本記事ではIIJmioからMNP転出する手順と注意点を解説します。
MNP予約番号の発行方法や有効期限に注意してください。
また、あわせておすすめの転出先キャリアも記載しています。
IIJmioからMNP転出する手順
IIJmioの音声SIMからMNP転出するためには、以下の手順が必要です。
- MNP予約番号を発行
- 転出先で契約手続き
- SIM到着・回線切り替え
- APN設定
- SIM返却
これから、上記の手順について解説していきます。
MNP予約番号を発行
IIJmioからMNP転出する際、まずはIIJmio「MNP予約番号」を発行してもららいましょう。
MNP予約番号とは、番号そのままでIIJmioから他社に転出する場合の引き継ぎ番号のようなものです。
MNP予約番号はマイページから発行します。
店舗や電話は発行できません。
マイページ:MNP予約番号発行 | IIJmio
マイページですぐにMNP予約番号が表示されるわけではありません。
後日別途メールで送られてきます。
メールが送られてくるのは最も遅い場合で4日後になる場合があるので注意してください。
(後ほど解説)
転出先で契約手続き
MNP予約番号を発行した後は、転出先のスマホキャリアで契約手続きをします。
ただし、予約番号には有効期限があり、発行後15日以内に転出を完了しなければなりません。
そのため、各スマホキャリアでは手続きに「期限の残りが○日以上」「発行から○日以内」といった制限があります。
- ワイモバイル:発行から2日以内
- UQモバイル:発行から2日以内
- OCNモバイル:期限まで12日以上
IIJmioで予約番号を発行した後は、すぐに手続きをしましょう。
なお、各キャリアの店舗カウンターで転入手続きする場合はほとんどの場合で即日開通しますので、この限りではありません。
SIM到着・回線切り替え
転出先のキャリアで契約を終えSIMカードが届いたら、回線切り替え手続きが必要です。
回線切り替えの方法はマイページ・電話など、各キャリアによって異なります。
回線を切り替えるまではIIJmioのSIMカードが使えます。
回線切替が完了すると回線が新しいキャリアに切り替わり、IIJmioは正式に解約されます。
APN設定
MNP転出後もIIJmioで使っていた端末をそのまま使う場合には、端末のAPN設定が必要です。
APN設定(プロファイルのインストール)とは、手持ちのスマホで新しいキャリアのデータ通信をするための設定です。
iPhoneとAndroidでやり方が異なりますので、こちらも転出先のキャリアの公式サイトを確認してください。
SIMカード返却
APN設定を終えると手持ちのスマホでデータ通信や通話ができるようになります。
これまで使っていたIIJmioのSIMカードは返却が必要です。
SIMカードの返却先は以下の通りです。
東京団地倉庫A-2 棟 住友倉庫内
IIJ モバイル 解約受付センター
TEL:0570-09-4400
返却の送料は各自負担が必要です。
MNP転出時の補足・注意点
予約番号発行にかかる日数
IIJmioはマイページからMNP予約番号の発行を申請しますが、予約番号はのちほどメールで送られてきます。
その場で表示されるわけではありません。
MNP予約番号が発行されるのは最短で翌日・最も遅い場合で4日後です。
多くの場合は翌日に発行されるようですが、最大で4日かかる可能性もあります。
月末に転出する場合は月をまたぐと大変ですので、余裕を持って予約番号の発行手続きをしましょう。
MNP予約番号の有効期限
繰り返しになりますが、IIJmioで発行したMNP予約番号には15日間の有効期限があります。
15日間以内に他社へのMNP転出を完了させなければ、MNP予約番号は失効し、再発行が必要になります。
そのため、各スマホキャリアではWEBでの手続きに「期限の残りが○日以上」「発行から○日以内」といった制限があります。
- ワイモバイル:発行から2日以内
- UQモバイル:発行から2日以内
- LINEモバイル:期限まで10日以上
たとえばワイモバイルやUQモバイルは発行から2日以内でないとオンラインで契約手続きができません。
IIJmioで予約番号を発行した後は、すぐに手続きをしましょう。
ただし、各キャリアの店舗カウンターで転入手続きする場合はほとんどの場合で即日開通しますので、この限りではありません。
MNP予約番号のキャンセル不可
MNP予約番号の発行をマイページから申請すると、キャンセルはできません。
また、MNP予約番号が有効な期間中に別のMNP予約番号の発行もできません。
予約番号の再発行は、前の予約番号の有効期限が切れて数日後に可能になります。
前章に書いたとおり、乗り換え先にはWEBで転入する際に「予約番号の期限が残り○日以上」といった条件があるため、それを過ぎると有効期限が切れて再発行が可能になるまで待つしかありません。
その間に月をまたぐ可能性がありますので、発行タイミングは転出手続きの直前にしましょう。
万が一WEBで転出手続きができなくなったら、再発行まで待つか店舗に行くしかありません。
MNP予約番号の再発行
MNP予約番号は、15日の有効期限内に乗り換えが完了しない場合に失効します。
失効した後は再発行が可能です。
ただし、有効期限切れ直後には発行できず、期限切れから再発行が可能になるまで2~3日かかる可能性があります。
また、発行したMNP予約番号の有効期限内に他のMNP予約番号を再発行することはできません。
一度発行すると執行まではキャンセルも追加発行もできませんので、失効するまで待つしかありません。
実際の解約は回線切り替え時
IIJmioから他社にMNP転出する際、IIJmioの契約が終了になるのは新しいキャリアの回線が開通したタイミングです。
転出先の回線が開通(回線切り替え)するまでは、IIJmioの契約で電話やデータ通信ができます。
よって、回線切り替えのタイミングが月をまたぐと、IIJmioの料金は翌月分もかかってしまいます。
解約月は日割にならず全額請求されますので、まるまる一か月分かかる点に注意してください。
MNP転出手数料は無料
IIJmioから他社にMNP転出する場合、MNP転出手数料は無料です。
以前は3,300円のMNP転出手数料がかかっていましたが、2021年4月から無料になりました。
最低利用期間/違約金に注意
IIJmioの新料金プラン「ギガプラン」に最低利用期間・違約金はありません。
しかし、旧プラン(ミニマムスタート・ライトスタート・ファミリーシェアプラン)には最低利用期間・違約金が設定されています。
最低利用期間自体は利用開始月の翌月までですが、利用開始月の翌月を1ヶ月目とした12ヶ月目の月末までにMNP転出すると違約金が発生します。
2019年10月以降に契約した方の違約金は一律1,000円です。
音声SIMを契約中の方はできる限り最低利用期間終了後に乗り換えましょう。
月途中の転出でも日割りなし
月の途中にIIJmioからMNP転出しても、転出月の月額料金やオプション料金は全額請求されます。
日割り計算にはなりません。
お得な転出タイミング
IIJmioから他社に乗り換える際、お得な転出タイミングは乗り換え先のキャリアによって異なります。
まず、IIJmioはいつ乗り換えても解約月の料金は全額請求されますので、いつ乗り換えても構いません。
一方、乗り換え先のキャリア多くが日割り計算か初月無料かのどちらかです。
日割り計算の場合、できるだけ初月の契約日数を減らすほうがお得なので、月末に乗り換えるのがお得です。
ただし、あまりに月末ギリギリを狙いすぎると翌月にずれ込む可能性がありますので、余裕を持って手続きしてください。
初月無料の場合、乗り換えは月末でも月初でもお得度は変わりません。
また、乗り換え先のキャンペーン情報も必ず確認しましょう。
転出後はSIM返却が必要
IIJmioから他社にMNP転出した後は、IIJmioのSIMカードの返却が必要です。
SIMカードの返却先は以下の通りです。
東京団地倉庫A-2 棟 住友倉庫内
IIJ モバイル 解約受付センター
TEL:0570-09-4400
返却の送料は各自負担が必要です。
SIMを返却しないと弁償?
IIJmioではSIMカードの返却が必要ですが、返却をしなくても罰金などはありません。
端末の残債は分割払い継続
IIJmioでスマホ端末を24回払いで購入し24回払い終える前にMNP転出した場合も、24回の端末代金支払いは継続します。
24回終えるまではクレジットカードによる引き落としが続きます。
なお、マイページからの手続きで残債の一括返済も可能です。
おすすめのMNP転出先は?
現在、IIJmioから他の格安SIMにMNP転出しようとされている方もおられるかもしれません。
私がおすすめするおすすめの格安SIMキャリアは以下の4社です。
- 一番おすすめ:UQモバイル
- 間違いない:ワイモバイル
- Dプランから:OCNモバイル
- 動画見放題:BIGLOBEモバイル
UQモバイル
まず紹介するのはUQモバイルです。
格安SIMなら一番おすすめのキャリアですね。
次に紹介するワイモバイルと並んで、通信速度は格安SIMの中で圧倒的に速いです。
特にIIJmioでau回線を契約中の方は、UQモバイルならスマホがそのまま使えます。
- 格安SIMトップクラスに速度が速い
- 2021年2月に大幅値下げ
- プランM/Lは低速時も最大1Mbps
- 余ったデータは繰り越し可能
- 節約モードで容量使い放題
- 店舗もそこそこある
- 3~15GBの間のプランがない
- 3日間6GBの容量制限あり
料金はIIJmioよりやや高いですが、快適な通信速度と店舗がある点がメリットです。
UQモバイルとワイモバイルで悩む方が多いですが、ワイモバイルと違って余ったデータの繰越もできますし、低速モードに切り替えればデータ通信速度が消費されません。
また、プランM・Lなら容量を使い切った後だけでなく、節約モードON時でも最大1Mbpsで通信できます。
ただし、留守電/キャリアメールが有料、シェアSIMの仕組みがないなどのデメリットもあります。
基本的に格安SIMでどれにしようか迷っている方はUQモバイルかワイモバイルを選ぶのがおすすめです。
UQモバイルには公式サイト限定のキャッシュバックもあるのでぜひ利用してください。
▼通信速度がかなり速い▼
▼WEB限定キャッシュバック▼
ワイモバイル
続いて紹介するのはワイモバイルです。
ワイモバイルはUQモバイルと並んで格安SIMではダントツで通信速度が速く、お昼でも通信速度が落ちないのがメリットです。
全国に店舗があるのも大きなメリットですね。
- 2021年2月に料金値下げ
- さらに家族割・おうち割適用可
- 格安SIMトップクラスに速度が速い
- プランM/Lは制限時も最大1Mbps
- 店舗数は格安SIM最多
- データ繰越不可
- 低速モードなし
- 3~15GBの間のプランが無い
UQモバイルと並んで、私が最もおすすめする格安SIMキャリアでもあります。
私自身もワイモバイルをメインで契約しています。
プランM・Lなら容量を使い切っても最大1Mbpsで通信できます。
1Mbpsなら480p程度の画質ならYoutubeも見放題です。
ただし、UQモバイルと同じく3~15GBの間のプランがありません。
また、データ繰越ができないのが最大のデメリットですね。
一方、店舗の数は格安SIMで最多なので、サポート体制が充実しているのは大きなメリットです。
▼ワイモバイルの詳細を確認▼
OCNモバイルONE
続いて紹介するのはOCNモバイルONEです。
IIJmioのタイプD(ドコモ回線)を契約中の方におすすめです。
2019年11月に開始した新コースは2021年に入っても非常に速く、お昼でも5~10Mbps出ています。
2021年4月に料金も値下げされたので、ドコモ回線を使った格安SIMの中では一番おすすめのキャリアです。
OCNモバイルONEはドコモ回線を使っているため、IIJmioのDプラン(ドコモ回線)を契約中の方はスマホがそのまま使えます。
SIMロック解除も不要です。
- ドコモ回線で一番おすすめ
- お昼でも速度が速い
- 音声1GBが770円、3GBが990円
- スマホ価格がかなり安い
- 音楽は誰でも聴き放題
- 選べるのはドコモ回線のみ
料金も非常に安く、音声1GBは月770円、音声3GBは990円です。
ワイモバイル・UQモバイルは3~15GBの間のプランがないので、月に使う容量が3~10GBの方はOCNモバイルONEがおすすめです。
また、スマホの端末価格もMVNOで最安値ですし、MNPで契約すればさらに割引になります。
OCNモバイルに乗り換える場合はスマホセットで契約するのがお得です。
▼ドコモ回線契約者におすすめ▼
BIGLOBEモバイル
最後に紹介するのはBIGLOBEモバイルです。
BIGLOBEモバイルはIIJmioと同じドコモ回線・au回線が選べます。
同じ回線を選べばスマホはそのまま使えるのが安心ですね。
特にドコモ回線の速度はかなり速いです。
au回線もお昼を除けばかなり快適です。
BIGLOBEモバイルは料金プランもシンプルで安く、キャンペーンが豪華なことが魅力です。
また、Youtubeなどの動画・音楽がカウントフリーになる「エンタメフリー」が非常に人気です。
- ドコモ・au回線が選べる
- どちらの回線も通信速度が快適
- 2021年春に値下げ
- 料金がシンプル
- エンタメフリーも選べる
- お昼は速度が落ちる
au回線はお昼は通信速度が落ちますが、それでもIIJmioより速いです。
▼ドコモ/au回線が選べる▼
IIJmioからMNP転出まとめ
以上、IIJmioからMNP転出する手順や転出手数料、MNP予約番号の解説でした。
本記事をよく読み、損をしないようにMNP転出しましょう。
IIJmioからMNP転出する場合は本記事で紹介した4社なら通信速度は非常に快適です。
ぜひMNP転出で快適な格安SIMライフを過ごしてください!
▼快適な速度と全国に店舗あり▼
▼通信速度は非常に快適▼
▼WEB限定キャッシュバック中▼
▼ドコモ回線契約者ならここ▼
▼動画見放題のエンタメフリー▼