本記事では、LINEMOの4Gデータ通信の速度を毎月測定した結果を記載します。
格安SIMは通信速度が遅いのではと不安な方も多いですが、LINEMOは格安SIMでトップクラスの速い速度が出ています。
容量を使い切った後もミニプランは最大300kbps、スマホプランは最大1Mbpsで通信できます。
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LINEMOの速度の評価
速度はソフトバンクと同等に速い
実際に測定したLINEMOの4Gの速度をみると、どの時間帯も100Mbps以上出ています。
スマホの通信速度は3~5Mbpsもあればほとんど何でもできるので、LINEMOは十分すぎる速さです。
もちろん速度は地域や端末によって異なりますが、LINEMOの速度は安心の速さです。
ソフトバンクやドコモ・auとも変わりません。
ワイモバイル・UQモバイルやahamo・povo2.0などと並んで、格安SIMのなかではトップクラスの速度です。
LINEMOは昼が遅い?
LINEMOは昼も速いのが特徴です。
会社勤務の方が昼休みに入り一気に回線が混雑するため、他の格安SIMではお昼12時~13時に速度が急激に遅くなります。
1Mbps以下になり、通信制限がかかったような速度になる格安SIMも多いです。
しかし、LINEMOはお昼12時~13時も全く速度が落ちません。
昼でも100Mbps近い速度が出ています。
私自身もLINEMOを使っていますが、昼の時間帯に速度が遅いと思ったことは今まで一度もありません。
お昼も含めて一日中安心の速度です。
5Gの通信速度は?
LINEMOでは追加料金無しで5Gが使えます。
5G対応のスマホを使っている方は、日常でも5Gの表記になることが増えてきたのではないでしょうか。
5Gの下りの通信速度はエリアや端末によって異なりますが、理論上は4Gの10倍の速度が出ることになっています。(実際にはここまでの速度は出ません)
ただし、現時点でスマホの画面上で5Gの表記になっているからといって速度が速いわけではありません。
現在は4Gの設備を5Gに転用しているエリアが広く、5G本来の速度が出るエリアは狭いです。
また、5Gの本来の速度が出るエリア内にいても、5Gの速度が必要なコンテンツはないので意味はありません。
LINEMOは4Gの通信速度も十分速いので、動画を高画質で見る場合でも4Gと5Gでそれほど差はありません。
あと2年もするとだいぶ5Gが使えるようになると思いますが、もうしばらくは5Gを気にする必要はないでしょう。
スマホプランは制限時も1Mbps
LINEMOは速度制限時も速いのが特徴です。
LINEMOのスマホプラン(月20GB)を契約している方は、データ容量を使い切っても最大1Mbpsで通信できます。
最大1MbpsならSNSやWEBサイトの閲覧は少々遅くなる程度でできますし、Youtubeの視聴も360p画質なら快適です。
低速時の容量制限はなく、最大1Mbpsで使い放題なので、かなり活用の幅が広がりました。
ミニプランは最大300kbps
またミニプラン(月3GB)の速度制限時も最大300kbpsで使い放題です。
スマホプランの最大1Mbpsに比べると遅いですが、ソフトバンクは最大128kbpsという遅さなのでだいぶマシです。
300kbpsなら音楽ストリーミングやラジオ視聴も快適です。
ミニプランの最大300kbpsも容量制限なく使い放題です。
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直近3ヶ月の通信速度計測結果
本章では直近3ヶ月の平日の通信速度を計測した結果を記載しています。
- 計測アプリ:ドコモスピードテスト
- 端末:ZenFone 3
- 計測場所:東京23区内の住宅地
※計測ができなかった場合や明らかに異常値と思われる場合には空欄にしています
平日朝の速度
まずは直近3ヶ月の平日の朝方の速度です。
<2023年3月>
07:00 | 08:30 | 10:00 | |
---|---|---|---|
3/1(水) | 87.32 | 82.00 | 132.44 |
3/2(木) | 88.90 | 59.32 | 69.46 |
3/3(金) | 131.78 | 124.59 | 138.83 |
3/6(月) | 99.36 | 60.03 | 136.57 |
3/7(火) | 121.86 | 122.26 | 135.85 |
平均 | 105.84 | 89.64 | 122.63 |
LINEMOの朝の速度は速いです。
先月よりやや落ち着きましたが、平均で80~120Mbps、最も遅い日でも60Mbpsほど出ています。
スマホの通信速度は2~3Mbpsもあれば何でもできるので、これだけの速度であれば快適でしょう。
他の格安SIMでは通勤ラッシュと重なる8:30に速度が大きく落ちる場合がありますが、LINEMOは超高速です。
朝は常に快適に使えます。
<2023年2月>
07:00 | 08:30 | 10:00 | |
---|---|---|---|
2/20(月) | 105.78 | 117.02 | 140.87 |
2/21(火) | 92.99 | 119.78 | 130.55 |
2/22(水) | 134.08 | 114.05 | 96.76 |
2/23(木) | 143.79 | 140.22 | 117.93 |
2/24(金) | 64.56 | 68.58 | 86.30 |
平均 | 108.24 | 111.93 | 114.48 |
平日昼の速度
最も回線が混雑する平日のお昼の時間帯の計測結果は以下のとおりです。
<2023年3月>
11:30 | 12:00 | 12:30 | 13:00 | 13:30 | |
---|---|---|---|---|---|
3/1(水) | 133.16 | 121.95 | 125.31 | 136.54 | 127.57 |
3/2(木) | 104.80 | 94.09 | 89.66 | 99.99 | 100.24 |
3/3(金) | 135.51 | 110.67 | 143.26 | 145.26 | 90.33 |
3/6(月) | 123.58 | 58.49 | 136.60 | 85.53 | 143.11 |
3/7(火) | 127.22 | 128.83 | 128.98 | 118.56 | 106.00 |
平均 | 124.85 | 102.81 | 124.76 | 117.18 | 113.45 |
他の格安SIMは多くが12:30に1Mbpsを割り込みますが、LINEMOは昼の速度も快適です。
12:30でもほぼ100Mbps以上出ており、速度の低下どころかかなり速い速度が出ています。
回線の混雑の影響は全く受けていないようですね。
他のMVNOも遅くなるのは12時~13時の1時間程度ですが、お昼でも快適に使いたい方はLINEMOを選びましょう。
<2023年2月>
11:30 | 12:00 | 12:30 | 13:00 | 13:30 | |
---|---|---|---|---|---|
2/20(月) | 135.44 | 126.89 | 132.53 | 138.80 | 148.47 |
2/21(火) | 132.04 | 137.03 | 124.56 | 144.69 | 134.79 |
2/22(水) | 142.49 | 128.48 | 106.53 | 133.76 | 134.16 |
2/23(木) | 122.41 | 127.07 | 121.61 | 136.07 | 140.86 |
2/24(金) | 76.48 | 75.42 | 76.45 | 75.65 | 71.25 |
平均 | 121.77 | 118.98 | 112.34 | 125.79 | 125.91 |
平日夕方の速度
続いては平日のお昼すぎから夕方の速度です。
<2023年3月>
15:00 | 16:00 | 17:00 | |
---|---|---|---|
3/1(水) | 130.27 | 103.69 | 79.34 |
3/2(木) | 95.44 | 104.68 | 88.72 |
3/3(金) | 119.53 | 121.12 | 85.67 |
3/6(月) | 133.03 | 121.20 | 132.17 |
3/7(火) | 135.62 | 134.22 | 128.31 |
平均 | 122.78 | 116.98 | 102.84 |
LINEMOはこの時間も安定しています。
今月もほぼ100Mbps以上出ており、かなり快適ですね。
他の格安SIMは夕方の通勤ラッシュが始まる17時頃から速度が低下することがありますが、LINEMOは17時も速いです。
スマホの通信速度は2~3Mbpsもあれば高画質での動画視聴も快適なので、どの時間も十分すぎる速度が出ています。
LINEMOの通信速度はこの時間はもちろん、1日を通して全く問題ないでしょう。
<2023年2月>
15:00 | 16:00 | 17:00 | |
---|---|---|---|
2/20(月) | 141.86 | 140.13 | 141.41 |
2/21(火) | 141.46 | 131.56 | 125.33 |
2/22(水) | 139.43 | 116.95 | 134.99 |
2/23(木) | 60.11 | 68.72 | 67.63 |
2/24(金) | 61.68 | 69.19 | 70.11 |
平均 | 108.91 | 105.31 | 107.89 |
平日夜の速度
最後は平日の夜です。
<2023年3月>
18:00 | 20:00 | 22:00 | 24:00 | |
---|---|---|---|---|
3/1(水) | 125.05 | 105.91 | 133.58 | 103.65 |
3/2(木) | 136.82 | 95.25 | 110.76 | 118.22 |
3/3(金) | 132.31 | 104.50 | 99.69 | 107.23 |
3/6(月) | 75.29 | 121.43 | 100.31 | 94.09 |
3/7(火) | 113.73 | 60.73 | 112.24 | 110.77 |
平均 | 116.64 | 97.56 | 111.32 | 106.79 |
この時間帯で最も回線が混雑する18~20時も含め、LINEMOはずっと速いです。
ほとんどの日で100Mbps以上出ており、他の時間と同等の速度が出ています。
他の格安SIMでは金曜日や祝前日に速度が低下することが多いのですが、LINEMOはほとんど変動していません。
回線の混雑の影響はほとんど受けていないようです。
全体を振り返ると、LINEMOは一日中快適で速いです。
回線が混雑するお昼や夕方でも常時100Mbps近く出ており、速度も安定しています。
私の自宅ではソフトバンク回線の速度が出やすい傾向にあり、測定場所によってはここまで速くない場合もありますが、それでも一日中快適でしょう。
通信速度にこだわる方はLINEMOか、同じくらい速度が速いワイモバイル・ahamo・povo2.0・UQモバイルを選びましょう。
<2023年2月>
18:00 | 20:00 | 22:00 | 24:00 | |
---|---|---|---|---|
2/20(月) | 111.39 | 112.90 | 115.37 | 114.98 |
2/21(火) | 110.21 | 94.89 | 123.14 | 135.76 |
2/22(水) | 96.20 | 123.54 | 119.74 | 118.20 |
2/23(木) | 56.66 | 57.30 | 60.09 | 58.81 |
2/24(金) | 48.35 | 74.45 | 53.08 | 64.57 |
平均 | 84.56 | 92.62 | 94.28 | 98.46 |
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LINEMOの速度比較と遅い原因・対処法
LINEMOと他のスマホキャリアの速度を比較すると、大まかには以下の通りです。
- 他MVNOと比較:LINEMOが速い
- ワイモバイルと比較:どちらも速い
- ソフトバンクと比較:どちらも速い
他MVNOとLINEMOの速度比較
私は他の格安SIMの速度も毎月計測していますが、LINEMOの通信速度は他のMVNOよりも断然速いです。
他の格安SIM・MVNOは通常時が10~20Mbps、お昼は1Mbps前後といったところです。
通常時はそれほど差はありませんが、お昼や夕方は回線混雑の影響を受けないLINEMOの速度が圧倒的です。
LINEMOは1日で最も回線が混雑する12:30でも100Mbps近い速度が出ていますので、格安SIMの中では圧倒的な速度です。
速度にこだわる方はLINEMOを選びましょう。
ワイモバイルとLINEMOの速度比較
LINEMOの契約を検討される方は、ワイモバイルと悩まれる方が多いです。
ワイモバイルの速度も快適です。
例えば、同条件で計測したワイモバイルのお昼の速度は以下のとおりです。
<2023年3月>
11:30 | 12:00 | 12:30 | 13:00 | 13:30 | |
---|---|---|---|---|---|
3/1(水) | 262.93 | 195.34 | 168.07 | 179.94 | 262.54 |
3/2(木) | 146.56 | 137.74 | 128.16 | 141.17 | 122.58 |
3/3(金) | 182.43 | 155.89 | 173.86 | 170.06 | 152.91 |
3/6(月) | 185.11 | 84.92 | 169.72 | 127.96 | 137.79 |
3/7(火) | 94.57 | 73.92 | 156.13 | 131.52 | 86.73 |
平均 | 174.32 | 129.56 | 159.19 | 150.13 | 152.51 |
LINEMOと同様、ワイモバイルも十分な速度が出ています。
どの時間帯も非常に安定しているのが特徴ですね。
LINEMOとワイモバイルはどちらが速いですか?と聞かれることが多いですが、スマホの速度は10Mbps以上であれば差はほとんど感じられません。
私の計測ではLINEMOもワイモバイルもほとんど100Mbps以上の速度が出ており、差は感じないでしょう。
LINEMOもワイモバイルもどちらも速いです。
通信速度を気にされる方は、LINEMO・ワイモバイルやahamo・povo2.0・UQモバイルがおすすめです。
ワイモバイルの特徴やデメリット・注意点はこちらにまとめています。
ソフトバンクとLINEMOの速度比較
LINEMOはソフトバンクの回線の一部を借りて運営するMVNOではなく、ソフトバンクのプランの一つです。
ソフトバンクと同じ回線を使っているので、LINEMOとソフトバンクの通信速度は基本的に同じです。
速度面での差はなく、ソフトバンクとLINEMOはどちらも速いです。
5Gのエリアも同じなので、基本的には同じ速度が出ると思ってよいでしょう。
ソフトバンクにするかLINEMOにするか悩んでいる方は、速度以外の差を理解しましょう。
特に料金面では大きな差がありるので、月のデータ使用量が20GB以下ならLINEMOが断然おすすめです。
一方、LINEMOは3GBと20GBのプランしかないので、3GB以上20GB以下ならワイモバイル、20GB以上ならahamoや楽天モバイルもおすすめです。
端末によって速度は異なる
これまで解説したとおり、LINEMOの速度はかなり速いです。
ただ、さらに速度にこだわる方は使う端末も見直しましょう。
LINEMOを含め、スマホの通信速度は使う端末によって異なります。
速度にこだわる方は「キャリアアグリゲーション」「4×4 MIMO」「256QAM」という通信速度を速める機能に対応している機種を選びましょう。
これらの機種を使うと、通信速度は速くなります。
iPhoneも古いものでなければこれらの速度を速める機能に対応しています。
特にこれらの機能はソフトバンクから発売された高性能機種に多いので、速度にこだわる方は「キャリアアグリゲーション」「4×4 MIMO」や「256QAM」に対応しているソフトバンクスマホを探してみるのも良いでしょう。
SIMロック解除してあればほとんどのスマホがLINEMOで使えます。
ただ、これらの3機能を搭載していない機種で測定してもLINEMOの速度は十分速いです。
お昼12:30でも100Mbps以上出ていて速いので、通常の使い方ならあまり気にする必要はありません。
速度が遅い/遅くなった時の原因
これまで解説したとおり、シムラボの測定ではLINEMOの速度は速いです。
ただし、SNSなどでは遅いとの口コミもあります。
遅いなと感じる場合は以下を確認しましょう。
データ容量が残っているか?
まず、速度制限がかかっていないか確認しましょう。
LINEMOで速度制限がかかるのは容量を使い切った場合のみです。
マイページから残容量を確認し、残容量がなければチャージしましょう。
LINEMOでは容量を使い切る以外に速度制限がかかることはありません。
低速モードもありませんし3日間の使用量による制限もないので、容量が残っているのに遅い場合は別の原因が考えられます。
混雑しているエリアではないか?
通勤時間帯の電車内・駅や地下鉄などは速度が遅くなる場合があります。
これは格安SIMが昼に遅くなる原因とは異なり、基地局に一度にたくさんのアクセスが集中し、処理しきれなくなって遅くなっています。
私も電車内でよくスマホを使いますが、朝夕の通勤時間帯にターミナル駅に近づくと速度が遅くなったり、データ通信ができなくなります。
これはどうすることもできません。
LINEMOが遅いときはソフトバンクやワイモバイルも遅くなっています。
ドコモ回線やau回線に乗り換えれば改善するかもしれませんが、状況がより悪化する可能性もあります。
LINEMOは夜が遅い?
LINEMOの速度に関する口コミを見ると「LINEMOは夜に遅い」という書き込みをたまに見かけます。
しかし、シムラボの測定では夜も全く遅くならず、かなり速いです。
他の格安SIM(MVNO)では夕方の帰宅ラッシュの時間帯に回線が混雑し速度が遅くなるキャリアもありますが、LINEMOは一度も遅くなったことがありません。
他の測定サイトの結果を見てもそのような傾向を見たことがないので、LINEMOは夜も安心してよいでしょう。
ただし、前章で解説したとおり電車の中・駅などでは速度が遅くなったり繋がらなかったりする場合があります。
これはLINEMOの問題というより基地局の問題で、同時接続するが多すぎて繋がりにくくなる場合があります。
この場合はLINEMOだけでなくソフトバンクやワイモバイルもつながりにくくなっているはずです。
これはどうすることもできないため、しばらく待つしかありません。
速度が遅い場合の解消法
機内モードをON→OFFにする
容量が残っているのに速度が遅い場合、一度機内モードをON→OFFにしてみましょう。
機内モードをONにすることで現在掴んでいる電波を手放し、OFFにすると再度電波をつかみに行きます。
その際、より強く安定した電波をつかむことができれば速度は改善するかもしれません。
電車で移動中に遅い場合は次の駅に着いたときに機内モードをON→OFFにすることで解消する可能性もあります。
機種変更する
古いスマホを使っている場合は新しいスマホに機種変更することで速度が改善する場合もあります。
スマホによっては「キャリアアグリゲーション」「4×4 MIMO」「256QAM」などの速度を速くする機能をもった機種もあり、できるだけ最大速度が速い端末を使えばいくぶん改善するかもしれません。
(改善しない場合もあるので何とも言えませんが…)
端末でも最大速度が異なるので、端末メーカーの公式サイトのスペック表を確認してください。
また、LINEMOで動作確認された端末でも、他社で発売されたスマホよりソフトバンクやワイモバイルで発売されたスマホの方が速度が速いです。
同じ端末でもソフトバンク・ワイモバイルで販売された機種ならソフトバンク回線に最適化されているため、わずかですが速度が速くなる場合もあります。
わざわざ機種変更する必要はないと思いますが、次回機種変更の際は確認してみてください。
ただし、端末変更による速度改善の幅はそれほど大きくありません。
どうしても速度が遅い場合は使用エリアとソフトバンク回線の相性が悪いので、ドコモ回線・au回線や楽天モバイルの回線への乗り換えも検討しましょう。
ahamo・povo2.0・UQモバイルなどの速度も快適です。
LINEMOの速度制限/低速モード
ここからは、LINEMOの速度制限や低速モードについて解説していきます。
通信制限時の速度
LINEMOで毎月の容量を使い切ると速度制限がかかります。
速度制限時の最大速度はプランによって異なります。
- ミニプラン(3GB):最大300Kbps
- スマホプラン(20GB):最大1Mbps
月3GBのミニプランは最大300kbpsです。
300kbpsなら格安SIMでも速いほうで、音楽ストリーミングやラジオ視聴などは問題なくできます。
月20GBのスマホプランは容量を使い切っても最大1Mbpsで通信できます。
最大1Mbpsだと、SNSやWEB閲覧など大抵のことは問題なくできるでしょう。
Youtubeも360p画質程度なら問題なく視聴できます。
速度制限がかかる場合
LINEMOで速度制限がかかるのは容量を使い切った場合のみです。
例えばミニプラン(3GB)を契約している方は、1ヵ月の間に3GB以上使用してしまうと、通信制限がかかります。
ほとんどはこのパターンです。
他社によくある「3日間の使用量による制限」はLINEMOにありません。
最大1Mbpsでできること
前章の通り、スマホプラン(月20GB)を契約している方は、容量を使い切ると最大1Mbpsで使い放題になります。
そもそも1Mbpsとはどれくらいの速度でしょうか?
一般的には以下のように言われています。
- WEBサイト表示:快適
- 音楽ストリーミング:快適
- LINE・メール送受信:快適
- Youtube:480p程度まで視聴可能
- Twitter:画像の表示がやや遅延
- Instagram:やや遅延
動画・Youtubeは視聴できる?
最も気になるのが動画の視聴です。
シムラボでも同じ1Mbps制限のワイモバイルで検証しましたが、結論から言うと「360p画質なら快適、480p画質にすると頻繁に止まって視聴できない」状態でした。
- 360p画質:止まらずに快適に視聴可
- 480p画質:30秒に1回くらい止まる
詳細:シムラボTwitter
一般的に「1Mbpsだと480p画質まで」と言われることが多いですが、私の計測では480pだと頻繁に止まってしまって快適に視聴できませんでした。
といっても、スマホなら360p画質で十分です。
タブレットやテザリングしてPCで見る場合などには画像が粗くなる可能性はありますが、スマホなら360pで問題ないでしょう。
Twitterは問題なし
Twitterはほとんど問題なく快適に閲覧できました。
たまに画像の表示が遅れるものの、普通にタイムラインをスクロールしながら読む場合にはほとんど支障はありませんでした。
ただし、高速でスクロールした場合には読み込みがやや遅れました。
また、タイムラインに画像がたくさんある場合や動画の自動再生をONにしている場合にも遅れるかもしれません。
とはいえ、ほとんどの場合は問題なく閲覧できるでしょう。
インスタグラムも問題なし
Instagramの閲覧もほとんど問題がありませんでした。
タイムラインを普通に見る場合は画像もすぐに表示されましたし、ストーリーも問題なく視聴できました。
Instagramはほとんど画像と動画なので影響が大きいと思っていましたが、意外に快適でしたね。
ただし、検索画面はスマホ画面がほぼ画像と動画で埋まるので、画像の表示はかなり遅くなりました。
また、タイムラインに動画が多い場合や、高速でスクロールした場合も遅延が発生するかもしれません。
WEBサイトはやや注意
WEBサイトの閲覧は注意が必要です。
Yahoo!のトップページなどは概ね問題なく表示されましたが、他のサイトでは表示が遅れ、画像がゆっくり上から表示される場合も多かったです。
WEBサイトに使われている画像の量やサイズによるのだと思いますが、すぐに表示されないサイトが多かったです。
ネットサーフィンにはあまり向かないかもしれません。
PCでテザリングは?
PCでテザリングした場合、WEBサイトの閲覧はなんとかできるかな…というレベルでした。
サイトによって、すぐ表示される場合と画像が上から少しずつしか表示されずイライラしてしまう場合に分かれました。
ただ、大きな画像がなければある程度は問題ないかなというイメージです。
Youtubeはスマホでみた場合と同じく、360pなら問題なく視聴でき、480pだと頻繁に止まりました。
360pの場合、画像はスマホで観るよりは粗いですが、私はそこまで気にならなかったかなと思います。
ドラマや映画などはきれいな画質で見たほうが良いですが、音声中心の動画は360pでも問題ないでしょう。
最大300kbpsでできること
LINEMOでミニプラン(月3GB)を契約している方は容量を使い切ると最大300kbpsで使い放題になります。
では、300kbpsはどれくらいの速度でしょうか?
300kbpsだとLINE・メールのやりとり・音楽ストリーミングは快適です。
SNSも文字の表示は問題ないですが、画像や動画の表示や遅れます。
Youtubeも低画質(144pや240p)ならなんとか視聴できるでしょう。
- LINE・メールのやり取り
- 音楽ストリーミング
- ラジオ視聴
- Youtube(低画質)
一方、PCにつないでのテザリングはかなり苦しいです。
また、480p以上での動画の視聴やWEBサイトの閲覧も遅延します。
- WEBサイト視聴
- SNSでの画像・動画表示
- Youtubeなどの動画視聴
- PCテザリング
スマホプランの最大1Mbpsはかなり活用できますが、ミニプランの最大300kbpsはあくまでおまけとして認識しておきましょう。
LINEMOに3日制限はなし
au回線を使った格安SIMでは、3日間で6GB以上使うと速度制限がかかる場合があります。
しかし、LINEMOにはこの3日間の使用量による速度制限はありません。
ただし、公式サイトには「一定期間に大量の通信をご利用される一部のお客さまに対して、通信速度の制御を実施する場合があります」と記載されています。
特にスマホプラン契約者が速度制限時に容量を使いすぎると制限が掛かる可能性もないわけではないので注意してください。
速度制限の解除方法
速度制限がかかった場合、データ容量をチャージ(追加購入)することで制限を解除できます。
追加容量は550円/1GBです。
ワイモバイルは550円/500MB、ソフトバンクは0.5GBで605円・1GBで1,100円なのでLINEMOの方が安いですね。
LINEMOに低速モードはない
LINEMOには速度切り替え機能(低速モード・節約モード)はありません。
他の格安SIMキャリアには、通信速度を高速⇔低速に切り替えられるサービスがあります。
低速通信に切り替えると、速度は制限されるかわりにデータ容量は消費されない、という仕組みです。
このデータ通信速度の切り替え機能が必要な方は「UQモバイル」がおすすめです。
特にUQモバイルのプランM・Lは節約モードON時も最大1Mbpsで通信できます。
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以上、LINEMOのデータ通信速度の解説でした。
本文中で解説したとおり、LINEMOの通信速度は他の格安SIMキャリアに比べて圧倒的に速いことが多いです。
私も都内で使用していますが、混雑するお昼も含めて全く不満がありません。
LINEMOは契約手数料も無料で、ミニプランもスマホプランも常時お得なキャンペーンを実施しています。
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