用時の注意点
通常の通話アプリは使えない
前章で解説した方法で接続が完了しても、ZenFoneにプリインストールされている電話アプリでの発着信はできません。
発信・着信は楽天Linkから行ってください。
パートナーエリアの方は楽天Linkの認証用のSMS受信ができません。
よって、自社回線エリアにいって認証するか、もう1台機種を用意してこちらの記事に書いた方法で認証しない限り電話ができません。
再起動すると切断される
一度設定が完了して4Gに繋がっても、再起動したりSIMスロットを引き出すと接続が切断されて繋がらなくなることがあります。
検証すると、先程設定した「LTE Only」が元に戻ってしまうようです。
再起動した場合は再度電話アプリで「*#*#4636#*#*」をタップし、「LTE Only」に設定し直してください。
SIMを入れ替えた場合なども同様の再設定が必要な場合もあります。
また、機内モードのON→OFFも試してみてください。
使用は自己責任で!
繰り返しになりますが、ZenFoneは動作保証されていません。
上記の手順でも使えない可能性もありますし、不具合が発生する可能性もありますので使う方は自己責任でお願いします。
特にZenFone6以外の機種の設定は複雑で不安定なので、動作確認されているAndroidや、簡単な設定で使えるiPhoneを買うと思います。
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SIMが届いたら必ずクリアしておきましょう。
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端末購入で20,000P進呈
さらに、端末セットで購入した方は最大20,000ポイントが進呈されます。
前章で解説した「誰でも5,000P進呈キャンペーン」とも併用可能なので、端末によっては最大25,000Pがもらえます。
<対象端末とポイント還元額>
ポイント 還元 | 実質価格 (税込) | |
---|---|---|
Xperia Ace | ¥25,000 | ¥4,800 |
Rakuten Hand | -¥5,000 | |
Rakuten BIG | ¥20,000 | ¥44,980 |
AQUOS sense3 lite | ¥5,981 | |
OPPO A5 2020 | ¥2,021 | |
OPPO Reno A | ¥18,800 | |
Galaxy S10 | ¥51,980 | |
Rakuten Mini | -¥1,300 | |
arrows RX | ¥0 |
※還元ポイントは誰でも5000P貰えるキャンペーン含む
※端末価格は税込
Rakuten Mini・arrows RXは再び実質0円以下で買えるようになりました。
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上記以外の端末のポイント進呈額は5,000Pのみです。
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既に200万回線は突破しているので、残り100万回線です。
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Rakuten WiFi Pocketが実質0円
楽天モバイルではモバイルルーターの「Rakuten WiFi Pocket」を発売しました。
通常価格は9,073円(税込9,980円)ですが、キャンペーンにより実質0円で購入できます。
- SIMとセットで購入:本体代金1円
- アンケート回答:楽天ポイント1P進呈
まず、SIMとセット契約なら本体代金が1円になります。
ポイント還元ではなく、本体価格の割引です。
さらに、お申し込み完了後に届くアンケートに答えると、楽天ポイントが1P進呈されます。
両方を合わせて実質0円です。
本体の実質無料に加えSIMも1年間無料なので、モバイルルーターを使いたい方は1年間無料で使い倒せます。
ただし、SIMサイズは標準SIMなので注意してください。
詳細:Rakuten WiFi Pocket | 楽天モバイル
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以上、楽天モバイルで使えるZenFoneの解説でした。
ZenFoneは動作確認されていませんが、複雑な設定で使えるようです。
私のZenFone Live L1でも問題なく使えましたが、個人的には他の機種を使うのをおすすめします。
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