本記事ではUQモバイルで持ち込み機種に自分で機種変更する手順を解説します。
機種変更は店舗や公式ストアでもできますが、自分でスマホを持ち込んで機種変更も可能です。
手順や注意点を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください!
自分で持ち込み機種に機種変更
自分で機種変更も可能
UQモバイルを既に契約している方は取り扱い端末にも機種変更できますが、自分で機種変更も可能です。
持ち込みの端末に、UQモバイルのSIMカードを差し替えることで機種変更できます。
大まかな手順は以下の通りです。
- スマホ本体を準備
- SIMを差し替え
- APN設定
- データ移行
簡単に言えば、機種変更したいスマホを用意し、現在の端末からSIMを差し替えてAPN設定するだけです。
スマホが使えるか確認
まずは、新しいスマホがUQモバイルで使えるか確認しましょう。
事前に必ず動作確認端末一覧を確認してください。
iPhoneは、SIMフリー版またはSIMロック解除済みのiPhone6S・初代SE以降の機種が使えます。
UQモバイル版のiPhoneと、auで買ったiPhone8・iPhoneX以降のiPhoneはSIMロックがかかったままでも使えます。
AndroidはSIMフリーまたはSIMロック解除済でも使えない機種が多いです。
動作確認端末一覧を必ず確認してください。
なお、動作確認端末一覧を見ると対応エリアが△になっている機種があります。
この機種はUQモバイルが使う一部の周波数に対応していないため、使わないほうが良いです。
ドコモ・ソフトバンク・ワイモバイルのAndroidスマホに多いですね。
SIM差し替え
動作確認端末一覧を確認した上で端末を用意したあとには、今の端末からSIMカードを抜き、新しい端末に差し替えます。
SIMピンを使ってSIMスロットを開き、SIMカードを差し替えてください。
SIMカードを抜くと元の端末で音声通話はできなくなりますが、Wi-Fiに接続していればこれまで通りデータ通信は可能ですし、アプリも使えます。
新しい端末へのデータ移行を終えるまでは、しばらくそのまま保管しておきましょう。
APN設定の手順
新しいスマホにSIMカードを差し替えたら、APN設定が必要です。
APN設定とは、UQモバイルの通話やデータ通信にスマホを接続するための設定です。
APN設定の手順はこちらを参考にしてください。
iPhone8・7・6Sや初代iPhone SEなど、APN設定が不要な端末もあります。
動作確認端末一覧で確認してください。
機種変更時のデータ移行
機種変更時のデータ移行も自分で作業が必要です。
iPhoneからiPhoneへの機種変更の場合は、新しい機種をセットアップする際に古い機種を隣においておくだけで移行できる「クイックスタート」が便利です。
AndroidからiPhoneへのデータ移行はこちらに詳しく記載されています。
詳細:AndroidからiPhoneへのデータ移行 | Apple
iPhone/AndroidからAndroidへのデータ移行は機種によって手順が異なります。
「(機種名) データ移行」などのワードでネット検索してみてください。
私が先日Pixel3からiPhone SE 第2世代にデータを移行した際には、「iOS に移行」というApple純正のアプリを使って移行ました。
ただし、全てのアプリが移行されるわけではないので、元の端末と見比べて確認しましょう。
また、アプリの再ログインが必要な場合もあります。
SIMのサイズ/種類に注意
自分で機種変更する際の最大の注意点はSIMのサイズ・種類です。
最近のスマホに挿して使えるSIMカードの種類はVo LTE対応マルチSIM(nano)です。
UQモバイルでは2019年10月以降はVoLTE対応マルチSIMのみしか発行できませんが、以前はVoLTEに非対応のmicro・nanoサイズのSIMカードが発行されていました。
現在の端末に挿入されているSIMがVoLTE非対応のmicro・nanoSIMの場合は、VoLTE用マルチSIMへ交換が必要です。
UQモバイルサポートセンターに連絡し、SIMカードの交換を申請しましょう。
その際、手数料3,300円がかかりますので注意してください。
問い合わせ先:UQモバイルサポートセンター
持ち込みのiPhoneに機種変更する
UQモバイルではiPhone12・iPhone11とiPhone SE 第2世代などを販売中ですが、アップルストアなどで買った他のiPhoneにも機種変更できます。
機種変更手順
すでにUQモバイルを契約中で他の機種を使っている方も、持ち込みのiPhoneに機種変更できます。
手順は以下のとおりです。
- iPhone本体を用意
- SIMを差し替え
- プロファイルのインストール
- データ移行
基本的には機種変更したいiPhoneを用意し、現在の端末からSIMを差し替えるだけです。
ただし機種によってはAPN設定が必要です。
SIMロック解除の要否
iPhoneはiPhone6S・iPhone SE(初代)以降なら使えます。
ただし、端末の購入元によってはSIMロック解除が必要です。
<SIMロック解除の要否>
使えるiPhone | |
---|---|
解除 不要 |
・SIMフリーのiPhone(AppleStore) ・UQモバイルのiPhone ・auのiPhone(iPhone8・X以降) |
解除が 必要 |
・ドコモ/ソフトバンク/ワイモバイルのiPhone ・auのiPhone(iPhone7以前) |
プロファイルインストール
iPhoneをUQモバイルで使う場合、機種によってプロファイルインストールが必要な場合があります。
<プロファイルインストール要否>
iPhone | インストール 要否 |
---|---|
6S・6S Plus SE(第1世代) 7・7 Plus 8・8 Plus SE(第2世代) 13シリーズ |
不要 |
X・XR XS・XS Max 11・11Pro・Max 12シリーズ |
必要 |
iPhone8・8 Plusまでの機種とiPhone SE 第2世代は、iOSが最新ならSIMを挿すだけで自動で接続されます。
念のため、Wi-Fiに接続した上で「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」をタップし、iOSを最新にしておきましょう。
一方、iPhone12・11などはSIMを差し替えただけでは接続できません。
Wi-Fiに接続してプロファイルのインストールが必要です。
<iPhoneのAPN設定手順>
- Wi-Fiに接続
- サファリでこちらをタップ
- 「許可」をタップ
- ホーム画面に戻り「設定」から「プロファイルがダウンロード済み」をタップ
APN設定のやり方はこちらに詳しく記載されています。
インストール終了後、しばらくすると画面右上が4Gに変わります。
変わらない場合は一度機内モードをON→OFFにすると良いでしょう。
機種変更時のデータ移行
iPhoneへのデータ移行は機種によって手順が異なります。
元の端末がiPhoneの方は、iPhoneをセットアップする際に元のiPhoneを隣においておくだけでデータ移行が完了するクイックスタートが便利です。
AndroidからiPhoneへのデータ移行はこちらに詳しく記載されています。
詳細:AndroidからiPhoneへのデータ移行 | Apple
私は「iOS に移行」というAppleの純正アプリを使って移行しました。
ただし、移行されないアプリもありますし、再ログインが必要なアプリもあるので注意してください。
SIMの種類に注意
機種変更時にはSIMカードの種類に注意が必要です。
現在UQモバイルでSIMを契約すると「VoLTE対応マルチSIM」が送られてきます。
しかし、以前はVoLTEに対応していないmicroSIM・nanoSIMも選べました。
このVoLTEに非対応のmicroSIM・nanoSIMはiPhoneでは使えません。
現在使っているSIMがVoLTEに非対応のmicroSIM・nanoSIMの方はSIMカードを交換してください。
自分で機種変更時の注意点
自分で機種変更時の手数料
自分で用意した機種に自分で機種変更する場合、手数料はかかりません。
UQモバイル店舗や公式ストアで新しい端末に機種変更する場合は3,300円の事務手数料がかかりますが、自分で機種変更する際にはかかりません。
ただし、UQモバイル公式オンラインストアは7,000円程度の割引が適用されます。
UQモバイル公式オンラインストアで取り扱っている機種を使いたい場合は、3300円の事務手数料を払っても安くなる場合があるので比較しましょう。
店舗で機種変更すると事務手数料がかかって端末割引も対象外なので、大変損です。
料金・プランは変わらない
自分で用意した端末に機種変更しても、契約しているプランや料金に変わりはありません。
これまで通りの契約内容で使い続けられます。
料金が上がったり解約されたりすることはありませんので安心してください。
繋がらない/4Gにならない場合
新しい機種にSIMを差し替えても繋がらない・4Gにならない場合、原因は主に以下のいずれかです。
- SIMロック解除していない
- 端末がUQモバイルに非対応
- SIMカードの種類が異なる
- APN設定していない
- 古いプロファイルが残っている
SIMロック解除していない
まず、他社で購入したスマホを使う場合はSIMロック解除が必要な場合があります。
ドコモ・ソフトバンク・ワイモバイルはほぼすべてのスマホがSIMロック解除しないと使えません。
auで買ったスマホもSIMロック解除が必要な場合があるので注意してください。
端末がUQモバイルに非対応
また、SIMロック解除したからといってすべての機種が使えるわけではありません。
必ず動作確認端末一覧を確認しましょう。
また、動作確認端末一覧で対応エリアが△になっている機種は、地域によって電波が繋がらなくなる可能性があるので使うのはおすすめしません。
SIMカードの種類が異なる
また、現在ほとんどの機種で使えるのはVoLTE対応のマルチSIMのみです。
黒いSIMカード(micro/nano)は使えない場合があるので、マイページから交換してもらってください。
APN設定していない
一番多いのがAPN設定(プロファイルインストール)していない場合です。
APN設定の手順はこちらを参考にしてください。
Androidの場合、各項目の入力ミスも多いので、アルファベットに間違いがないか確認しましょう。
また、iPhoneはプロファイルインストールが不要な機種もありますが、他社のプロファイルが残っていると繋がりません。
「設定」→「一般」→「プロファイル」にインストール済のプロファイルがないか確認してください。
機種を自分で用意する方法
UQモバイルで取り扱っている端末以外の機種を使いたい場合、主に以下の方法で端末を用意しましょう。
- Apple Storeで買う(iPhone)
- Amazon・楽天市場で買う
- 家電量販店で買う
- 中古スマホ店で買う
iPhoneはApple Storeで
iPhoneはApple Storeで買いましょう。
アップルストアなら端末のみを買えます。
店舗はもちろんWEBでも買えますので、近くにアップルストアがない場合でも安心です。
アップルストアで販売されるiPhoneはSIMフリーなので、UQモバイルでも問題なく使えます。
Amazon/楽天市場で買う
AndroidのSIMフリースマホはAmazonや楽天市場でも購入できます。
Amazonタイムセール祭りやサイバーマンデーでもよくセールになっていますし、楽天市場は高額のポイント還元が魅力です。
対象機種は少ないものの、楽天DEALセールは30~50%程度のポイントが還元されます。
ただし、「SIMフリーならUQモバイルで使える」というわけではありませんので、購入前には必ず動作確認端末一覧を確認してください。
家電量販店で買う
SIMフリースマホは家電量販店でも購入できます。
こちらも、購入前に必ず動作確認端末一覧を確認してください。
また、都市部の店舗では取り扱い端末も多く価格も安いですが、地方の店舗はかなり古い機種が高い価格で販売されています。
私の実家の近くの店舗もかなり古いスマホばかりでした。
東名阪などの都市部の店舗ならほとんど問題ないと思いますが、地方にお住まいの方は通販サイトで買うのがおすすめです。
中古スマホ店で買う
個人的におすすめなのは中古スマホ店で買う方法です。
イオシスやじゃんぱらなどの大手スマホ通販サイトでは、かなり多くの種類の端末が購入できます。
格安の中古はもちろん、新品同様の未使用品も購入できます。
私もよくイオシスで購入しています。
メルカリやラクマなどの個人間取引よりも安心なので、できるだけ安く購入したい方はイオシスやじゃんぱらも覗いてみましょう。
UQモバイルで使えるスマホ
UQモバイルで持ち込み機種を使う場合、事前にそのスマホがUQモバイルで使えるか確認が必要です。
必ず動作確認端末一覧を確認しましょう。
これから色々と解説していきますが、最終的には動作確認端末に記載の内容に従ってください。
動作確認端末一覧を必ず確認
自分で機種変更する際、端末が使えるか確認が必要です。
事前に必ず動作確認端末一覧を確認してください。
iPhoneは、SIMフリー版またはSIMロック解除済みのiPhone6S・初代SE以降の機種が使えます。
UQモバイル版のiPhoneと、auで買ったiPhone8・iPhoneX以降のiPhoneはSIMロックがかかったままでも使えます。
AndroidはSIMフリーまたはSIMロック解除済でも使えない機種が多いです。
動作確認端末一覧を必ず確認してください。
UQモバイルで使えるiPhone
6S・SE以降が使える
iPhoneは、iPhone6S・初代SE以降の機種であればUQモバイルに対応しています。
ただし、SIMロック解除が必要な場合があります。
<販売元別のSIMロック解除>
iPhone 購入元 |
SIMロック解除 要否 |
---|---|
SIMフリー (Apple Store) |
不要 |
UQモバイル | |
au | ~iPhone7:必要 iPhone8~:不要 |
ドコモ | 必要 |
ソフトバンク | |
ワイモバイル |
上記の通り、アップルストアで買ったSIMフリー端末や、UQモバイルで買ったiPhoneならSIMロック解除不要で使えます。
一方、ドコモ・ソフトバンクやワイモバイルで購入したiPhoneはSIMロック解除が必要です。
au版iPhone
auで販売されたiPhoneは複雑です。
iPhone7・7 Plusまでの機種は、SIMロック解除が必要です。
一方、iPhone8・iPhone X以降の機種はSIMロック解除不要で使えます。
<au版iPhoneのSIMロック解除>
iPhone | SIMロック解除 |
---|---|
6S・6S Plus ・SE・ 7・7 Plus |
必要 |
8・8 Plus・ X~ |
不要 |
動作確認端末を事前によく読んでから機種変更しましょう。
UQモバイルで使えるAndroid
iPhoneはSIMロック解除すればほとんどの端末が使えましたが、Androidは使える端末が限られます。
<Androidが使える条件>
Android 購入元 |
使える条件 |
---|---|
UQモバイル | なし(全て使える) |
au | ・2015年5月以降に発売 →2017年8月以前発売なら SIMロック解除必要 |
SIMフリー | ・SIMフリー/SIMロック解除済 ・auのバンドに対応 ・au VoLTEに対応 |
ドコモ | |
ソフトバンク |
UQモバイルのAndroid
UQモバイルで発売されたAndroidスマホは動作確認端末一覧に記載があれば問題なく使えます。
SIMロック解除も不要です。
auのAndroid
基本的にauで発売したAndroid端末は、2015年5月以降にauで発売された機種ならUQモバイルで使えます。
ただし、2017年8月以前にau発売されたスマホはSIMロック解除が必要です。
2017年8月以降に発売されたスマホはSIMロック解除無しで使えます。
<au版AndroidのSIMロック解除>
Android | SIMロック解除 |
---|---|
~2015年 5月 |
ー |
~2017年 7月末 |
必要 |
2017年 8月~ |
不要 |
発売年月日で判断せず、こちらも動作確認端末一覧を必ず確認しましょう。
SIMフリーのAndroid
SIMフリーのAndroid端末に機種変更する場合は、以下の2点を確認してください。
- UQのバンドに対応しているか
- au VoLTEに対応しているか
バンドとは、各キャリアごとに使用している電波の周波数です。
Android端末がUQモバイルのバンド(周波数)を掴める仕様でなければ、UQモバイルでは使えません。
UQモバイルのバンドは以下の通りです。
- FDD-LTE(4G)のB1・18・26
(18と26はどちらかのみでOK)
さらにau VoLTEに対応している必要があります。
このバンドとVo LTEに対応していないAndroid端末は、UQモバイルでは使えません。
こちらも必ず動作確認端末一覧を確認しましょう。
他社のAndroid
ドコモ・ソフトバンクやワイモバイルのAndroidスマホは、ほとんどUQモバイルでは使えません。
au回線のバンドやau VoLTEに対応していない機種がほとんどです。
動作確認端末を確認した上で記載があれば使えますが、よくわからない場合は使わないほうが無難でしょう。
なお、動作確認端末一覧を見るとエリアが△になっている機種があります。
ドコモ・ソフトバンク・ワイモバイルのAndroidスマホに多いです。
この機種は、UQモバイルが使う一部の周波数に対応していないため、使わないほうが良いです。
ただし、PixelシリーズやSHARP・HUAWEIの一部のスマホはSIMロック解除すればUQモバイルでも使えます。
UQモバイルは自分で機種変更できる!
以上、UQモバイルで持ち込み機種に自分で機種変更する手順の解説でした。
UQモバイルでは店舗・オンラインで機種変更できますが、持ち込み機種にも機種変更できます。
本記事を読み、お得に機種変更してください!
なお、取扱機種にUQモバイル公式ストアで機種変更すれば、他で買うよりお得な場合があります。
迷っている方は公式ストアで機種変更しましょう。
▼公式ストアがお得な場合も▼